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自分を経営するということ~潜在能力と自分ごと化~

VUCAと言われ、変動の幅が大きく不確実で複雑、曖昧な時代と言われている。AIと共存する時代に人間がもつ潜在能力はなぜもっと顕在化されないのか?そんな問題意識からnoteに綴ることをしている。

人は誰しも豊富な潜在能力を持っていて、その能力は表に出ようと顕在化されるのを待っている。しかし、それは自分と他者によって表出、顕在化することを妨げられてしまうことが多い。

obanoteは人の潜在能力(見えないチカラを)が顕在化(見えるカタチに)することに少しでも貢献できれば、という願いを込めて書いている。

人の潜在能力が顕在化しない理由は主に3つあると考える。

①自分に潜在能力があることに気づいていない(潜在能力の存在)
②どんな潜在能力があるのかわからない(潜在能力の種類・性質)
③潜在能力を発揮する機会・方法がわからない(潜在能力の発揮)

潜在能力の存在を自覚できなければ何も始まらない。自分は何もできない、自分は能力の低い人間だと考えることは潜在能力の存在の否定に繋がり、自分が持っている潜在能力が顕在化、開花することを妨げる

こうした潜在能力を否定するようなある種の思い込みは他者との比較、他者から受ける自分に対する何らかの評価が積み重ねられることによって生まれる。そしてそのことは自覚されていないことが多い。

ゆえに潜在能力を顕在化、開花させるには、まず自己の潜在能力の存在を肯定することが求められる(①)。

潜在能力の存在を肯定したとしても、その能力が何であるかがわからないと実感は湧かず、潜在能力を肯定する気持ちは揺らいでしまう(②)。

さらにその持っている潜在能力が何であるかを分かったとしても、人は結局、持っている潜在能力を発揮する場がなければ心の充足を得ることはできない(③)。

埋没している潜在能力は貴重な人との出会い、出来事との遭遇の有無によって顕在化、開花する能力の量や質が変わる。

筆者は人や組織との対話を通じて、その人や組織が持っている潜在能力を顕在化する支援を行っている(①・②)。

潜在能力が開花するうえで必要な情報の収集・整理をし、編集・翻訳してその人・組織の状況に応じてわかりやすく情報を伝えることも行っている(③)。

潜在能力の存在、潜在能力の種類・性質は人や組織それぞれが持つ内部環境の問題であり、潜在能力の発揮は人や組織を巡る外部環境の問題と言える。

潜在能力の存在(①)、潜在能力の種類・性質(②)について伝えることはリアルな双方向の対話がないと難しい。人や組織によって個別性も大きい。

このため、obanoteでは潜在能力を発揮するうえで参考になるのではないかと思われる外部環境の問題(③)を主に取り上げる。

内部環境がわからないなかで外部環境を自分の潜在能力に紐づけることは実は難しい。しかし、カオスの時代に外部環境の変化を自分事とすること(「自分ごと化は非常に重要な意味を持っている

これからの時代は組織に属していてもいなくても「自分を経営すること」が求められる

自分を経営することの第一歩は自らの能力(内部環境)と自らを取り巻く環境(外部環境)に気づくことから始まる。

obanoteはリアル(援タメ®自分経営塾)から派生した番外編、塾からの通信「塾便り」と思って読んでもらえたらよいと思う。

綴ってきた/綴っていくobanoteが「自分ごと化」の一助になり、VUCAの時代に挑戦する誰かの応援となれば幸いである。

【2020/7/31追記】
リアルの場で対話をしていると、ご自身の内部環境(自らの能力、自分自身)に気づいて驚かれる方がとても多い。

人間誰しも自分の事は案外知らないものであるし、生きていく中で周囲を気にして自分を他者に合わせていく。そうこうするうちに自分を見失ってしまう人も多い。

対話を通じて自分を知り、本来の自分に気づいて喜ぶ一方で、これまでの人生でそういう場や機会がなかったことを残念がる人も多い。このため、内部環境(潜在能力を含む自分自身)を知るヒントになりそうなnoteもこれからは書いていこうかと思う。

【2020/9/17追記】
そしてそれぞれの人がカオスから道筋を見出し、自分の幸せに繋がる行きたい場所を見つけること、その場所へ向かう地図を描くこと、描いた地図を片手に自分ならではの冒険に挑戦することを応援できればと思っている。


おまけ:
リアルからの派生としてTwitterでも参考情報を発信している(obacon@新聞大学)。こちらは主に新聞記事を基にした思考トレーニングの場として提供している。毎日考える思考トレ、毎日考(まいにちこう)マラソンと言う。

伝統的企業の変革への対応が遅れている。個人がライフキャリア、起業、第二創業、事業創造を考えるうえでのヒントになればと思って発信している。

今は垂直ではなく水平的思考、俯瞰力も求められる。虫の目、魚の目、鳥の目を自由自在に使えるようになると意思決定と行動の促進に繋がりやすい。そのためのトレーニングとしてほぼ毎日「問」を発している。

noteもTwitterもこれらはすべて、誰かの挑戦を応「援」することで人と人との「縁」を貯め(タメ)ることを楽しもう(エンタメ)!という「援タメ®」活動の一環である。この活動自体もひとつの挑戦である。

多くの挑戦する人と繋がりながら、困難な試行錯誤のプロセスを楽しみながら共に挑戦していければと思っている。




歩く好奇心。ビジネス、起業、キャリアのコンサルタントが綴る雑感と臍曲がり視点の異論。