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本名・顔出しでnoteをしている2つの理由

「なぜ本名・顔出しでnoteをやってるんですか?危なくないですか?」と知人に聞かれたことがある。

会社に身バレしてしまう、住所を特定されてしまうといった危険は確かにある。そして本名・顔出しで自分の想いを綴ると言うのは単純に恥ずかしい。そうした恥や危険も分かった上で全てオープンにしているのは2つ理由がある。

理由の1つ目は、noteがもし突然サービスを終了してしまったとしても、本名・顔出しと私の情報を多く出しておけば、私の文章を読みたいと思ってくださる方とまたつながれる可能性が高いからだ。

ブログを家に例えると、wixやwordpressといった自前WEBサイトのブログは「持ち家」、noteやアメブロといった会社が運営するサイトのブログを「賃貸」といえる。
自前の個人サイトは作るのが大変だしメンテナンスも自分でやらなければいけない。一方でnoteやアメブロは簡単な手続きで誰でもすぐ創作活動をすることができる。

しかしnoteやアメブロはある日突然閉鎖してしまうこともなきにしもあらずで、noteと同じ運営だったcakesが急にクローズしてしまったことを考えると、noteが永遠に続くという保証はないのが欠点だ。
その点、個人ブログの権限は一切本人の元にあるため突然クローズされることはない。
だからある日突然「出ていってください」と言われることのない個人ブログは持ち家、言われる可能性のあるSNS系ブログは賃貸と言ったりする。

以前、大好きでよく読んでいたブログが突然閉鎖してしまった時はとても悲しかった。それと同じように、せっかくこの広い広い世界で私の文章を見つけて下さった方とつながれたのに、noteがもし突然消えてしまったらもう会うことができないのは悲しい。

ただ私はnoteがどうなったとしてもこの世界のどこかできっと書き続けているので、もし読者さまが私の名前を覚えていて「小澤仁美 文章」で検索したら、きっとまた巡り合うことができるのではないか。。そんな想いから私は本名で活動をしている。

理由の2つ目は、私の周りにいる自分の名前で仕事をしている素敵な人たちは皆、本名・顔出しで活動しているので、それにあやかってしている。
人はいいなと思う人やサービスを、自分の周りの人にも教えたくなる生き物である。誰かに自分がいいと思うものを紹介する時、名前や顔を出している人の方が教えるのに抵抗がない。

名前も顔も出していない人だと、せっかく誰かがその人のことを紹介しようと思っても「あ、教えちゃって大丈夫かな・・」とちゅうちょしてしまったりする。このハードルをなるべく低くしておくことが、ご縁を広げるための一つの方法になる。

ちょっとピンとこない方もいるかもしれないが、自分の名前で仕事をしたことが一度でもある人なら、お客さんがお知り合いに自分を紹介してくださる「ご紹介」のありがたさがわかってもらえると思う。

私の元コーチは、住所を公開しているせいか贈り物がバンバン家に来るらしい。「変な人がきたらどうするの?」と聞いたことがあるが「その時はその時」と割り切っている。
私などは女性の一人暮らしのため、住所は実際の住居ではなくシェアオフィスからお借りした住所を、お仕事の時は公開するようにしている。

色々と書いたけれど、自分をオープンにするのは自分が傷つく可能性が高まる分、思ってもみないご縁が舞い込むということでもある。
メリットデメリットもあるけれど、きっと私は全部を味わいたくてこの世に来た気がするので、今後も当分本名・顔出しで活動する予定である。


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