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【忘却度60%】あなた、そこにいてくれますか

2017年8月14日、サンプルDVD。
 
 この映画にはいろいろ思うことがありまして。
 大人になった自分がタイムスリップして過去の自分に会い、悲劇的な未来を変えていくというのがなおおまかなあらすじです。
 
 話は変わりまして、この前年、私が発表した小説が、「愛する人を亡くした男が、年に一度過去にタイムスリップして、(姿は見えてないけど)過去の自分とともに、その女の子を子供のころから見守る」という設定でした。
 この映画にちょっと似てますが、まあそれほど合致する点はありませんでした。
 そしてこのとき、まさに私の小説の映画化の話が進んでました。脚本も数稿重ねてたのですが、原作にはないシーンや設定も盛り込まれてました。
 
 そこで、ちょっとした偶然というか事件が起こります。
 「私の原作にはなく書き足されたシーン」と、この「あなた、そこにいてくれますか」で使われたシーンが、ほぼ同アイデアだったのです。
 ちなみに映画化スタッフはまだ「あなた、そこにいてくれますか」は未見です。
 
 つまりこの時点でその似てしまったシーンがあることを知ってたのは私だけでした。
 しかしこのまま進めてしまうと、私の原作映画が「あなた、そこにいてくれますか」からアイデアをパクったと言われかねない。なのでスタッフの方々に早めに「あなた、そこにいてくれますか」を見てくれるように頼んでおきました。

 そして後日、「あなた、そこにいてくれますか」を見たスタッフから連絡が。
「似てるところがあるので、今回の企画はなしにします」
 
 なんじゃそりー!
 
 あんたたちが勝手につけくわえたエピソードが偶然似ちゃったんだから、そんなのカットして原作どおりにやればいいだけの話じゃんか!
 と思いましたが、まあその程度のスタッフだったんだなと、溜息をつきつつ何も言い返さずにおいたのでした。
 
 以上、この映画には直接関係ないですが、私の憤りにおつきあいいただきました。失礼しました。

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