憧れの方にお会いしたい

年始から優先順位の付け方に悩んで、毎日note更新をお休みにしていました。あろうことか、誰も読んでいないだろうとサイレントで更新をしないでおりましたら、驚くほど皆さんから「おちづさん元気ですか?」と心配いただくようになりました。自分と周りの人を軽んじてしまっていたんだと大いに反省しました。本当に申し訳ありません。おちづは元気です!

憧れの方にお会いしたい

皆様には尊敬する方はいますか?

私が尊敬する方は、Drivemodeというアメリカ発のベンチャー企業を立ち上げられた、古賀洋吉さんという方です。

明治大学卒業後に、アメリカにわたりMBAを取得し、現地にて働く中で、日本人でありながらアメリカで起業されるという大変な困難に挑まれた方です。今はHONDAの子会社化され、モビリティ界を変革しようと挑戦し続けていらっしゃいます。
出会ったきっかけは、私が仕事に悩んでいた時期に、インターネットで検索をした際にこちらの文章に出会ったことでした。

この文章は鬱の人向けに書いているわけではないのですが、もし、万が一、あなたが死にたいと思っていてここに来たなら、これだけは信じて欲しいと思います。

病気の症状で忘れているかもしれませんがあなたはあなたが思うよりはるかに素敵な人です。僕には絶対の自信があります。

あなたが辛いのは知っています。でも、それはあなたが運が悪かっただけで、あなたは全然悪くありません。

なのに、あなたが死ななければならないなんて無意味な事は、僕には、絶対に、何があっても、許せないんです。あなたにはいろんな複雑な事情とか理由とかあるかも知れませんが、とにかく僕はそんな理不尽な話は絶対に許さない。あなたが死にたい理由はわかりますが、あなたが死んでいい理由はあなたが1万回説明したって僕には微塵もわからない。

だから、勝手かもしれませんが、僕はとにかくあなたに死なないで欲しいのです。もうちょっとだけでもいいから待って欲しいのです。あなたにはすばらしい価値があるという現実を思い出して欲しいのです。

お願いだから、死なないで下さい。

古賀洋吉さん「愛の日記」より

強くロジカルなのに、優しくて情熱があって、私が私を信じられなくても画面の向こうのこの人は私を信じてくれているということを感じ、泣きながら文章を読んだことを覚えています。

こんな方がこの同じ地球上にいるのだということに感動して、ブログを1から10まで夢中になって読みました。留学の話、キャリアの話、とてもユニークで素敵な奥様の話。生きる理由について、働く理由について、冒険する理由について。記事の全てに学びがあって、周りの誰が語る内容より納得感があって、人生に迷った時には必ず古賀さんのブログを都度読み返すようになりました。繰り返し繰り返し読む中で、古賀さんは私にとって人生の師匠のような存在になりました。

私がブログを読んでいる間に、古賀さんはとてもエキサイティングにご自身の人生を切り開いていらっしゃいました。古賀さんのように生きたいと思いながら、新卒で入った会社にそのまま長く勤める毎日でした。自分がやっている仕事が大好きで、夢中になれるものだったからです。でも、心の中でいつも、このままでいいのかという想いがありました。

そんな時に、会社で社内新規事業の研修を見つけました。古賀さんがいつも挑戦し続けたように私も挑戦したい、顧客ファーストで新しい価値を提供したい、世の中にポジティブな差分を残したいと思い、その研修に参加させていただきました。

半年もがきましたが、自分の満足がいく結果は得られませんでした。違うアプローチからも頑張ろうと思って、外部のセミナーに参加してみたり、新規事業研修にも引き続きメンターで参加したり、社外活動やボランティアにチャレンジしたり、色々と行動し続けました。これも古賀さんのブログにあった、経験が情熱を生むという教えが胸にあったからでした。

色々なことに挑戦して、それぞれに心を動かされながらも、私は迷っていました。有限な時間の中で、何をすべきなのか、何をしたいのか、何ができるのか。

憧れの人に会うということ

そんな相談を、私が参加している新規事業研修の学長であるスーパーイノベーター沼田尚志さんにご相談していました。こんなこともやってみたいと思ってるけどどうだろう、と。これは完全に私の想像ですが、相談をする私の言葉はとてもふわふわしていて、沼田さんも芯が捉えきれていなかったのではという気がします。

話の流れから、私には人生で一番尊敬している古賀さんという方がいる、というお話とともに人生にポジティブな差分を残したいという話をしました。

その瞬間に、沼田さんが言いました。おちづさんはその人生で一番尊敬している方にお会いしたことがあるんですかと。私はお会いしたことがありませんでした。古賀さんは講演会などもほとんどされないのです。

そう返したら沼田さんに言われました。なぜ、あなたはそんなに憧れている方に会いに行かないのですかと。

私は答えに窮しました。なぜかと言われれば、私が古賀さんにお渡しできるものがないと思ったからです。でも、確かに私はあのブログを読んだ瞬間から、いまこの瞬間まで、古賀さんに人生を救われ、憧れ、古賀さんのような人間になりたいと思って日々言葉を胸に生きていました。

その感謝を伝えられるなら伝えたい。それはとても一方的な気持ちですが、その瞬間確かにそう思いました。

皆さんが力を貸してくれた

そんな話を社内起業研修のみんな宛に相談しましたら、色んな人がすぐにメッセージをくれました。

実際にお会いできるかはまた別のお話ですが、色々な方が私のために知恵をお貸しいただき、応援の言葉をくれていることに感謝しています。

お会いできることだけがすべてではありませんが、私が古賀さんを世界で一番尊敬していて人生を救われている、その事実を伝えることができることがまず第一歩だと思っています。震えながらも、頑張ります!

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