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Vol.7 あすみんとパッション-後編-

みなさんこんばんは!パッションです!

本日は昨夜に引き続き
飯福あすみさんへのインタビュー記事後編です!

前編はこちらからご覧ください!

それではインタビュー、パッション!!

◆俯瞰して見ながら、自分のできることを模索し続けることがわたしの役割

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すみとカフェ、1周年おめでとうございます!!

あすみん
ありがとうございます!

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お店にはあすみんさんが仕入れてきたお菓子や商品が並ぶ。

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1年間商売をしてみてどうですか?

あすみん
本当にやって良かったよね。今思うと去年出来て良かったなって思うよね(笑)去年の今頃だったわけだから、これが1年先延ばししてたら今このコロナ渦のタイミングでお店がオープンできなかっただろうなあ。
それと結局、自分の管理でどこまではやって、どこまではやらないという自由度があがったという意味でも、自分の場所を持てたことは大きい。あとコミュニケーションがしやすくなる。「お店開いてるから、あすみんいるね」って来てもらえたりするから。今まで私がいつ来てどんな仕事をしてるかって分からなかったんだよね。それが明確になったのもすごく良かったなって思ってます。

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カフェを開いた理由はコーヒーが好きだったからですか?

あすみん
好きだからとはちょっと違うかな。カフェを始める前は、みんなでDIYしてつくったレンタルスペースをより活用することを目的に、自分でコーヒー豆とお菓子を仕入れて、何もない空間の中に朝来て、テーブルと椅子を並べてその場で私はコーヒーを入れてお菓子を商品で並べて販売するっていうのをやったんだよね。それを1年間やることで、コーヒー屋さんとお菓子屋さんとのネットワークだったり、少しはコーヒーを入れる技術が上がったと思うから。物も揃ってきたし、できることもネットワークも繋がってきたってことで、ハコがあればお店って形でも多分できるだろうなって。好きだからとか、やりたくて、というよりはできることをまずもってきたという感じ。

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みんなでDIYしてつくったレンタルスペース

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なるほど。6年って長い期間、出水に関わるからこそ見えてくる課題ってありますか?

あすみん
最初の頃の私は外から関わってる感があって、地元の人たちがやるのを後ろからサポートしますよってスタンスだった。
でもそれでは限界があって、時には「いくよー!」って引っ張る人がいないと事が動かないし、特に2年、3年長くやっていると当然疲れてくるひともいる。それぞれ波があるからそこを安定的に引っ張り続ける人、想いを発信し続ける人がいないとコミュニティって持続していかないっていうのをすごく実感した。自分自身も主体的に関わることができる動きにだんだんシフトしていって、実際に住んでカフェを持つということになったんだけどそれももう既に1年が経った。

最近思うのは、私はある意味もう商店街の人だし、そこで商売をしているから商店主でもあり出水市民でもある。だからよりまちのことが自分事なんだよね。だけど俯瞰してみれる存在でいないといけないなって思う。例えばまちでプロジェクトを起こしますってなった時に、そこからリーダーを誰にするかとか、表に出てくる顔を誰にするってなった時に ”自分じゃないようにすること” を最近気をつけている。

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すみとカフェには、店主以外の主役が立つときも。写真は、出水商業高校の調査研究同好会による1日限定タピオカ販売日の様子。

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それはなんでですか?

あすみん
私の役割は、俯瞰して見ながら自分ができることを模索し続けることだと思うから。あまりに自分が中心になりすぎたり、もともと地域にあるネットワークにずぶずぶ入っていくよりは、フラットに軽やかに柔軟に動けたらいいなと思ってる。そうでないと、自分の存在の意味がなくなるなとまで思ったりもするかな。

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んーなるほど、難しいですね。

あすみん
うん、難しい。それができてるか分からないけど。



◆まちづくりがしたくてこの仕事をしてるわけではない

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今までテンラボでやってきて、大事にしてることってありますか?

あすみん
いろいろあるけど…「とりあえずやる!』ってことかな。いや、やろうとする姿勢、かなあ。自発性??テンラボの風土か分からないけど、「こういうことでやってみたいんですけどどう思います?」ってことに対して「それ違うでしょ」って一刀両断して終わりってことはほとんどない。それいいね!とか、どうしてそう考えるの?とか、こうしてみるのはどうかなってみんな一緒に考えてくれる。これってすごいことだなって思います。そしてやってみた結果を予測することはできても、実際どうなるかはわからない。短期的にみると失敗だとしても、長い目を見ればあのときの失敗がいまに繋がっているなんてことは少なくない。だから、とりあえずやってみるってことは大事にしているのかも。

あとは可能性を探求する。どこで活かせるか分からないからいろんなものインプットしたり、みんなに還元したり、いま私が使えなくてもあの人にとったら役に立つ情報かもしれないものを拾ってきたり持ってきたりっていうマインドはある気がする。それは大事にしているというか、いろんな人に関わってるからそう思うのかもしれないけどね。そういう意識はおかげさまで備わってきた感じがする。

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あすみんさんとテンラボメンバー

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『まちづくり』ってよくいわれますけど、自分はよくわからなくて…(笑)あすみんさんはこれまでテンラボでやってきて、まちづくりとかってどう考えていますか?

あすみん
まちづくりってなんだろうね、私もわからない(笑)わかっていることは私はまちづくりがしたくてこの仕事をしているわけではないということ。でもきっと、自分の何かを満たしたくて、ここまでやり続けてきているんだと思う。その何かを満たす手段がまちづくり?だったのかな。運命的に?必然的に?引き合わせてもらったまちとひと。そこでの出会いや現状を受けてできることを模索していく。その結果、まちを楽しむコンテンツをつくる一部を担っている自分になれていたらいいなあ、なんてそんな世界な気がする。答えになってる気がしないけど(笑)

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これからもまちを楽しむコンテンツをつくる

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テンラボだったり出水だったり、あすみんさんとしてこれから先どうしていきたいですか?

あすみん
やっていて感じることは、全部が繋がっているということ。だから、自分が個人的にやっていることが出水につながったり、テンラボに繋がったり。どの瞬間も、自分の意識や関心がどこかのタイミングでつながっていく。それはもう面白いほどに。その繋がりを感じながらこれからもいろんな仕事ができたらいいなと思っています。



編集後記

はい!ということでパッションインタビュー第7弾
「あすみんとパッション」でした!
いやー、すごい。これまで経験されてこられたことを、本人から直接聞くことができて本当に贅沢な時間です、このインタビューは。
あすみんさんの考え方だったりはいつも僕自身考えさせられます。役割は関わり続けることで変化していくし、変化させないといけない時もあるのかもしれないし、持続させていく為にはそれはとても大事なことなのかも。
んー難しい…。

これからも勉強させていただきます!

あすみんさんありがとうございました!
これからもよろしくお願いします!!

パッション

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