目標のない人生を歩んでいる人へ #師匠のいる生活

インタビューの最後に「今後の展望」を伺うと、一通りお話をしていただいた後に、「オバラくんの目標は?」と問われることがある。

以前は「〜なライターになりたいです」なんて馬鹿正直に答えていたが、つい先日、全く同じ質問に、何も答えられなかった。

つまり「〜なライターになりたいです」という目標は、一応達成したことになる。

1年前に「書きたい」と思っていた媒体は大概執筆機会をいただいたし、「書けっこない」と思っていた媒体ですら、インタビュー連載をいただくことが決まった。

質問に答えられなかった日に、自宅へと向かう丸ノ内線に揺られながら「じゃあ、次の目標はなんだろう?」と自分に問いかけてみた。

しかし、特に何も浮かんでこないーー。今の僕には、特に目標がないのだ。

「アウトプット」で満足していないか?

ただ、目標を失ったことをマイナスだとは捉えていない。「目標があれば頑張れる」は誰にでも共通することだが、「目標がなくても頑張れる人」は、そう多くないからだ。事実、日に日に成長している自負がある。

自分のことばかり考えていた去年の自分に比べたら、よっぽどいい顔つきをしているだろう。事実、1年前から僕を知る恩師の方々は「オバラくんは、変わったね」と声をかけてくれる。

一方で、「日に日に成長している自負がある」ことこそが、自分の成長を妨げているのではないかと悩むこともある。

こんなことを考えるようになったきっかけは、普段からお世話になっているジュンヤさんのnoteだ。

人は手を動かしていると仕事をした気持ちになりやすく、油断するとついつい作業を自らの仕事だと捉えてしまいがち。意識的に価値を発揮するポイントをずらしていく必要があります。

これは「アウトプット」と「アウトカム」の違いにもつながってくると思います。たとえば、ライターとして記事を書く際、そこには何かしらの「目的」があるはず。メディアを運営している際も、どうように何かの「目的」があります。

この場合、「アウトカム」は目的の達成につながる成果が出ているかどうかなのですが、つい記事というアウトプットを作ったことや本数をクリアできているという事実で止まってしまいがちです。

自分のセールスポイントは、ゴリゴリと手を動かし、仲間たちを姿勢で鼓舞する「推進力」だと思っている。

受注しているプロジェクトに限らず、メンバーの私生活に自分の存在が少しでもプラスに効果してほしいと考えている。

つい先日の話だと、Slackで「痩せたい」と宣言しているメンバーのために、限定公開YouTubeチャンネルを解説して、過去に自分が痩せた方法をYouTuber風に紹介するなど、結構意味が分からないことまでし始めてしまった。

こうした奇行は単なるアウトプットであり、事実メンバーがどう享受していて、果たして本当に意味があるのかは分からない。マネーの虎で培った人生哲学に基づいて好きでやっていることであり、「目的の達成につながる成果が出ているかどうか」まで踏み込んだ、アウトカムではない。

アラートが鳴らない人生を歩まないために

奇行を奇行で終わらせないためには、「メンバーの私生活に自分の存在が少しでもプラスに効果してほしい」という哲学を哲学で終わらせないためには、どうしたらいいのだろうか。

この先の見えない旅にコンパスを差し出してくれるのが、師匠である。

今の僕にはこれといった目標がないものの、指針はある。出会った人全員と仲良くなりたいし、そのことが彼・彼女の人生の幸せに寄与してほしいし、恩着せがましいが、「出会ってよかった」と思われたい。

アウトプットは目に見えるので、その事実に対する価値産出がしやすい。ただ、指針は、いかに達成されているかを見極めるのは難しい。それは自分が決めるのではなく、他人が決めることだから。

「じゃあどうする?」という話になるのだが、そこに師匠が“導き”をくれるわけだ。血縁もなければ雇用契約もない4歳年下の自分に、定期的に時間を割いてロードマップを引いてくれる。これは、信頼で繋がった師弟関係を結ぶ良さだ。

また、アウトプットには、メンバーが常にフラットな視点でフィードバックをくれる。これは、チームの良さだ。

こうした経験をすると、「一人でなんでもできる」と思っていた数年前の自分が怖くなる。「つか、お前どうするつもりだった?」。

僕は励ましがほしいのではなく、指摘と気づきがほしい。そうした環境に身をおいていれば、脇道に逸れたときにアラートが鳴る。

ちょっと前までは、自分の足で強く立つことこそが正義だと思っていたが、実際のところ、そんなことはないようだ。それに気がつけたことも、師匠を持つ(チームに所属する)メリットだ。

みたいなことを、より具体的にお話しする予定です。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

「スキ」ありがとうございます。引き続き頑張りますっ!
15

ハタチの備忘録

オバラミツフミの私的なブログです。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。