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アパートの下には、凄まじい数のテロリスト、子どもたちのためにポーカーフェイスでいようと決めた

10月7日土曜日の朝、スデロットの住民はサイレンの音でパニックになりつつ目覚めた。サイレンに引き続き爆発音がなり響く。
 
ベッドから3歳の娘を連れて行くように夫に叫んだ。そして、4歳の息子がまだぐっすり寝ているシェルターに逃げ込む。何が起きたのかはわからない。外ではミサイルの音が響き、銃声がこだましていた。

状況を把握できないまま、シェルターに入って30分後、私はトイレに行き、携帯電話を手にした。そこで初めて、とんでもない恐ろしいことが起こっていることを知った!スデロットを含め、近隣の町々やコミュニティへのテロリストの侵入、大量殺人….. 私は子供たちのために、ポーカーフェイスでいようと決めた。

シェルターで3時間過ごした後、私たちは5階に住む住人の家へ避難した。私たちの家は1階だったので、見つかりやすいと思ったのだ。その間、WhatsAppアプリに送られてきた写真を含め、起きていることすべてを見聞きした。その時、私たちのアパートの下に何十人ものテロリストが潜り込み、周囲の建物に次々と侵入していくのを見た。

土曜日の夜、1階の自分たちの家に戻った。子供たちが、他の人の家に長くいることに耐えられなかったからだ。
そこから3日間、完全なロックダウンの中で過ごした。
家中に鍵をかけ、雨戸を閉め、空気も薄い中、子供たちは退屈で壁に頭を打ちつけていた。テレビを見るのも飽きていたから。

月曜日、警察に護衛してもらい外に出ることが出来た。
車で走り出してから、ノンストップで走り、ほとんどブレーキを踏むことはなかった!町から十分に離れ安全なところに着くまでは。

あれから涙が止まらない。心は打ち砕かれ、頭の中はパンクしそうだ。

マーヤン.Z


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