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激安ポリイミドテープを試す。

ポリイミドテープは熱に強くプリント基板のはんだ付けなどの高温にも耐えるため様々な製品で使用されています。

某所で激安販売されているのを見かけたので通常のポリイミドテープと同じ使い方が可能なのか確認をおこないました。

ポリイミドとは

剛直で強固な分子構造を持ち、且つイミド結合が強い分子間力を持つためにすべての高分子中で最高レベルの高い熱的、機械的、化学的性質を持つ。
化学的構造は古くから知られていたが、工業的に実用化されたのは1965年、米国のデュポン社がポリイミドフィルム「カプトン」を上市したのが最初である。

Wikipedia ポリイミドよりhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%89

激安ポリイミドテープの特徴

激安ポリイミドテープは以下のような特徴があります。
・激安:幅いろいろ、長さ33m?、100円~500円
 通常は10mm幅、20m程度で1000円くらい
・型番等はない、T10-33(T幅-長さ)などの簡易的な型番がある?
・温度定格:250℃
・粘着剤:シリコーン系
・使い始めに「Koptan-」「Kaptan」などの製品名?がある。
・プラ芯(クリーンルーム対応?)

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何処まで耐えられるのか

何処のご家庭にもある熱源で試しました。
LPガスの燃焼温度は1700℃~1900℃
ポリイミドの熱分解温度は500℃ 以上なので見事に熱分解しています。

実用的な温度で試す。

激安ポリイミドテープへ半田ごて(約350度)を当ててみました。
ポリイミドテープを張り合わせて確認を行ったため接着剤が蒸発して若干膨れるのを確認しましたが
ポリイミド自体に特に変化はありません。

半田付けの温度に耐えるのであれば半田付けをする箇所に使用できそうです。

比較のために何処にでもあるセロテープでも同様に行いました。
溶ける様子はありませんがポリイミドテープと異なり色が変色するなど変化がありました。

残る試験は...

ポリイミドテープに求められるスペックは
・絶縁
・粘着性
ですがテストが出来次第記事にする予定です。

この記事は

この記事は 2014/07/07 に ものづくりログ へ投稿した記事をnoteへ転記しました。