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【優勝】さっぽろテレビ塔バーティカルランニング

2020年11月3日、北海道では初開催となる階段レース「さっぽろテレビ塔バーティカルランニング」で初代チャンピオンとなりました🥇

2020シーズンはこのレースが初戦。待ちに待ったレースで、出場が決まってからソワソワする日々が続いていました。招待選手として真っ先にお声がかかったことと、"世界ランキング8位"という少し大袈裟な肩書きを背負っているプレッシャーの中、優勝という最高の結果でホッとしています。
今投稿ではレースまでの行動や心境、大会考察、これまでの取り組みなどを話しますね^ ^

レース概要はコチラ


当日朝の過ごし方

どのレースも徹底していることですが"会場近くに宿を取る"ことはパフォーマンスを向上させる上で必須と考えています。
「朝はバタバタせずリラックスしてレースを迎える」
私は都内在住で、自宅から徒歩と公共機関を使って1時間以内で到着する東京タワーの大会ですら近くのホテルに前泊するほど徹底。時間とリスク排除はお金で買えますよ^ ^

スタートから4時間前、6時に起床。30分ほど札幌の街を散歩して体の動きを確認。7時にバナナ1本食べてチャージ完了!そう、朝食は極端に少なくていいのがバーティカルランニング。食事で投入したエネルギーを使う前に競技が終わってしまうので、レース前の食事は必要なし!と考えるのがオレ流です。
しかし今回は2本目登るという特殊なルール。インターバルも90分と長めなのでバナナ1本にしました。
シャワーを浴びてスッキリしたら、レースで着るウェアなどの選定をして宿を出発します。その日の気分でウェアを選ぶことで、少し楽しむ要素が増えますよ^ ^なのでいつも遠征は荷物が多いです。

会場到着からレースまで

8時に会場到着。同じ招待選手や大会関係者の皆様に挨拶。大会を運営してくれることに感謝をし、言葉にする。「頑張ってね」の声にしっかり反応し、適度なプレッシャーを作り出してパフォーマンスに変える。
スタート70分前ぐらいからjogで体を温める。どの部位が動いて動かないのか確認しながら疲れない程度に30分ほど。硬さやぎこちなさが現れる部位にはその都度3秒ほどストレッチをかける。その後200mのダッシュを入れてルーティン完了!
スタート15分前に秘密のドリンクを飲み、気持ちを落ち着かせつつ高める超集中モードを作る。これでようやくスタートラインに立ちます。


レース1本目

今回のテーマは「とにかく攻める」
スタートして30mは計測無しのアプローチ区間。ゆっくり落ち着いてステアーイン!(階段入り)
1段目から70段は赤い階段で狭い通路を進む。手すりもないので腕振りをコンパクトにしながらリズミカルに上がる。

そこを抜けると辺りは暗くなり緑の階段へ。150段近くまで丸い形状の手すりを片腕で利用しながら登る。
そこからフィニッシュの442段まで白い階段。角形の手すりは掴みにくいですが、両手を使えるほどの狭さなのでスキーのストックの要領で両腕をガシガシ使いながら登りました。
白い階段に入ってからはリズムを作りやすくなってフィニッシュまではあっという間でした。もちろん呼吸も脚もキツイけど、そこまでスピードダウンせず最後まで一段抜かしで走れましたね。

1本目結果:1分50秒

2分切れるぐらいかなーと思っていたら案外タイムも伸びてくれました。2位とは5秒差をつけてトップ。250段の時点で時計を見たら60秒だったので、後半192段は50秒で登っています。
前半250段 60秒 0.240秒/1段
後半192段 50秒 0.260秒/1段


レース2本目

90分後に2本目を控え、やることと言えばひたすらリカバリー。jogで身体をほぐしたり、脚を高く上げて乳酸を除去したり色々試します。それでもなかなかパンパン具合は抜けないんですよね...

MCの松本さんからインタビューを受けていると何故かリラックスを感じ始めました。声が良いんですかね(笑)癒されました。

そうこうしているうちに2本目のスタート。1本目と同じ感覚で行くことを決意して前半突っ込みました。
しかし思った以上に動く感じが無く、1本目の疲労をまだ引きずってる感じで「こりゃダメか...」と思っていましたが、250段を過ぎた辺りからリズムを掴みはじめ、ぐんぐん加速していくのを楽しんでいました。
2本目もあっという間に終わり、気づいたらフィニッシュ!案の定展望台にてぶっ倒れましたが、少し余力もあるような...

終わってみれば1分49秒とタイムを更新して優勝確定!しかし2位に入った田中聖土選手はそれを超える1分48秒、同じ招待選手の反中祐介選手や上杉博一選手もタイムを上げてきて、みんなコツを掴んできてるなーと感心と驚き。


前半250段 64秒 0.256秒/1段
後半192段 50秒 0.234秒/1段

上記の通り、後半ペースアップできたのは僕らしくないです。前半攻める姿勢を魅せてこそ小山スタイルなので、少し余力を残すの納得でした。反省中。


優勝は嬉しい

負けたレースほど得られるものは多いが、勝った人にしか味わえないものがある。これに尽きます。
2020年1月、新潟ビルクライムカップで優勝した時の喜びは凄まじかった。これまで勝ったことのない渡辺良治選手(世界ランク3位)に勝ったことで、なにか重荷が外れた気がしました。
国内での短距離レースはしっかり勝ち切って、世界戦へ向けて勝ち癖をつけたいところ。

協賛企業から副賞のししゃも、バックパック、盾など色々いただきました。大会運営の皆様には本当に感謝です。招待選手らしい振る舞いができたかどうか不安ですが、次回開催ではもっと良い大会になるように尽力します。

また札幌いきまーす

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