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#450 第二子をいつ持つか迷ってしまうというお悩み

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、復職後にぶつかる壁を知り、備えるためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

”両立サプリ”だけど、育児の話がない?

今日は金曜日です。
昨日、会話をしている中で、こんなコメントをいただきました。
「”両立サプリ”というので、今の自分のライフステージ的には、まだ関係ないかなと思ったのですけど、聴いてみたら、めっちゃ仕事の話でした。」
それを聞いて、私もはたと思ったのですけれども、このチャンネルのタイトルは、”両立サプリ”なのですが、冷静に考えてみると、言うほど、両立や育児に関する話をしてないなって思いました。
仕事と生活は地続きですし、それが仕事であるか、家庭の中であるか、関係なく、毎日いろんなことに向き合うな。
そういった中でいろんなテーマをチョイスしているというのもありますし、育児や家事については、私に人様にお話するようなネタやヒントがあんまりないという、そういった私情もあります。
ただ、仕事が楽しいとか、自分のキャリアに納得感がある。
これって、家庭の中を明るくし、自分の家族も大事にしていくエネルギーになるんじゃないかなと思いますので、当面、こんな比率が続いていくと思いますが、聴いていただけると嬉しいです。

第二子をいつ持つか迷ってしまうというお悩み

今日は、両立に近いテーマのご質問をいただきましたので、これを取り上げながら、”両立サプリ”っぽい放送をさせていただこうかなと思いました。
いただいた質問は、このチャンネルの質問ボックスに送っていただいたチーズさんからの質問です。
チーズさん、ありがとうございます。
【小田木さんに伺ってみたいことがあります。
私は子どもを二人授かれたらいいなと考えているのですが、もちろん仕事もきちんとしたいと思っています。
すると、いつキャリアのアクセルを踏むか?ぐるぐる頭の中で考えてしまいます。
職場の異動の関係で、一人目の子どもの育休を3年取ることになりました。
働きたいと思っているので、一度は復帰しようと思うのですが、妊娠のこととなると、私の年のこともありますし、復帰してまたすぐ産育休に入るとどうなんだろう?職場の人はどう思うかな?と考えてしまいます。
その辺りも含めて、上司との相談ができたらいいのですが、言葉を選んで伝えないと伝わらないのかなと思うと、なかなか上司にも相談できずにいます。
小田木さんならどう考えますか?】
という質問をチーズさんからいただきました。
一緒に考えてみたいなと思います。

質問のポイントは、仕事を頑張りたいです。第二子が欲しいです。
この両方の希望の狭間で揺れているという内容なのかなと思います。
仕事のアクセルを踏んでいい?
でも、可能性として、またすぐに産育休に入ってしまうのもどうなんだろう?
こんなふうに考えてしまうということですね。
こういった心の中での葛藤をよくお聞きします。
例えば、「今は仕事が大事な時だな、この局面に仕事をしてたいな」とか、「今のポジションや仕事が変わりたくないな」一方で、「長く離れる不安があるな」こう思いながら迷うことは、私は本当に普通のことだし、リアルだなって思います。
この悩みに正解があるわけではないんじゃないかなと思いますけれども、私だったらどう考えるかというところを、ちょっと共有できたらなと思います。
「参考の一つに」ぐらいな感じで、お聴きいただければ。

面白い仕事は、これからいくらでもできます

まず一つは、「今、離れるのは惜しい」、「もったいない」、もしくは、「離れるべきじゃない」こんなふうに迷うという声を、チーズさんだけではなく、結構お聞きするのですけれども、私が一つ言えることは、面白い仕事なんていうものは、これからいくらでもできます
今の状況、ポジション、役割を手放してしまうと、なかなかそういった良い物が手に入らないんじゃないか?
これが悩みの一つに入ってくるんじゃないかなと思いますが、繰り返しますけれども、面白い仕事なんていうものは、これからいくらでもできます。
なので、そこは心配しないでいただきたい。
つい、「目の前にあるものが全て」という感じで見えるのですけれども、そんなことはない。
さらに、多くの人のキャリア人生は、これから5年足らずとかではなくて、軽く10年、20年、長い場合で30年、続いていくと思うんですよね。
その中で、いくらでも面白い仕事ができます。
もっと言うと、私は40代ですけれども、小さい子どものお世話に追われていた30代とは比べ物にならないぐらい、さらに仕事が面白くなったなという手応えがあります。
両立はまだまだ続いていくのですけれども、経験が上がる、そして子どもも成長していく、こういった中で、ここから先、いくらでも楽しい仕事ができますので、そこは心配しなくていいんじゃないかなと思います。
20代よりも30代、30代よりも40代、40代よりも50代、10年スパンでどんどん仕事が面白くなっていくんじゃないかなと思いますし、私はほぼそう確信していますので、「これからこれから!」ぐらいな感じで考えていただくといいかと思います。

