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自律訓練法をトレードに活かす

損切りが平気でできるようになりたい
チキン利確を改善したい
エントリー前の恐怖心を克服したい
自分の読みどおりにならなかったときの苛立ちや失望をなくしたい
ポジション保有中のストレスを解消したい
ポジポジ病を完治したい、などなど
上記に思い当たる節がある人は読み進めていただきたい。

レビヤタンシステムの根幹を成すBill WilliamsのTrading Chaos(第2版)は
トレード心理学にも多くのページを割いておりAutogenic Trainingというのを
紹介しそれを実地に取り入れることを推奨している。

さらに、Bill Williamsが開発したHome Study Courseには、トレード手法や
売買シグナルの習得と合わせて、Autogenic Anti-Stress Training用の音声CDが含まれていて、これを8週間かけて体得するプログラムになっている。

同様に、レビヤタンシステムで継続的に勝ち続けるためには
ましてやそれで専業トレーダーになることを目指すのであれば
インジケーターの使い方やチャートの読み方などトレード手法のみならず
Autogenic Traningを合わせて習得することが必須条件である。

日本では「自律訓練法」と呼ぶ。Wikipediaを借りると

1932年にドイツの精神科医ヨハネス・ハインリヒ・シュルツによって創始された自己催眠法であり、リラクセーション技法である。ストレス緩和、心身症、神経症などに効果がある。

Wikipedia

ドイツで開発され、英語圏では公式を英訳したものを
日本では日本語に訳したものを用いるなどの違いはあるが
内容や実施方法は世界共通である。

amazonのaudibleで音声版がいくつか見つかる。

パンローリング社が2つも出しているのは、自律訓練法が投資家や
トレーダーにとって益するところ大であることを示すだろう。

どういうものであるかを手っ取り早く知りたいのであれば、YouTubeで。

1回10分を1日2回、これを2ヶ月から3ヶ月続けるというのが
自律訓練法の大体におけるプログラムである。
リラックス法、呼吸法、暗示などを習得してしまえば
時や場所を問わずいつでも自在に感情をコントロールできるようになる。
感情と言ったが、正確には自律神経、潜在意識をコントロールするのだ。

トレード前の恐怖、ポジション保有中の不安や焦燥
トレード中の焦りや苛立ちや失望・落胆、ストレスなどを解消し
感情をコントロールして落ち着いた心と冷静な頭を保てば
トレードにとって絶大なプラスとなることは疑いない。

自律訓練法で目指すのは、自然な流れに心と身体を委ねるコツである。
自分勝手な思い込みや希望的観測を捨て去って、相場の流れに素直に
身を任せるとき、それまで見えていなかった機会や値動きが自ずと見える。

日本人が梅干しを思い浮かべるだけで口中が酸っぱくなって垂涎するように
引き金となるイメージを自律訓練法で植え付けることによって
マーク・ダグラスの「ゾーン」に入りやすい精神状態を作ることができる。

メンタルは鍛えることができないと口をそろえて言うトレーダーが多い。
しかし、自律訓練法はだれでも習得することが可能だ。
リラックス効果があって精神安定や健康にもよいということなので
騙されたと思って試してみても決して害はないだろう。

なお、以下の記事を合わせてお読みいただきたい。
『あらゆる手法に共通する「最大の弱点」を克服するには』

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