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【忘却度60%】フィリップ・ロス「ダイング・アニマル」

2009年12月10日。
 
 本作はいろいろ思うところがあります。
 日本ではこの年に公開された、本作が原作の「エレジー」という映画がとにかく好きでした。

 
 初老の大学教授のベン・キングスレーが若い女子大生のペネロペ・クルスと体の関係になる。年齢差から様々なことを女に教える男。しかし男はずるく、女の実家に招かれたときにもわざと無視してしまう。そのくせ、自分は嫉妬しまくる。そして破局。再会するのは、女が病に侵された後だった。
 
 これ、この時点では違いますけど、後年かなりのシンクロ率で私の話になりました。いきなりですが。
 
 いくつかの私の小説にも影響を与えてくれました。
 記憶はほぼ映画のほうなので、本作、知ってるわりには忘却度高めです。

<ネットで調べてみる>
 
 人生で初の鬱状態となったこの年。
 そんな年の最後にこんな本を読むなよですが。

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