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#275 「"考える仕事"はタイムマネジメントが難しい」というお悩み

今日は木曜日ですので、通常ならチームVoicyのリナちゃんの質問コーナーになるのですけれども、なんとリナちゃんから、「小田木さん、今週はネタが全然思い浮かびません。たぶん、小田木さんの意見をたくさん聞くうちに、悩まなくなってきたような気がしています。
そんなわけで、今週はネタ出しができませんがよろしく。」というボールが返ってきました。
せっかく木曜日は考えなくていいと思っていたのに。
そうしたらですね、なんと「じゃあ僕が代わりにネタ投げをするよ」と、私たちのNOKIOOの社長の小川さんが、ネタを急に横から投げ込んできてくれましたので(感謝してるんですよ)、こちらを取り上げたいと思います。
リナちゃんのバトンを受け継いで、小川さんの質問コーナーです。

「"考える仕事"はタイムマネジメントが難しい」というお悩み

【考える仕事が多くなるほど、その仕事(考えることでのアウトプットにまでなってくる時間)の見積もりが難しく、予定をブロックするスケジュールやタスク管理ができません。
時には、考えるための材料や途中経過の議論を頭に入れておくと、ふとした時にアウトプットが生まれてくることもあり、このアウトプットをするタイミングスケジュールをコントロールするのは極めて困難です。
何か良いアドバイスをお願いします。】
小川さん、ありがとうございます。
ネタに困ってますので、使わせていただきます。

ところで、小川さんの質問ですけれども、皆さん分かりましたか?
もはや何を言っているのか分からないという方のために、ちょっと整理をしたいと思います。
”考える仕事”、これがテーマですね。
この考える仕事って、最終的なアウトプットが完成するまでの時間見積もりが難しい。
考える仕事なので、どれくらい時間がかかるのか予測がしにくい
だから、スケジュールやタスク管理ができない。
これが一つと、考えがまとまるとか、ひらめくまでのタイミングがまちまちで、さらにコントロールが難しいです。どうしたらいいでしょう?
こんな内容です。
難しいことを投げ込んできますよね。
でもネタですので、一緒に考えたいと思います。

”考える仕事”、皆さんもご自身の仕事の中での考える仕事に引き寄せて、イメージしていただけるといいかなと思います。
いわゆる企画系ですかね。
例えば、提案内容を考えて企画書にまとめるとか、事業計画を立てて説明可能な資料にする。今の人事制度の課題を洗い出して改善の方向性を決めるとか、プロモーションの企画を立てて計画に落とし込むとか、Voicyで何を話すか決めて収録する。
これを考える仕事系かなって思います。
今、「××を考えて××にする。」
こういう言い方を意図的にしたのを気付いていただけましたでしょうか。

考える仕事って、おそらく考えをまとめるというプロセスと、それをアウトプットするというプロセス、この2つの組み合わせなのかなって思います。
例えば、企画を立てるのが考えをまとめる部分で、それを説明可能な資料にする、企画書としてまとめる、これがアウトプットするプロセスですよね。
この2つの組み合わせと考えていくのが、スタートになりそうかなと思いました。

考えるというプロセスと、アウトプットするというプロセスの組み合わせで、小川さんのお悩みは、特にこの考えるという時間の見積もりが難しいということですよね。
所要時間はどれぐらい考えたら考えがまとまるのか?という、ここを見積もるのも難しいし、いつひらめくのかとか、いつまとまるのか、このタイミングを計るというのも難しいという話かなと思います。
一方で、アウトプットするという、ここそのものは、資料作成とかは作業ですので、考えさえまとめられれば、比較的見積もりがしやすいんじゃないかなと思います。
ということは、今日のお題は、考え始めて、考えがまとまるまでの時間をどうやったら見積もれるか?というところにフォーカスができるのかなって思いました。

