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#548 「メッセージをつくれる人」は市場価値が高い

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、時間で成果を出す仕事のやり方にさよならするためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週もまた一週間がスタートしました。
新しいタイトルコールですけれども、「なんちゅう直接的なタイトルコールや」って感じですよね。
時間で成果を出す仕事のやり方にさよならするためのオンラインスクール、これも、私が特に第一出産して仕事に戻った時に、痛切に感じた課題感でもありますので、共感してくれる人が一人でも増えるといいなと思っております。

先週、私が交わした雑談から「なるほどね」と思い、考えたことがありますので、今日はそれを共有させていただきたいと思います。
雑談といっても、ちゃんとした仕事上のミーティングなのですけれども、雑談相手は、企業のブランディングを手がけていらっしゃるパラドックスという会社の役員の鈴木さんでした。
鈴木さんは、コピーライターであり、かつクリエイティブディレクターなんですよね。
そんな鈴木さんの仕事観の一つかなと思ったのですけれども、「仕事においてメッセージを作れる人であるかどうかって、すごく大事なことだよね。」と。
”誰に何を伝えるか?”そうしたメッセージを作れる人こそ、市場価値が高いと考えているし、そこにどれぐらいこだわりを発揮できるかというところが、仕事の上で大事にしている価値観なんだなと、そんなふうに思いました。

メッセージを作れる人

このテーマがめちゃくちゃ深いなと。
この会話の前後の文脈としては、デザインクリエイティブの話としてだったのですけれども、”メッセージを作れる人であるか?”って、私たちの仕事全般に共通する一つのキーになるんじゃないかなと思いまして、ここからは、そんな話をしながら、小田木個人的に考えたことを、今日は共有させていただきたいと思います。

まず、”メッセージを作れる人”、分かるような分からないような気もしますよね。
コピーライターであれば、刺さるコピーを作るというイメージがつきやすいのですけれども、メッセージを作るってなんだろう?
まずは、ここに着目したいなと思います。
本当に小田木解釈ですので、ぜひ皆さんも引き寄せながら考えていただきたいと思うのですけれども、具体的に考えた方がいいかなと思うので、「昨日やった仕事を思い浮かべてみる」みたいなアプローチがいいのかなと思います。
例えば、会議を仕切った。会議を仕切るという仕事において、メッセージを作れるというのは、どういうことなんだろうか?
例えば、ルーティーンでまわす定例会議で、進捗共有ができればOKと思いながら場回しをするのか、それとも、進捗共有の中で出てきたギャップや課題を取り上げて、それをチームでいかに埋め合わせていくか、そのための合意を引き出すとか、次のアクションを引き出すという目的を込めながら進行するのか?
なんか後者にメッセージがこもっているような気がしますよね。
もしくは例えば、顧客向けにレポートを書いたと。必要な情報を集約して、それっぽくレイアウト・編集していくことがレポートを書くなのか、それとも、そのレポートで何を伝えたいのか考えて、成功だというメッセージを伝えたいのか?それとも次回に向けて〇〇の課題があるという、こういうメッセージを顧客と共有することを目的に書いていくのか、これもズバリ、誰に何を伝えたいのか、考えながら進めていくと言えそうで、これがメッセージなのかなとか。
他にもいろいろありますよね。
ユーザー向けにメールを配信した。配信するということが目的の業務になっているのか?それとも、その配信によって、どんな成果を実現したいのか?もしくは、受け取り手にどういう思いを持って、どんな行動を起こしてほしいのか考えながら配信するのか?とか。
デザインクリエイティブな話じゃなくて、いろいろに当てはめて深めることができるのが、メッセージを作れる人なのかなと思いました。
結局、誰に何を伝えたいのか?どうしたら伝えたいことが伝わるのか?
さらに、その結果、相手にどういう感情を持って、どう動いてほしいか?
これを考えて、表現できたり、行動に落とし込んだりできる

