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古き良き時代な感じの銭湯

先日、某介護施設で研修があり汗だくになったので、その後の友人からのお誘いに行く前に綺麗にしていこうと思い、銭湯に行った。

研修場所から友人との集まり場からたまたまアクセスがよかった銭湯の場所が神楽坂。予めグーグルで調べ、マップが示したところ辿ると見えてきたのは、かぐや姫(昔の南こうせつ率いるグループです。知っていますか?)の「神田川」の歌詞に出てきそうな古い木造で作っている日本家屋の銭湯。今どきこんな銭湯あるのかと思った。中に入ると番頭台があり、男風呂の方に白髪混じりの毛がちょっとだけ生えている禿げたくたびれた感じのおじさんがいる。番頭台に上がっていないのは、女湯のほうに気を使っているのだろう。

まずトイレに入った。木の開き戸で鍵まで木でできている。もちろん便器は和式、水を流すためのタンクが頭の上のほうに取り付けてある。懐かしい感覚を覚えた。

いざ、風呂場へ。お決まりの富士山の絵が描いてある。が、違う点が一つ。ふろ桶がケロリンじゃなかった。ケロリンと同じ黄色い桶なのに。そこはケロリンでしょって思ったのは、自分だけだろうか。

洗い場に行き用意した椅子に座り、頭、体を洗いながら入っている人を見たり耳に入る会話を聞く。土地柄花街の芸者さんが入ってきているのかと思ったら、そうじゃない。下町の自分と同じくらいから年配に差し掛かっているおばちゃんであろう人達。あそこの店は安いだの高いだのという会話が聞こえくる。でも土地柄なんだろうか、何処そこのイタリアンはリーズナブルで今度行こうなんていう会話も聞こえてくる。この銭湯は彼女達のコミュニティになっているようだ。

体を洗い終わったあと、かなり熱いお湯に短時間だが浸かり、支度をしてそこをあとにした。風呂から出たら余韻を楽しみたかったが。

こんな銭湯にたまにいくのも悪くない。今度はゆっくりこよう。

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