”かもしれないブレーキ”はもったいない

二つ目は、「〇〇かもしれない」例えば、「子どもを授かるかもしれない」、「育休を取るかもしれない」こういった『かもしれないブレーキ』これも非常にもったいないなと思います。
『かもしれないブレーキ』を、意識的にも無意識的にも、踏んじゃっている人が多いんじゃないかなと思います。
ブレーキを踏むとか、状況を調整するというのは、起こってからでいいと思います。
これからまた出産の予定があるとか、産育休を取っていく場合は、その時期に入るまでに、できる限りたくさんの経験をしておいた方が、私はいいんじゃないかなと思います。
なので、『かもしれないブレーキ』を踏むよりも、むしろ『かもしれないアクセル』を踏んだ方が、私は合理的だなと思っています。
なにより言えるのは、産育休に入っていくって、だいたい関知してから六か月ぐらいの期間があると思うんですよね。
六か月あれば、ここでちゃんと備えができれば良い。
残る人が困らないように、きちんと仕事を引き継ぐとか、自分のやっていることを棚卸して、見える化して、整理をしていく。
六か月あれば十分にできます。
むしろ、出産はかなり時間がある方で、例えば、退職は長くて三か月じゃないですか。
その他、介護、病気、ケガなどは、その日からのケースもあるわけですよね。
それに比べると、妊娠出産というのは、分かってから一定の期間がある、かなり恵まれた機会だと思いますので、これに『かもしれないブレーキ』は、私はもったいないんじゃないかなと思っています。

起こることを引き受ける覚悟を持とう

最後三つ目は、私は、『起こることを引き受ける覚悟』ここに尽きるんじゃないかなと思います。
例えば、いろんなことを考えますよね。
「何歳で産むかな?」とか、「子どもは何歳差がいいのかな?」とか、「キャリアの中で、どのタイミングがベストなんだろう?」いろんなことを考えるのですけれども、これを考えちゃうのは、つい、シナリオ次第で成否が変わると思っているからだと思うんですよ。
でも私は、シナリオの影響はそんなに大きくないと思います。
それよりもシナリオ次第で成否が変わるって思っちゃうことによって、本当に成否が変わっちゃう。
伝わりますかね?
「もしかしたら、この選択じゃない方が良かったんじゃないか?」そんな感じで、選べなかったシナリオに執着してしまうことや、「この選択をしたから、今うまくいってないんだ」と、シナリオのせいにしちゃうと、実際に成否でいうと、よくない方向に行っちゃうのかなと思います。
なので、どのシナリオを選ぶか迷うよりも、起こったことを私はちゃんと引き受ける。
その上で、これが最良だったと言えるように工夫していくし、適応していくし、良く変えていく。
こういう覚悟を持った方が、私はヘルシーじゃないかなと思います。

周囲の反応を気にするよりも、起こることを引き受けて、良くしよう

あと、上司や職場の反応を気にされていらっしゃると思うのですけれども、でも、上司がいい顔をしなかったら産まないの?
そんなことはないですよね。
つい、良く思ってほしい、賛成してほしい、できる限りいい顔をしてほしいと思うのですけれども、そんなことを考えたら、ほとんど決めるのは難しくて、周囲の反応や顔色を伺っているうちに、何も決められないということになっちゃうんじゃないかなと思います。
コントロール不可能な周囲の反応を気にするよりも、もしかしたら最初は「え?」って思われるかもしれないけれども、その後のチーズさんの仕事への向き合い方だとか、チームへの貢献の仕方で、相手の印象や関係性をより良く築いていくんだ、変えていくんだ、という考えを持った方がいいかなと思います。
これも含めて、「起こることを引き受けて、良くしよう」と思う覚悟を決めちゃう。
こんな感じでいかがでしょうか?
チーズさんの選択やアクションを、心から応援しています。
ということで、今日はチーズさんからいただいた質問を一緒に考えさせていただきました。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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