宇宙最大のブラックホールはこいつだ

下の画像はハッブル宇宙望遠鏡が撮影した巨大楕円銀河 NGC 4889 です。画像の真ん中少し下に丸い中心部分があってそこから画面一杯に白いもやが広がっているのがそれです。NASAとESAの観測によって、ここに宇宙最大のブラックホールがあることがわかりました。

ブラックホールの大きさといえば地球よりもはるかに小さいというイメージがありますが、このブラックホールは太陽系の15倍もの大きさがあって・・・「太陽の」の誤入力ではないですよ、太陽から海王星までの距離の15倍もあるという意味ですよ・・・こんなブラックホールが近くにあれば、ブラックホールというものそのものの見方が変わってしまいそうな大きさです。

ブラックホールは周辺の天体を吸い込んでエックス線などを放出し激しく活動しますが、このブラックホールは周辺のあらゆるものを吸い込み終えてしまい、飲み込むものがないので今は静かになっています。こんなに大きなブラックホールですので、知的生命体のいる惑星系を何個も飲み込んでしまっているかもしれないですね。

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