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雑記3 俺の小牧ダム

ある日の週末。旅先の繁華街を自転車に乗って徘徊していた。

毎度のスナック街をウロつく行為だ。
土地勘が全く無い街を迷いながらウロウロするのが楽しい…

かすかな尿意を抱えていたが「まぁトイレくらい何処かに有るだろうて…」と徘徊続行。

かすかな尿意のイメージ


時間が経つに連れソレは激しいものになりつつあった。

膀胱の中


膀胱の中
膀胱の中

しかしトイレは見つからない…

タイヤが拾った振動はサドルを伝って膀胱を刺激する。身をよじり耐えるが、トイレは…

尿意は兇悪な感じにスクスク育って行く(尿我慢BGM RANCID/time bomb)

凶悪な尿意のイメージ


非常にマズい…

「コンビニィァ!」と閃いて突入するが、繁華街になありがちなトイレ無し店…

地味に時間を持っていかれる。非常にマズいぞ…

繁華街なので人通り、クルマの通行量も中々ある。街中でスタンディング・オベーションはキツい。

まぁ二度と来ないかもしれない旅先だし、適当な所でクチを半開きにし、ボロンと放り出してジョー!っとブッ放せば楽になる。

が、俺ぁまだ「人」で居たいのだ。


ヨロヨロと進むとパブリックお便所的な建物が!

近づいてみると「デカめのポンプ小屋」だった…失望で限界が近づき、いよいよ「人」を捨てる覚悟が始まる。

(最終尿我慢BGM led zeppelin/アキレス最後の戦い)

が、100米程先にお便所が!激漕ぎしたいが刺激を避け、尚且つ確実に近づく。助かった!チャリカギなんかかけてられっか!

同時に爺さんもトイレに入って来た。

〜〜〜(放尿BGM ベルリン/愛は吐息のように)ハァ、間に合った…


ホッとしていると、右側から「良し!」と、チカラ強い確認の声。

爺さんだ。

ふと横を見ると放尿態勢の爺さん。が、小便器から少し距離がある所で構えている。

距離は40〜50センチくらいか。

かつて昭和の大投手「カネやん」こと金田正一が、投球練習時、相手をビビらす為にマウンドからでは無くセカンドベースから豪速球を…

的なエピソードを連想。

カネやん


己の尿は終わってはいたが気になる。

直視するとヴィジュアル・ショックがキツそうなので放尿態勢のまま目の端っこで見る。

尿は見事な弧を描き小便器へ!(尿BGMゆず/栄光の架橋)




爺さんが放尿しながら「ィ良し!ヨシヨシ!ヨゥーシ!」と強弱をつけた「良し」を駆使し呟いている。

何かわからんが「良い」のだろう。

尿終盤に2、3歩近づいてフィニッシュしたので吹き出しそうになったが腹をつねって耐えた。

放ち終えた爺さんは小さく「よし、ヨゥーシ!」と呟き続けながら手洗いして出て行った。

俺も手洗いして出るとさっきの爺さんが「物凄い元気な柴犬」に、引っ張られて街に消えて行った。

何が「良し」なのかを考えたところ、「己で己のおちんこ様を励ましていたのではないか…?」と。

漫画「アストロ球団」の「自らに頼む!それが超人だ!」のコマを思い出し「そういう事か!」と何となく納得したが得る物は何も無かった。

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