歌詞を褒められた

先日のラジオ収録の話である

先日、なんだかんだで続いているラジオ番組の収録をしており、そこでの出来事を書こうと思う。

その日は僕と、バンドメンバー(パーカッション)との収録だったのだけれど、10代の頃から今まで聴いてきた音楽の話をしよう、となった。

完全におじさん二人の思い出話で、数少ないリスナーを置き去りにするという大変恐縮な回だったのだけれど、僕らはなかなか楽しかった。

そこでパーカッションの彼が、

「俺はかとさんの作る曲は、歌詞が本当に良いと思ってるんですよ」

と言ってくれた。

もうね、照れるからね、やめてほしい。でも嬉しかった。ニヤついていたと思う。

おじさんに褒められてニヤつくおじさんである。

気持ち悪い事この上ないと思うが、どうかご容赦いただきたい。

たった今書き記したばかりなのに、矛盾が生じてしまうのだが、うちのバンドメンバーは、あまり褒め合うということがない。

お前たちどういう教育を受けてきたんだ?スパルタか?怒られながら、貶されながら育てられたのか?

そう思ってしまうくらいに、まあお互いを褒めない。

だから今回、しかもラジオで、突然褒めてきたものだから、僕はもう

「ぷぽぅ^_^」

とか言っちゃったかもしれない。

バンドメンバーに褒められ慣れていないのだ。

「ありがとう、伝えておくよ」

照れ隠しでそう言ったが、歌詞を書いているのは僕だ。メロディも、基本的には僕が作る。

また新しい曲を書こうと思った。

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