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#1065 想像で勝手に”1人相撲を取らない”ために

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週は、祝日月曜日からのスタートです。
今日もお仕事をされている人もいるかもしれないですし、今日は祝日でお休みという方も多いかもしれないですね。

「どんどん忘れていく」自分に気づいたこと

私は、この週末はわが家の長女ちゃんのお誕生日でして、誕生日祝いを家族でやりました。長女ちゃんの好きなものを家族で食べて、ケーキを食べて、プレゼントがあって、という感じなんですけど、ちなみになんと中学3年生で15歳になったんですけど、ワイワイと話をしている中で、夫と次女ちゃんも含めて4人で、人生の中で一番古い記憶って何?こんな話をしたり、ともに暮らした15年の生活の中で、思い出に残っていることは何か?こんな話をして4人で盛り上がったんですけど、期せずして15年の歩みを思い返す中で、私は結構忘れちゃってることが多いな、そんなようなことを感じました。
例えば、2人が保育園に通っている時の生活時間、これは本当に今と全然違うなと感じますし、長女ちゃんと4歳差の次女ちゃんが2人で保育園に通っていた時代があるんですけど、先に長女ちゃんが小学生になるに際して卒園をしちゃったあとにしばらく次女ちゃんが保育園に行きたくないといって、朝にすごく困ったり手を焼いたりしたなという記憶も、あの時はあんなに大変だし、夫と一緒に悩んだのに、それも過ぎちゃうと忘れちゃうな。
長女ちゃんが小学校に行き始めて3年生ぐらいまでは、毎朝、夫が家から歩いて5分ぐらいのところまで一緒に歩いていってたなとか、それもあんなに毎朝やっていたのに、もう忘れちゃってるな。
今現在というのがどんどんアップデートされて、今、関心があることとか、今、悩んでることに目が向き続けると、前はあんなに関心事だったのにとか、以前はその生活があんなにも普通だったのに、それがどんどん過去のことになっていく、そんなことを改めて実感した誕生日でもありました。
皆さんは、10年前とかを思い出すタイミングはありますか?
意外とおもしろいし、過去を振り返ったときに、今のとらえ方がまた違って見えることもあるんじゃないかなと思いました。
そんな週末でした。

今週はイベントが二つ

本題に入る前に、皆さん、今週はイベントが二つ、あります。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

#コミュニケーションのズレ

今日の放送は、Voicyさんが展開されるハッシュタグ企画のテーマにもとづいてお届けをしたいと思います。
今日のハッシュタグはこちら。
#コミュニケーションのズレ 』でございます。
これは、日夜隣にあるテーマですよね。
コミュニケーションのズレ、ずれないためにいろんな創意工夫をみんながそれぞれにしているテーマじゃないかなと思います。
コミュニケーションのズレでお届けをしたいんですけども、今日はどんな切り口でコミュニケーションのズレを取り上げるかですけれども、想像で勝手に一人相撲を取らない、今日はこんな切り口でお話をしたいと思います。

想像で勝手に一人相撲を取らないとはどういうことかというと、ズレがテーマじゃないですか。一般的には、相手との二者間の間で起こることを想定するケースが多いと思うんですよね。
例えば、相手と一緒に登山をしようぜという話で盛り上がって、私は登山といえば富士山だよねと思っていたけれども、相手は槍ヶ岳だと思っていた。ズレですよね。さらに登山に行こう行こうと盛り上がりながら、私は日帰りのイメージでいたけれども、相手は一泊二日のイメージでいた。こんなのが相手との二者間の間で起こるズレですよね。
ただ、私が今日、取り上げてシェアしたいなと思うのは、一人で勝手にずれていく。これは私も含めてですけれども、意外と多いと思うんですよ。
なので、今日は一人で勝手にずれていってしまうコミュニケーションのズレを取り上げたいと思います。

自信がないときほど想像して勝手に決めつける

一人で勝手にずれていくという現象が、言い換えると、想像で一人相撲を取ってしまう、こういうことだと思うんですよ。
例えば、こんなシーンですね。「あの人は私のことを嫌っている」そう思い込んで決めつけちゃうとか、もしくは「あのコメントにはこういう意味がある」これもまた思い込んで決めつけちゃう。
想像で一人相撲を取っちゃうというのは、勝手に想像して決めつけて、勝手に悩んだり、勝手に勘違いをしたり、さらに決め付けたままの状態で次の行動を決めてしまう
これが、想像で一人相撲を取ってしまうということだと思うんですよね。
「いやいや、想像で一人相撲を取るって?」と思うかもしれないんですけど、本当にびっくりするぐらい、私たちって想像で一人相撲をいくらでも取れますよね。
ちょっとイメージをしていただきたいと思うんですけど、例えば、私たちが会議の主催者や進行者だったとするじゃないですか。開始時にそこにいる誰かが「早く会議を始めましょう」と声をかけたとするじゃないですか。そんな時に、事実としては、「早く会議を始めましょう」と相手は言っただけなのに、勝手にその言葉が「もたもたしやがって、この野郎」と言われてるように聞こえたり、出足が遅いことが責められているように感じちゃう。
これが、想像して勝手に決めつけるということですよね。
こういう想像からの決めつけとか、思い込み変換って、どんなときに起こるかというと、実は自分でも気になっていることがあればあるほど、想像と決めつけというのは起こってくるんじゃないかなと思います。
例えば、この会議をうまく進行できるかどうか心配している時、もしくは前回にやって、「なんかうまくいかなかったな、今日は大丈夫かな?」と気になっている時。
これが気になってることがある状態で。
そういう時って、起こることすべてが、気になっていることに関連づけて見えたり、聞こえたりしちゃうんですよね。
なので、何の色もない、「早く会議を始めましょう」という一言が、「もたもたしやがって、この野郎」に聞こえたり、「なんか遅い」と責められている、「うまくできないことを責められているんじゃないか?」と感じて、「ああ、やっぱりそうなんだ、だからなんだ」と、自分で気になっていることの確証を勝手に深めていってしまう
こういうメカニズムがあるんじゃないかなと思います。
言い換えれば、存在しない何かとの戦いであり、全然そこに存在しないものをあると思い込んでしまっての、勝手な悩みを膨らめていくというサイクルに該当するんですよね。

