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『FAITH: The Unholy Trinity』クリア感想

いっぱい死んだ。

以前一度クリアしてたんだけど、この度日本語MODが配信されたので改めてチャプター1からプレイしてみました。

まあ2周目ともなると前とはまた違う感想をもつわけで…ゲイリーもやばいけどお前も十分やばいぞわかってんのか神父!くねくね歩きやがってやる気あんのか!(←むしろやる気しかないからこいつは本気でヤバい)

たしかに悪魔崇拝のカルトもやばいんだけどさ、俺からすると銃も持たず妙にでかい十字架だけ持って単身敵地に突っ込む神父も十分な狂信者なわけ。って思ってたら最後にショットガン持ったガルシア登場。それが普通です。自分で自分を担架に縛りつけたりエレベーターで遊んだりこれはカルトのパロディなのかそれともその逆なのか。倒錯した精神はそのままラスボス戦にも顕現してこいつはもはやUNDER ✝️ALE。

レトロ調のドット絵は恐ろしくもどこか間抜けで可愛さもあり、でもやっぱ怖い。たぶん神父は自身が抱える精神的なストレスをもっと大きなストレスで覆わんがために自らを窮地に追い込んだんだろうな。生活困窮者がギャンブルにハマるのと一緒。もしくは贖罪のためかそれとも気づかないふりをした自殺かもしれない。とにかく始まった"何か"を終わらせるために。
って感じで個人的にはチャプター3のバッドエンディングがなぜか一番グッときました。結局カルトが居ようが居よまいが、神父が何しようがあの家庭は終わってたし神はただ傍観してただけ。どっちがタチ悪いんだか。


あとは、作品内のぬるぬる動くアニメを見ていると、自分が中学生の時によく金縛りにあってオバケに襲われた(?)のを思い出しました。
例えばある夜はふと目が覚めると動けなくなってて、足元から女の人が這ってきて脇腹触って首のへんまで上がってくるものだからくすぐったがりの自分は恐怖と笑い堪えるのに必死で死にそうだったり。
別の夜には温度のない手に両手両足首つかまれてブランコのように空中をゆやーんゆよーん。
そういう不条理な恐怖やってくんだよなあいつら。その生理的な気持ち悪さとあのアニメーションの感じがシンクロして妙にリアルに感じました。

あとMOD制作した方々に感謝ですね。フォントやら何やら、聖書からの引用なんて馴染みもないだろうにこれは完全に取り憑かれてますね。これからもどうかがんがん取り憑かれてってください。


以上


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