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終末医療と延命治療

フランが闘病に入ったとき、ヨメと話し合っていたのは
とことんまで延命治療を続けるのか、フランの状態をみてある程度のところで終末医療に切り替えるのかということでした。

わたしはやれることをやり切って悔いの残らないようにしたい派
ヨメはある程度のところで終末医療に切り替え、楽に逝かせてあげたい派
議論を繰り返しましたが、犬自身の意思表示がない状況では
所詮飼い主の自己満足。結論は出ませんでした。

今回はたまたま、大学病院に行く前夜に呼吸困難状態になり、そうした今までの議論を振り返ることなく、急遽、永久気管開口術(のどに穴を開けそこから呼吸できるようにする)と胃ろうの設置をすることになりました。

議論を重ね、熟慮し、延命治療を続けるか、終末医療に切り替えるかの決断を下すというよりは、対症療法的に、よだれが詰まって呼吸できないなら、永久気管を造る。
そして、これ以上体力が落ちてから胃ろうの設置術を行うのは危険が伴うので、一緒にやってしまうという感じで、方針が決まり、延命治療に舵を切ることになりました。

この手術を行わなければ、早晩呼吸困難で死んでしまっていたでしょうし、
永久気管と胃ろうによって生き永らえたことは事実。
しかし、それがフランにとってよかったことなのかどうかはわかりません。

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