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ゴールドはスパンモデルで勝てるのか

「225はインジケーターで勝てるのか」
という実験(forward testing)を9月のはじめから実施。
Twitterで配信してきた。

https://twitter.com/u6h8sxoax2z7by5
#225はインジケーターで勝てるのか

MT4で動くインジケーターを使うため
日経225先物でなくCFDをトレードしたのだが
一応メジャーSQ(9/10)をひとつの区切りとした。
3万円突破という大相場に大いに助けられたと判断すべきだが
9月1日から10日までの5分足におけるトレードは
28戦28勝0敗勝率100%という結果となった。
なお、使用したインジケーターの詳細は以下の記事にくわしい。

さて、月曜日からは新たな実験として
「ゴールドはスパンモデルで勝てるのか」
をTwitterで配信する。
この記事ではエントリーの基準について書き記しておく。

スパンモデルは、発案者のマーフィー氏曰く
「一目均衡表を改造したもの」で
先行スパン(いわゆる雲)を26日先行させない点が異なる。

一目均衡表で雲を先行させるのは
時間論、値幅観測論、波動論の総合的判断に不可欠なのであって
この三大理論を使わぬのであれば、先行する雲には意味がない。

大事なことなので、今一度言う。

一目均衡表の真骨頂たる三大理論、つまり
時間論、値幅観測論、波動論を駆使した分析をしないのであれば
雲を先行させることに何の優位性もない。
雲は将来の値位置やトレンド方向を示唆するものではない。

世間でローソク足が雲の上だ下だと言うのを聞くたび苦笑を禁じ得ぬ。
一目はよくわからないがトレンドを知るため雲だけ表示させていると
したり顔で言うトレーダーのことが心配になる。

トレンドやサポレジ判断に雲を使うというのであれば
先行スパンをローソク足の位置まで26本戻して考えないと
正確な分析はできない。

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これを要するに、三大理論を駆使した分析をしないなら
一目均衡表ではなくて、スパンモデルを使え、という意味だ。

「もぐらトレード」「東京半値トレード」で知られるアンディ氏も
「雲を先行させない一目均衡表」を使う。なんのことはない。
マーフィー氏のスパンモデルそのものである。

スパンモデルでトレードをすることは決してシンプルではない。
むしろ中上級者がなんとか使いこなせるレベルであろう。
というのも、多くの局面で裁量による分析と判断が求められるからだ。
今回の実験では、思い切り簡素化し極力機械的判断でトレードを試みる。
ざっくり言ってしまえば

60分足のスーパーボリンジャーがバンドウォーク中で
60分足スパンモデルが「巡航速度」のトレンド状態のとき
5分足のスパンモデルにおいて、トレンド転換の初動でエントリーし
さらにトレンド継続中のプルバック(押し・戻り)を拾う。

エントリーの詳細は以下の如し。

I. トレンド転換の初動でロングエントリーする場合

1)5分足スーパーボリンジャーにおいて
① ローソク足終値が1σを上抜いて確定
  2σタッチならなおよい
② 遅行スパンがローソク足を上抜く(陽転)

2)5分足スパンモデルにおいて
① ローソク足終値が青色スパンを上抜いて確定
② 遅行スパンがローソク足を上抜く(陽転)
③ 青色スパンと赤色スパンがねじれる(陽転)
④ 赤色スパンが上向く

II. トレンド継続中のブルバック(押し目)を買う場合

1)5分足スパンモデルにおいて
① ローソク足が終値で青色スパンまたは赤色スパンまで下げて反転
② 遅行スパンは陽転継続中でローソク足の上を推移
  遅行スパンがローソク足に寄っている、または絡んでいるときは用心
③ 赤色スパンが水平または上向き
④ 15分足と60分足のスパンモデルが陽転継続中であることを確認する
プルバック狙いは3度まで。4度目以降は手を出さない。

ショートエントリーはこの反対。

エントリーのタイミングを測る補助として
ストキャスティックまたはRCIを
モメンタムを測るための補助として
MACDあるいはAwesome Oscillatorを使うのも一考。

利確に関しては、マーフィー流本来の手法では
スーパーボリンジャーの各σとローソク足の位置関係や
スパンモデルの反転(いわゆる雲のねじれ)で判断するが
私のお家芸である落ち穂流ピボット&フィボナッチを使うことにする。

複数通貨ペアを監視するトレードにおいては
60分足で大局観を鑑みトレードに最適な通貨ペアを絞る。
今回はゴールドのみトレードするわけであるから
トレードに適した条件を満たしている時間軸を選択することにする。
つまり、5分足でのエントリーを基本とするが
値動きや相場状況によっては15分足・1分足のエントリーも視野に入れる。

追記
トレード成績については、以下の記事を参照。


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