これがメッセージを作れる人なのかなと思いました。

意識とこだわりを持って仕事をしているか

鈴木さんの話の中でも印象的だったのが、それができるかどうか以上に、そういう意識とこだわりを持って仕事をしているかどうかが、すごく大事。
ここに、鈴木さん自身の信念も詰まっていたなと思います。
意識とこだわりというと、「精神論じゃん」と思うかもしれないですけれども、意識すること・こだわることって、具体的な行動アクションとしては、どう落とし込まれるのか?というと、”考え抜く”という言葉を使ってました。
「意識しています。」とか、「こだわってますよ、そういう所。」と言うのは簡単、思うのも簡単なのですけれども、では、どんなアクションに落とし込まれるかというと、鈴木さんの言葉を借りると、「これ以上は今の自分にはないというぐらい考え抜くこと」と言っていましたので、そういう意味ですごく分かりやすいですよね。
ただ情報を流すのか。ただその仕事を処理するのか。
これに対してメッセージを作るというのは、その一つ一つのタスクや、その仕事そのものの目的や成果にどれぐらいこだわって考えていることなのかなと、すごく私自身も問い掛けられているなと思いました。

ここまで聴いてみてどうですか?
共感するかもしれないし、「言ってることは分かるよ」と、理解するかもしれないし、「言ってることも分かるし、共感できるけれども、現実には難しいな」と、いろいろ考えるかもしれないですね。

どう仕事したいか、選択の話

私も改めて言葉にしてみて思うのですけれども、それってレベルが高いし、簡単な事じゃないなと思います。
でも一方で、誰もそうしろとは言ってないんですね。
こだわっても、処理しても、仕事そのものは終わっていくし、時間は過ぎていく。
ということは、これは「そうしろ」、「そうしたくない」というよりも、どう仕事をしたいか、選択の話なのかなと思いました。
どっちが良い悪いというよりも、「私はどうしたいか?」選択の話だし、「こだわりたいか、こだわりたくないか?」こだわりの話でもあるのかなと思いました。
私自身は、選択の話であれば、「どう仕事したいか?」選ぶ話であれば、やっぱりこだわっていきたいなと思います。
断然そのほうが仕事を楽しいと思いますし、鈴木さんも市場価値という観点でも語っていましたけれども、これからまだまだ長くサバイブしていかなきゃいけないですもんね。
人生が終わるその前の日まで、家族を大事にしながらも、仕事を通じて、なにか誰かの役に立っていたいと考える私には、必須事項かなと思っちゃいました。

メッセージを作れる人へ最初の一歩

そんな”メッセージを作れる人”ですけれども、最初の一歩って何かな?と考えた時に、なんとなくな状態を自覚するというところは、実はメッセージを作るよりも、もっと手前に最初の一歩の大事なところなんじゃないかなと思います。
例えば、「この仕事で何を伝えたいのか、決まってないよな。」と自覚するとか。あと、「どうしたら伝わるか、考えずに進めようとしちゃってたな。」と、自分で気付くとか。もっと言うと、「自分なりには考えているけれども、相手や仲間と合意がなかったよな。」と、気付く。
これがたぶん、”意識する”とか、”こだわる”の最初の一歩の行動だと思いますし、気付くことで、じゃあと考えていけるようになるんだろうな。
一つ一つの仕事全部に対しては、難しいかもしれないけれども、「ここはやっぱり考えようよ。」とか、あと、「ここはこだわりたい、大事にしたい。」そういった照準を合わせながら、気付いて、「ここはこだわろう、考えよう」という行動が取っていけるといいんじゃないかなと思いましたし、私一人でそれをやるというよりも、仲間と一緒に、「ここはこだわろうよ。」とか、「ここはもうちょっと考え抜いてみようよ。」そんな会話が交わされるようなチームで仕事ができたらすごくいいなと思っています。

ということで、”メッセージを作れる人”というキーワードを、私なりに考えてみたという話でした。
このVoicyでも、メッセージを込めてやっていきたいなと改めて思いましたので、皆様引き続きよろしくお願いします。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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