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【忘却度90%】霧の中の風景

1990年3月27日、日比谷シャンテで18:40の回で鑑賞。

 テオ・アンゲロプロス。

 90年前後のインテリカルチャー憧れ少年は、フランス映画社配給のものはとりあず追っかけなければならないので、こういう苦行も必要だったのです。

 少年のポスターだったかな。

 文字通り、この映画を思い出そうとすると霧の中です。

<ポスターを見てみよう>

霧の中の風景

 少年少女のポスターでしたね。

 「12歳の少女と5歳の弟が、父を探し求めてアテネからドイツへ」と、これだけなら間違いなく号泣作でしょう。しかし問題はこのコピーの中のこの一節。

 「風景をつき進むアンゲロプロスの痛切に美しい傑作」の「風景をつき進む」。

 そんな勢いよくつき進むわけもなく、美しい景色をきっとゆっくり移動したと思うんですよ。かなりずっと。

 そして私のまぶたは次第に重く……。

<ネットで調べてみる>

 あらすじは上記コピーどおり。

 ユーチューブで予告編も見てみます。

 ああ、でっかい手の石像(?)が海から引き上げられるシーンあったなあ。

 そして幼い二人の行く末を思い出せぬまま、私の旅路も終わろうとしているのでした。なんだこのまとめ。


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