越智さんは、中高生の活動に関わるときに、どんなことに気をつけていますか?

僕が中高生の活動と向き合うときに心がけていることは2つあります。

1つは、「学び合い、認め合いを大事にすること」です。
シティズンシップ教育や主権者教育をするうえで大事なことの1つが、「社会の『答えのない答え』をみんなで探すこと」。
当然、中高生の活動にも、僕の仕事にも、「答え」はありません。
だからこそ、何にも縛られず考え、自由に発言することが大事だし、その成功も失敗も認め合うことが、次の答えを探す足掛かりになると考えています。

2つめは「行動を楽しむこと」です。
何かアイデアを思いついたら、「とりあえずやってみよう!」と体験を楽しむことが、より多くの学びや学習効果につながると考えています。

仕事をしていて時々思うのが、「日本人はやたらと『計画』に気を使いすぎなのでは」ということです。
もちろん、事を始めるときに計画書がないと、周知もできませんし、メンバーの意思統一もできないので、計画書は必要です。
しかし、「やってみなければわからないこと」もたくさんあります。
特に、『答えのない答えを探す』過程の中では、それはより多くの場面で発見できるように感じます。

高度経済成長期、日本は「改善」をすることで大きな経済成長を遂げてきました。
「改善」で求められるのは「効率性を生む管理体制」。そこでは計画書が大きな役割を果たすかもしれません。
一方、これからの日本は「革新」が求められる時代。
「革新」で求められるのは、「アイデアを生むための自由」。そこでは、「とりあえずやってみよう」というチャレンジこそが、大きな役割を果たすのではないでしょうか。


この活動が、単に「“今の”社会のしくみを楽しく学び合う」だけでなく、“これから”も含めた「社会のしくみを楽しく学び合う」ものになるよう、中高生の活動をサポートするのが、僕の役割だと考えています。

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