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2023年に読んで面白かったnote


 新年ですね。
 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 毎年、大晦日に今年観た映画のランキングなどを出しているのですが、今年は大晦日が仕事で更新できていませんでした。今週中には更新しますので、お楽しみに。
 さて、今年は新たに読んでみて自分の心にグッときたものを紹介していきたいと思います。
 今週、素敵なnoteに触れていきたいな、という方は是非、こちらをご参考にしてもらえると嬉しいです。
 僕が選んだので、SKE成分強めです。
 それでは行ってみましょう。

まずは、こちら

時田さん


 僕が、時田さんのファンだということを差し引いても、素晴らしい公演のレポートです。「We‘re Growing Up~2nd~」公演について書かれた文章なのですが、舞台照明や音響についてちゃんと書いてくださっている感想ってなかなか無いんじゃないかな、と思います。
 また10期生の西井美桜さんと11期生の大村杏さんのファンの方には読んでいただきたい記事です。
 読んでいると、ちゃんと現場に行かないと発見はないんだよなあ、と反省させられます。


めそめそ人間めそ美さん


 元SKE48の加藤結さんのnoteです。
 なんというか、今の社会って「正解」を出すことを凄く求められている気が僕はするんですよね。それは良いことでもあるんですが、同時に創作や表現の分野においては、時として息苦しくなることもあると思います。特に受けて側が表現の新しさや文脈を読み取るのではなく、テストの採点のように間違い探しをするような受け取り方をしていたら、途端につまらなくなると思います。それなら、chatGDPを利用してAIが最適解の音楽を作ってくれますよ、と言いたいです。
 でも、やっぱり自分が求めているものは、むき出しの人間らしさだったり、その人だけが持っている物語だったりするんですよね。
 そういう意味で彼女が書いている文章は非常に素晴らしいと僕は思っています。よくnoteでは最初に結論を書いた方がいいと言われますが( 特に有料のものは )、このnoteには明確な答えはありません。しかし、その答えが出ない葛藤を持って進んでいる人はきっと日本中に居て、そんな気持ちを持っている人たちの拠り所になってくださる素晴らしい文章だと思いました。

mugi_ubhさん


 爆裂ド田舎( バーストカントリー )に住んでいる人間としては、「地方創生」の名で何の価値もない場所に無理やり価値を付加させることってなかなか大変だと思いましてね。悲しいですけど、この場所やこの産業に無理やり価値つけるのは、お互いに対して可哀そうじゃない?と思うことが多々あります。もっと言うと、その土地に生まれた人が生まれたことを呪わずに済むにはどうしたらいいのかを良く考えます。
 一つは移動の自由があることだと思います。奨学金的に移住することを後押しできる制度が必要だと僕は思います。もう一つはそこにいても変わらない文化に触れられること。そういう意味では、「遊び」の豊富さも大事になってくると思っていました。eスポーツを始めとした場所に囚われず、24時間対戦相手がいるという状況も素敵だと思うのですが、あの人がいるから遊びたいと思える場所を作れたらいいな、とこの記事を読みながら感じました。

週刊中坂さん


 今年、SKE48に関する推し事をしている方々にとって、推し方を考え直させられた6月30日の号令( 勝手に命名 )。えっ、自分のやっていることはどうなの? と僕自身も考え直させられ、書いてきた記事を消していくことになりました。全く気にせずにガンガン更新し続けている某サイトの方々を見ていると、本当に微笑ましくなります( 僕は人をバカにする時以外に微笑ましいという言葉を使いません )。
 多分、今回の6月30日の号令に一番真摯に向き合ってご対応されたのが、週刊中坂さんではないか、と僕は思っています。事態を受け止めて、短期間で画像を変更していって、不死鳥のごとく復活された姿はキグナス栄も元気をもらいました( 『聖闘士星矢』世代 )。
 以前、「かける人 対談集」で書かれていた持続可能な推し事ということもこれから考え続けたいテーマの一つです。その時代その時代のルールに合わせて発信していくことの難しさと可能性を同時に感じました。


なささん


 

 地元にSKE48が来たという嬉しさが伝わってくるnoteですね。
 コンサートのレポって、前後の内容を読むのが僕は好きなんですが、直前のところでここまでの5年間でAKBとNMBしか宮城には来ていなかったというのは、書いていただくまで意識していなかったことです。それを考えたら、愛媛県にSKE48が来たのっていったい何年前なんでしょう?
 そして、一曲一曲の感想があるのもありがたい。特にソロ歌唱のところは、それぞれの推しの方は是非、チェックしておいてほしいです。ひめたんのところとかは、僕もそう思います。
 このコンサートに行った人は勿論、行けなかった人も楽しめる記事だと思いました。

おささん

 実は、僕は江籠裕奈さんという方について語る言葉をあまり持っていなくてですね。同期の古畑奈和さんについては、様々な視点から書いてきたのですが( 今週末も奈和ちゃん関連で1つ更新する予定です )、江籠さんについて語る時、なかなか組み合わせたら面白くなりそうなものが見つからない苦しさがありました。
 そんな時、皆さんから江籠さんとは何だったのか、というかなりぼんやりとした問いを投げかけたのですが、その答えとして素晴らしかった記事がこちらです。
 4つの視点を上げて書いてくださっているのですが、僕の解像度では一つ目が限界だったんですね。しかし、4つ目のところまで辿り着いているのは、多分、見つめてらっしゃった時間の違いもあると思います。
 江籠さんのソロが始まった今だからこそ、読みなおしたい記事です。

みつきさん


 文章の内容もそうですが、やっていることの貴重さも推し事って大事だと思います。そういう意味で、ベクトルみつきさんのこの記事は、「そういうこと!」と叫んでしまった素晴らしい推し事だと思います。
 KーPOPの躍進の背景にはファンダムがあります。そして、そのファンダムが拡散していく際に、大きく影響したのが言語の壁を超える取り組みをしたことです。歌詞やプロフィールなどに翻訳字幕を付けて、違う土地や文化の方にも共感や発見を呼びました。僕もBTSの「Ma City」や「MIC Drop」はメロディよりも歌詞から惹かれました( 光州事件のあった土地をルーツに持つメンバーや偶像化していく自分たちの葛藤 )。
 海外に行った青海ひな乃さんを遠くに感じさせない推し事だと思います。

はやか先生さん


 今年読んだnoteのベストオブベスト。
 有料で100円ということで足踏みをされる方もいらっしゃるかもしれませんが、もう買うか買わないかで選択している時点でこの記事にとりこまれています。僕は21世紀初頭のイギリス文学が好きなんですが、デイヴィット・ミッチェルの「ナンバー9ドリーム」に近い輝きがあります。
 表現すること、発信すること、自分自身が時にはコンテンツになること。
 そのすべてに付きまとってくること。
 ネタバレしないように書くのは難しいですが、是非、読んでみてください。
 ちなみに、僕も感想を書いております。
 有料の内容なので、こっちも有料にしてますがつまらなかったら返金できるようにしていますので、ご安心を。


 以上、2023年読んで面白かったnoteでした。
 途中からSKE48中心になっていきましたが、実はそれとは違う視点で選ぶと入れたい方の記事がいくつかあります。それはまた別の機会に紹介できたらいいな、と思っております。
 そして、これを読んだあなたも何かを2024年は発信しはじめてくださったら嬉しいなと思っております。
 それでは2024年も良い1年にしていきましょう。

こんな大変なご時世なので、無理をなさらずに、何か発見や心を動かしたものがあった時、良ければサポートをお願いします。励みになります。