旅日記「関西②」奈良スラッシャー
(2019年 9月)一人旅二日目。午前8時。まず日本百名城「千早城」を目指して動き出す。
ぐにゃぐにゃな山道を進んで到着。駐車場は有料(600円)。そこに食堂があったので、ソコで朝ぐわんを食おう。
「にゅうめん」を注文。冷たいと「そうめん」温かいと「にゅうめん」
温度で名前が変わる食い物だ。
にゅうめんを吸いながら千早城の事を調べると「堀や土塁などの遺構が少し」との事。
それらをまとめると「神社です」的な事が書いてある。
少し行く気が萎え始める。神社て…
お店のおじさんが話しかけてきたので「千早城とは?」と聞いてみると「神社やな!」と即答。
気持ちがポッキリ折れ、完全に行く気を無くす。我の心、竹ひごの如し
百名城スタンプだけ押して奈良へ向かう事に。神社て…なぁ…
11時頃奈良入り。
自転車は何となく邪魔そうなんで徒歩移動。「巾着きつね」吸いに「麺闘庵」さんへテクテク歩いて行く。
「高速餅つき」でお馴染みの「中谷堂」さんの横だった。
行列に並んで待っていると中谷堂から「ヤッ!」とか「へッ!」とか聞こえ始めた。高速餅つき実演が始まった様だ。
スッゴい観たいが全く見えない角度。並んでいるので、列からはみ出すのもなぁ。
音だけは聞こえるのでYOUTUBEで映像を、音声は生で楽しもうと試みるが、満たされやしない。凄くイライラしただけだった。
40分後に入店。「巾着きつね」を注文。
ブツが来て襲いかかるが、毎度の割り箸運の無さを発揮する。
ダメな割り箸を何とか駆使して食べ終える。
まるっきり見たまんまの味だった。まぁ当然やけども。
フラフラ奈良公園を徘徊して鹿に触れたりして荒んだココロを落ち着ける。
鹿かわいい…オバちゃんがオスの子鹿に角で突かれていた。割とハード目に突かれていた。
鹿の糞を踏んだのだろうか靴を引きずる様な歩き方の人がチラホラ。
…と思ってたら数分後、俺も同じ歩き方に。ムゥ。
奈良を出て次の目的地、東大阪市の「住道(すみのどう)」へ。
ココにはクリトリック・リスさんのブログによく出てくるカオス居酒屋「食笑」が。今夜はここで飲んだくれる予定だ。
飲むにはまだ早い時間のため、住道に車を置いて電車で京橋へ移動。
ギラギラした街をウロついたり、猫に話しかけたり、うどん食ったりしているともう夕方。
住道に戻り、お風呂屋さんへ。良いお風呂で肌が凄くスベスベに。よしよし。後は食笑探して飲んだくれるのみよ。すぐ近くらしい。
少し迷ったが無事に見つける。このアパッチ砦、夜の闇に溶け込んでて、非常にステルス性が高い。
意を決し中へ。ブログで見たマスターが居る(当然)!が、「ゴメン今日はもう閉めた」と。仕方なし。調べてこなかった己を責める。
せめて・・と写真だけ撮らせてもらってお店を後に。
目的を見失った俺は、滋賀の「女騎士館(メキシカン)」に行くことを新たな目標にして滋賀へ向かう。
琵琶湖大橋の道の駅で車内ヤケ酒。翌朝、「女騎士館」でモーニングをサクサク食べて旅を締めくくった。
食笑、次回は必ず。
完
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