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私はいくらなのだろうか。

お久しぶりです。
やっと卒業制作を提出し終え、心に余裕ができましたobakeです。
まぁまだまだやることは沢山あるのですが。
とりあえずnoteを書いてます(現実逃避)

少し前ですが、映画『ラブ&ポップ』(1998)を知人の家で鑑賞しました。庵野秀明が新人時代に監督した作品。カメラワークやカット割が独特ですごいなぁと感心したり、若い時の仲間由紀恵も出ててその美人さに驚いたりしながら楽しく鑑賞しました。

この作品、女子高生の援助交際をテーマにした作品なんですよね。主人公は一目惚れした指輪を買うために最後までする援助交際をやると決めて、何人かのオジサンとあってあんなことやこんなことをしてなんやかんや、みたいなストーリーです。

作品を観ていく中で「そもそもそういう値段の相場って誰の価値観なのよ」という疑問が浮かびました。物語のテーマや葛藤には全く関係ないのですが。

もちろん風俗店などに行けばそういう値段は決められていて大体の相場っていうものがあるのでしょうけど、その相場って誰が最初に決めたんだろう。私だったらキスとかお触りとか、それ以上?のことを言い値で買えるとしても、大分悩むと思います。
そもそもお金で買えるものなの?っていう考えにまで行き着きそう(まだ子供なのでしょうか)

ネットで適当に探ってみると援助交際の相場は1.5万円〜3万円なのだそう。これ安いのか高いのかもよくわかりませんよね。

大体のお仕事はその人の持っている能力や技術に対してお金が発生しているものだと思うのですが、援助交際の場合は(そもそも仕事なのかっていうのは置いといて)人そのものにお金が支払われているようで、常識的に考えると気持ち悪いなぁと感じてしまいます。気持ち悪くない?私だけ?

となると、私という人間は一体いくらなのか。1.5万〜3万の価値があるのか。
あなたの好きな人やパートナーに値段をつけるとしたらいくら払いますか?

なんて考え始めるとこわい、こわい。
こんなこわい取引が日本のあちこちで行われていると考えると余計こわい。
映画自体はとても面白かったのですが、そんな恐怖を感じた映画でもありました。

obake


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