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日芸の『リーガリーブロンドJR.』キャピキャピとキラキラを浴びる

日本芸術専門学校ミュージカルコースの『リーガリーブロンドJR.』を観てきました🩷Aチームを拝見。

比較的小規模なステージながらもキラキラエネルギーが伝わってくる面白い作品だったので、レポート、というクオリティでもない書きなぐり記録文です。
場面やキャストごとにぽんぽん羅列しているだけなのですが、この熱があるうちにと思って。

先にお伝えしておきたいのが、本当にただのオタクです。そしてキャラクターをかなり自分なりに解釈しています。本来の意図と違う捉え方をしてしまっているかもしれないけど、全て、良かった!という感想の詳細ですのでー!



まず、M1のOMGの和訳が「ヤバい!」なのが最高〜!現代の女子の温度感を掴んでて、同世代としてはこういうキャピキャピ女子いるー(でもキャピキャピすぎて入っていけないわ)って感じがして、デルタヌーが実在してたらこうだろうなって腑に落ちた。

エルめちゃくちゃ歌お上手だし存在に華があって素敵。自分の中のエル像よりぶりっ子度低め、度胸マシマシで、力強くて良かった!

3girlsのキャピキャピ感がすごい。服装も現代だし。もともとの設定としては大学生(のちに卒業)だけど、高校卒業したてみたいなテンションな気がする。ハーフツインで頭にリボンつけてたし。アイドルのコンサート行ってそう(偏見)。非常にかわいいです。

あとホイットニーが可愛いね!M1からかわいい子いるなと追ってたら最後に早めにハケてて、何で出てくるかなと思ってたらホイットニーだった!
ヴィヴィアンが「仮装パーティー」って言った後の違うよお(困)って感じとか、エルがほんとに仮装してきちゃって、だから違うって〜(かわいそうごめんね私の企画でこんなことになって)(ヴィヴィアン何してくれてんだ〜でも責めきれない)みたいな表情が良かったです。声上げなくても伝わる「めちゃくちゃ気遣いできる人」感がすごかった。深読みすぎかもしれないけど

Chip on my shoulderでは、エルから指摘された「不満」をエメットが消化して「怒り」に変えてるのが興味深かった。怒りを岩に例えてたのも面白い。原語直訳では木屑みたいなものだけど、こちらは重くのしかかっているニュアンスがあって。翻訳って奥深いですね。

キャラハンの纏う雰囲気がベンチャー企業家みたいな感じで、いるいる〜!だった。海外キャラハンは中年でキャリアを地道に重ねてきてて一見堅物に見える、というイメージだったけど、この作品のキャラハンは若くして成功してノリに乗ってて、顔も良いから女の子にもチヤホヤされて、人生イージーモードで生きてるって感じがした。
ど偏見だけど、年下に対して初対面でもタメ口で話しそう。あと距離の詰め方急そう(これはそう)。エルに嫌がられてからの語気強めの「出ていってくれ!」がまじで性格悪くて最高だった。こういう人いるよな〜!!!
エルがアリバイ教えられない!って言った時、彼メガネの下から手入れて上向いて目擦っちゃってるのが本当に面白かった、キャラハンやりそう〜そういう人いる〜(3回目)

Whip into shapeの時ワークアウトメンバーにデューイもケイトもほかにもたくさん他のシーンで出てた方がいっぱいいた。アンサンブルor出番の短い役ならではだし、学生ならではだし、いろんな表情が見られて面白かったです。

カイルはイケメンだけど変なやつ〜だしそれに惹かれてるポーレットも変なやつ〜だった。面白いです。そしてポーレット美人すぎて、なんで今まで良い人に出会えなかったの〜( ;  ; )とは思った。
Ireland でのデューイの職業、JR.の原語だとバンドマン(ドラマー)なんですね!この作品ではギタリストになってて、「残ったのはエンヤの歌だけ」の部分も「デューイの音楽が忘れられないの!(意)」って未練たらたらなの面白かったな。なんかこの作品通して、登場人物に現実味があって面白い。

あと、カイルが鼻折ってからのポーレットとの会話、「(彼の付き添いで病院に着いていった時)私が楽しかったの」「それじゃあ鼻を折った甲斐があったな」っていう会話、多分 Seriousと同じ位置にテーブルがあったと思うんですよね。Seriousの「(素敵なのは)君」「あなた」のラリーと重なって、ラブラブカップルだな〜と思った。これ意図的なんですかね?カイルとポーレットは別れなくて良かった〜

Bend and snapが3girlsではなくチアチーム3人だったのが新鮮。レイカーズガールのパートがチアリーダーに。短いながらもかなりインパクトがあり、楽しいシーン!

ワーナーはめちゃくちゃ痛い男でしたね。褒めてます。
ワーナーに関してはめちゃくちゃイケメンだけど発言の節々がうざったいイメージを持ってたんだけど、なんか今回のワーナーは痛い。
エルのことを「子猫ちゃん」って呼ぶけど、ちょっとアピールを含んでる感じがして、ヴィヴィアンという彼女がいるくせにエルにそういうアピールするの痛いしまじでヴィヴィアンに振られて当然だなって感じでした。あの、褒めてますからね!その演技を褒めてます。すみません。役に対して遠慮がなさすぎて俳優さんに申し訳無くなってきました。

チャトニー裁判の始まり、エメットの「君が帰るのを僕が黙ってみてると思った?(意)」の時のガヤが最高に盛り上がってて良かった。というか、全編通してガヤが良い。フゥ〜とかそういう決められた盛り上げじゃなくて、「ヤバくない!?」「うそでしょ」「えー」とか各々その場で出てきた(みたいな)リアクションだったのが良かったな。リアル女子学生って感じ。

卒業式でのエルのプロポーズのとき、エメットも指輪持っててお互いにつけるの良い!!「オーマイガー」で指輪取り出した時歓声上げちゃうかと思った🫰🫰(これはSnapのつもり)
エメットは観劇前にイメージしてたエメットより可憐で、言っちゃえばあんまり頼りがいのない感じだったんですよ。エメットってスラム生まれだし。めっちゃガッツあるし(本家の設定はね)。
おまけにJR.はデパートのシーンがカットされてて、あまりエルとエメットの距離感というか、恋愛の進度が掴めなくて。でも最後の指輪持ってるのでキュンとしたしもうぜーんぶ解決!エメットあんた……イケメンだよ……婚約おめでとう!

シュルツ、パダマダン、ハーバードの先生達が女性だったのも面白かった。性別を変えずその人の個性を活かす演出良いなと思いました。服装もその人に似合った感じで良かったです。
ハーバード入学のエッセイ(エスニックムーブメント)の時、エルの「ラブ」に対して学長がめちゃくちゃときめいてて笑っちゃった。いや、あの、学長の表情、同姓同士の恋バナあるあるすぎる(笑)なんなんですか。こちらのあるある全部お見通しですか。すごすぎ。


そろそろ飽きたと思うのでこのくらいにしておきます。多分読んでくれた方は半分くらいからとっくに飽きてます。これは自己満なので許されたいです。
今回はジュニアバージョンということもあり、そしておそらく今回のためにアレンジしてる部分もきっとあり。フルバージョンは観たことがあったので、色々とテンションや設定の違いがあって楽しかったです。
皆様せっかくお上手だったので、Blood in the waterや Positiveなど、、フルバージョンで聴きたかったなと思いました。あとデパートのシーンが無いの惜しいですね!ぜひ観たい。再演お願いします(しないよ)

本当に観にいけて良かった!卒業生の皆様の今後も楽しみです。素敵な公演をありがとうございます!

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