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#1128 社外の人と連携するハードルを徹底的に下げよう

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

ヘルプシーキングの輪を広げるためのポイント

今週も木曜日がやってまいりまして、今日は、一緒にこのチャンネルを運営するなつさんの質問コーナーをお届けします。
なつさんは、「なつきさん」の「なつ」なんですけど、先週「ピーナッツのナッツさんだと思っていました」という、おもしろいコメントもいただきました。ありがとうございます。
今週のなつさんの質問はこちらです。

【「ヘルプシーキング実践の壁」ラストの回は、ヘルプの輪を広げるコツについてです。
ヘルプシーキングは、ヘルプを出せる相手が増えれば増えるほど、取り得る選択肢が増えていくと思います。
仕事をしていると、つい同じチームの中の上司や同僚のみに閉じてしまいますが、連携先の例を交えながら、相手からも連携したいと思える関係を広げていくコツについて教えてください。】

という質問です。
木曜質問コーナーを使って、ここ3回ヘルプシーキングの実践を取り上げてきましたけれども、今日は、チームの中だけに閉じずに、外に広げて連携を広げていくポイント、こんな感じでお題をいただきました。
なつさんは今週、東京の展示会出展に会社の仲間と足を運んでいますので、きっと東京でこれを聴いてくれているのかなと思います。

組織の外ともオープンに連携していく

チームの中だけに閉じずに、チームの外に連携の輪を広げていくというお題について、私なりの所感を共有させていただこうと思います。
まず、事例に事欠かないというか、横断して外といろいろつながって、連携したり、協力し合っていくって、私の中では「やめられないとまらない」ことだなと思うんですけど、例えば、ちょうど今週にあったことでいくと、皆さん、この両立サプリのチャンネルで何度か対談にも登場していただいた、michinaruさんを覚えていらっしゃいますでしょうか?
通称「かなぶんさん」のいるmichinaruさんが、私たちNOKIOOと同じ人・組織領域で事業をされているmichinaruさんなんですけど、ちょうどかなぶんさんと話をした時に、マーケティングやインサイドセールスで、いろいろ現場で試行錯誤をしているという話をお互いに「それは今、テーマだね」そんな話をしたことをきっかけに、じゃあ、マーケ・インサイドに関わるメンバーで、情報交換ミーティングを組織横断でやろう、自分たちがやっていることが相手の役に立つかもしれないし、逆に相手がやっていることが、自分たちにはない着眼点になるかもしれないから、インサイドのメンバーで情報交換ミーティングをやろうと、こんな話が持ち上がり、サクっとスピーディーに実現したというケースがありました。
michinaruさんからお二人、NOKIOOからは3人。それぞれ現場で試行錯誤をするメンバー同士が参加をして、ワイワイ一時間、お互いにやっていることや、お互いに工夫していることを交換し合う、こんな時間がありまして、私は参加してないんですけど、メンバーの反応からめちゃくちゃ有意義な時間だったんだなと。「ぜひ三カ月に一回ぐらいのペースで続けましょう」そんな話題も出てましたので、すごくいい連携だなと思ったのが、ちょうど今週です。
これはまさにチームの中だけに答えがない。だからチームを越えて連携する
今回のケースだと、組織の外ともオープンに連携していく一つの形だなと思うんですよね。
チームの中だけに答えがない。なんなら組織の中だけにも答えがない。こういう中でどうやって仕事を良くしていこうか、関わる人の手ごたえを大きくしていこうかと思うと、チームの枠を越えての連携って、これからますます必要になってくるなと私自身は感じています。

困りごと発信する、実現したいことを発信する

何が大事かというと、たぶん発信ですよね。
百発百中でうまい連携がすぐに生まれるということはないかもしれないですけど、それでも、一つは困りごと発信する。もう一つは実現したいことを発信する。この発信を小さくコツコツ、それでもオープンにしていくということが、例えば、今回の連携ミーティングにもつながったなと思います。
困りごとを発信するというのは、「これをなんとかしたい」とか、「こういう課題があるんだよね」とか、「ここで困っている」これがたぶん困りごとの発信ですし、そしてもう一つの実現したいことの発信というのは、「こういうことを実現したい」とか、「これを解決したい」とか、「こうなるといい」この発信をコツコツ繰り返すことで、それをキャッチする人が出て、そこから小さな連携が生まれていくというのが、私は一つのモデルだなと思っています。