自信があるときはネガティブ変換されない

これって、同じように「早く会議を始めましょう」と言われたとしても、会議の進行に自信があるときだとか、そういった悩みが一切ない時には、びっくりするぐらいネガティブ変換というのはされないんですよね。
むしろ「早く会議を始めましょう」と言ってもらったら、「おお!みんな、主体的に参加してくれているな」とか、「そっかそっか、私と一緒になっていい会議にしようとしてくれているんだな」これで以上なはずなんですよね。
でも、それができないときは、気になっていることがあって、起こることや言われることが、全部そこと紐付けて、勝手に膨らめられちゃう。
こういうことなんだなと思います。

これは、私もめちゃくちゃ経験があるし、なんなら今でも起こるし、それに気づくために、こうやって客観視をして言っているので、ぜひ皆さん、そうしちゃう自分を責めずに、客観的に、「ああ、こういうことってあるよな」という、まさにその事実に目が向けられると、私たちはコントロールが可能になるんじゃないかなと思います。

感情的な想像で、感情的な判断をすることは減らしていきたいね

他にはどうですか?ありますよね。
例えば、最近、忙しくて、家事がちゃんとできてないなと思っていたとするじゃないですか。それが気になっていることだったとすると、例えば、パートナーが「たまってたからやっといたよ」と言っただけの事実を、「おまえがやってねぇからよ」みたいな感じで、やってないことを責められているように感じてしまうとか。
あと例えば、昨日は急な体調不良で休んじゃったなということがあって、それを自分でも気にしていると、仲間が「昨日、忙しかったね」と話していることを聞いただけで、忙しかったのに休んでる自分が責められているように聞こえてしまう
こういうメカニズムなんじゃないかなと思います。

想像の一人相撲をやめましょう

何が言いたいかというと、想像の一人相撲をやめましょうよ。
これですよね。
だって勝手に一人相撲を取って、勝手に疲れて、勝手に落ち込んで、みたいなサイクルって、本当にしんどいじゃないですか。
やめたいですよね。
じゃあ、どうしたらやめられるのか?ゼロにしなくても、減らしていけるのかというと、一人相撲を取るために土俵に上がったときに気づく。これに尽きるなと思います。
どうやって気づくのかというと、自分がとらえたことがあったら、それは事実か想像か?ここの確認ですよね。
「早く会議を始めましょう」と言われて、遅いことを責められているんじゃないか?でも、これは私の想像だよな。本当に責めているかどうかは、相手に確認しない限り分からないよな。だから想像で勝手に一人で相撲を取らない。想像で疲弊しない。感情的な想像して、感情的な判断をしない。
これを全部のケースではできなくても、1ケース、2ケースと増やしていくことが、私たちをぐっと生きやすくさせてくれるんじゃないかなと思います。
なので、土俵に上がりそうになったら、「あれ?今、私、一人相撲の土俵に上がろうとしていないか?」みたいな感じで気づく。
これがめちゃくちゃ大事ですよね。

想像の対象になってしまう相手と雑談を増やす

最近、私はもう一つ、一人相撲を取らないキーはこれだなと思うことがあるんですけど、それは何かというと、想像の対象になってしまう相手と雑談を増やす
これはめちゃくちゃ簡単なんですけれども、すごく効果があるなと実感しています。
これをいきなり対話とか言わずに、雑談と言ってるところが、超絶ポイントなんですよ。
思い込みで一人相撲を取りがちな状態で対話なんて、まったく難しくてできないので、そういった段階で対話をしようとしない。
何をするかというと、雑談でいいんです。
相手との雑談を増やす。
これはどういうことかというと、雑談をして、相手に対しての親しみや親近感が増えていくと、翻って、勝手な想像で決めつけるということを減らしていってくれるなと思います。
例えば、さっきパートナーの例も言いましたけれども、パートナーは家族じゃないですか。家族だからめちゃくちゃ親近感があるしと思うかもしれないですけれども、忙しいと、なんのことない雑談というのが減っていて、業務連絡や役割分担、もしくはやってほしい指示ばっかりになっていくということってあると思うんですよ。
だからこそ雑談を増やして、「ああ、この人ってこんなふうに考えているんだな」とか、お互いに親しみを感じ合えるような、ちょっとカジュアルな話ができて、距離感がぐっと縮まった時に、想像して勝手に決めつけるということが減っていくという手ごたえを、私自身も感じております。

ということで、今日は『#コミュニケーションのズレ』というハッシュタグテーマですけれども、一人で勝手にずれていく、意外にあるあるな状況を取り上げて、想像で一人相撲を取るのはやめにしましょう、そんな観点でお話をさせていただきました。
毎日をヘルシーに過ごして生きたいですよね。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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