時間を見積もることを諦めない

ちなみに、企画系の仕事とか案件とかタスクって、見積もるのが難しいよなって、私もめちゃくちゃ分かります。同じです。
たぶん基本スタンスは難しいのだけれども、見積もることをあきらめない、さらに見積もり精度の向上に情熱を注ぐ
これをスタートにしたいと思います。
私自身も難しいのですけれども、これを見積もれなかったら、スケジュールと納期が崩壊の危機を迎えますので、ここは絶対にあきらめないという基本スタンスがあります。

インプット、とりあえず素案、叩いて磨く、3つに細分化してみる

解決の糸口を考え始める、そして考えがまとまる。
この時間をどうコントロールして見積もるか?にフォーカスをすると、次にこんなヒントがあるんじゃないかなって思います。
考えがまとまるまでに何が必要か?とか、どんなプロセスが自分の考えをまとめる上で適切か?
ここはたぶん、型があると思うんですよね。
おそらく、こんな型が汎用性があるんじゃないかなと思うのですけれども、まず一つは、インプットですよね。
必要な情報を自分の頭の中に入れる
これが事前情報や要件を整理することに該当するかもしれないし、ブレストするかもしれないし、最終的な考えをまとめるまでに必要な着眼点を書き出すとか、この辺がインプットステップになって、次はとりあえず素案を書いてみる
これありますよね。
要は、いきなり10割を狙わずに、1割から3割程度の粗さで、まずプランを書いてみる
ここで手を動かして書き出すというのが、結構大事かなと思います。
これを頭の中だけで考えちゃうと、ぐるぐるまわってなかなか前に進まないとか、頭が活性化しないので、3割弱程度の粗さで、まず素案を書き出す。
これが書き出せると、次に叩くとか磨くというステップがおけますよね。
必要な相手と揉むとか、一旦聞いてもらってフィードバックを受けるとか、一人ツッコミしながらブラッシュアップしていくというステップにもできるかと思います。
インプット、とりあえず素案、叩いて磨く、この3つにまず細分化し得ないかな。

さらに、このとりあえず素案と、叩く磨く、これを意図的にタスクとして分解して、この間に時間を取ると、一日でも半日でもいいのですけれども、ここがたぶんひらめきのタイミングとしておけるし、コントロールがしていけるんじゃないかなって思います。
インプットがあって、素案があって、そこまであるからいろんなことを頭の中で考えを進めることができて、「お、ひらめいた」こういう感じですね。

考えがまとまるまでのプロセスを細分化して、所要時間を見積もる

ということで、整理すると、考えがまとまるまでのプロセスを細分化して、所要時間を見積もる
見積もり対象が小さくなればなるほど、見積もり精度があがるというのは、私は絶対法則だと思うので、考えがまとまるまでのインプット、素案、叩く、このプロセスを細分化して、所要時間を見積もって、それをスケジュールに落とし込むとか、関わるメンバーのスケジュールをおさえるとか、こういったことを将来時間を予約するという形にできるといいんじゃないかなと思います。

ちなみに私は、これ系の時間管理、過去に比べると、めっちゃ精度が上がったし、できるようになったなって思います。
何が転機だったかというと、やっぱり出産による時間制約ですよね。
時間に制約があるというのが、むしろやり方を変える機会になったなって思うのと、あともう一つは、やっぱりロジシン、論理的思考、考える力系の勉強ができた。これが大きいと思います。
もしこれ系の力を磨くことに興味のある方がいたら、育休スクラオンラインスクールの方に来ていただければと思います。
すみません、宣伝が入りましたけれども。

小川さん、どうでしょうか。
小川さんは全部できると思うんですね。
難しいんだよなって思っちゃっているのを、「やるぜ、諦めないぜ」って思っていただければ良いかと思います。

ということで、今日は「考える仕事はタイムマネジメントが難しい」という小川さんからのお悩みにお答えさせていただきました。
ありがとうございます。またネタをお待ちしています。
聴いてくださってる皆さんも、このvoicyチャンネルは常にネタを大募集しておりますので、何かあれば、よかったらコメントください。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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