「なんかよかったな」の体験を小さく生み出していこう

ということで、発信ではあるんですけれども、でもいきなり発信って、ハードルが高く感じることもあるじゃないですか。
そういう意味では、最初の一歩は、徹底的にハードルを下げること。
ここに尽きると思います。
例えば、自分の中に答えやヒントのないことがあるとするじゃないですか。
そうすると私たちは、例えば、ちょっと調べてみたり、本を読んでみたり、セミナーに参加したりしますよね。
これも私は、組織の枠やチームの枠を越えた連携だととらえていいと思います。
自分たちの外の知識とか、外の経験とか、外部のプロの力を借りる。
立派な連携ですよね。
実は、調べるにしても、本を読むにしても、セミナーに参加するにしても、自分の中で何に困っているのか、困りごとや課題が明確にならないと、そういう機会を選ぶとか、踏み出すということができないと思うので、これをやる時点で、たぶん困りごとを小さく自分の中で発信する。その発信を行動に変えてみるということが、できているんじゃないかなと思います。
他に、ハードルを下げる事例が思い浮かびますか?
例えば、私たちはスクールを運営してるじゃないですか。オンラインスクールスクラを運営しているんですけど、クラスの中で質問をしてみるというのも、まさに発信と連携だと思うんですよね。
「私はここが分からないので、アドバイスがほしい」とか、もしくは自分のケースを題材にしながら、こういうケースではどんな着眼点があるか?みたいなことを、自分以外の仲間や講師に聞いてみる。
これもまさに発信と連携。
もっと言うなら、このVoicyもチームや組織の枠を越えた連携ですよね。
ちょっと気になる放送を聴いてみるとか、聴いたことで自分にない視点が一つ増える。ちょっと元気になるとか、ちょっと気持ちが変わる。これも立派な外との連携だと思います。
ということで、最初の一歩は、徹底的にハードルを下げていくこと。
小さくとも体験したことが、次の体験を生んでいくんですよね。
私たちは、何かを食べておいしいと感じると、また買ったり、また食べたくなるじゃないですか。それと同じで、体験も「これ、よかったな」「やってよかったな」と思うと、次の体験を生んでいく。
最初は本当に小さくていいと思います。
「ちょっとよかったな」とか、「なんかいいな」と。
でも、ヘルプシーキングの場合って、必ず相手がいるじゃないですか。
おいしさを相手も感じられると、自分プラス相手ということで、最低でも2倍広がっていくと思うんですよね。
相手にしてみると、「助けてよかった」とか、「知恵を貸せてよかった」「経験が役に立ったな」とか、相手にとっても、「連携、いいな」とか、「なんか楽しい」「じゃあ、またしよう」こんな感じで。
例えば、このVoicyも一方向に見えるかもしれないですけど、私自身も「聴いてくれてる、だからまたやろう」こんな感じで、皆さんの連携を受け取って、それが次の体験につながっていますので、まさにそういうメカニズムだなと思います。
「だからまたやってみよう」これが双方に生まれていく
これが、連携の輪が広がっていく、私はポイントだなと思います。

ということで、なつさんの質問の「ヘルプシーキング実践3回シリーズ」もいったん着地になるんですかね。
困りごとの発信、そして実現したいことの発信。でも、ハードルは徹底的に下げて、「なんかよかったな」の体験を小さく生み出していこう
こんな感じで話をさせていただきました。

お聴きいただきありがとうございます。

それでは、次のチャプターで「先週の一番放送と、コメントありがとうございます」のコーナーをお届けいたします。

先週の一番放送は、激務で疲れたパートナーとの関わり方(質問放送)&今週のコメントご紹介

続きはぜひVoicyでお聴きください。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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