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Leviathan Pivot

私は いにしえのトレーダーではあるが、さすがにローソク足を方眼紙に手書きした経験は持たない。けれども、ATR、ピボット、各種フィボナッチなどをExcelを使って算出した経験ならある。適正ロット数を割り出すこともつい2年ほど前まではExcelが頼りだった。なかでも最もExcelを活用したのが、マーケットプロファイルとギャンである。

Excelで作成したGann Square of 9

マーケットプロファイルについては、Trading View搭載の出来高プロファイル(Volume Profile)がより正確・精細で、格段に使い勝手がよい。このことはすでにいくつかの記事を書いてnoteに投稿してある。

さて、ギャンである。これに関しては研究に没頭した時期があった。

ギャンを追求すると数秘術や占星術に辿り着かざるをえない。こういうオカルト的なものを私は好まない。私の知性が拒絶するのである。それでギャンを積極的にトレードに使うことをやめてしまったという経緯 いきさつがあるのだ。

余談ながら、私にはこれまでどこにも公開していない秘術がある。ひとつはマーケットプロファイル。これは出来高プロファイルという形で一部を公開した。もうひとつはフィボナッチの極めてオリジナルな使い方。さらにその派生・応用とも言うべきハーモニックパターン。そして、ギャンである。

レビヤタンシステムは、インジケーターを用いる他のすべての手法と同様に、遅行性の宿命を負う。事実を確認してから投資行動を取る。これを補うために先行性の手法がほしい。それが私にとっては上に記した秘術である。これから先価格が動く方向とその値位置を予め示してくれる。Twitterで私が「待ち合わせ場所」と言うのはこれのことだ。

余談が饒舌に過ぎた。本題に戻す。

Excelで作成することが煩雑に耐えず使うことをよしてしまったマーケットプロファイルをTrading Viewの出来高プロファイルという形で再び積極的に使い始めたのと同じく、Trading View搭載のギャン関連ツールの使い方を解説して行こうと考えている。今回はまず手始めにインジケーターを作ったのでそれを公開し紹介する。

このインジケーターは、Gann Anglesの計算式によって算出した数値を用いて抵抗線と支持線を描画する。理屈はピボットと同じとざっくり捉えてさしたる支障はない。計算にギャンを用いたということだ。名付けて「Leviathan Pivot」

ギャンの分析というのは、日足週足月足年足で行う。かつて株・先物を中長期でトレードしていた私が、FXとCFDのデイトレードに移行したときにギャンを使うのをやめたのは、ひとつにはこの理由による。そこで「Leviathan Pivot」はデイトレに特化した。15分足以下でのみ機能する。また、個別株と先物を基準に作成したので、FXでは正常に機能しない。

詳細は一切省く。ギャン理論はあまりにも独自で大抵の人にはチンプンカンプンだ。各ラインの見方だけを説明しておく。

  • ブルーのライン(ギャンのゼロに相当)より上は買い目線。

  • ブルーのラインを上方向にブレイクしたら買いエントリー。

  • グレーのラインは、値が止まったり反転しやすい抵抗線

  • グリーンのラインは、ロングポジションの利確目安

  • イエローのラインより下は売り目線。

  • イエローのラインを下方向にブレイクしたら売りエントリー。

  • グレーのラインは、値が止まったり反転しやすい支持線

  • レッドのラインは、ショートポジションの利確目安



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