見出し画像

#256 隣の芝が青く見えてしまう、どうする?

毎週木曜日は、チームVoicyのリナちゃんから質問を投げ込んでいただき、それに答える放送を配信するという日です。
今週もせっせとリナちゃんがネタを投げ込んでくれましたので、こちらを使わせていただきます。

【隣の芝は青く見えるとよく言いますが、私はなかなかこの概念から脱出することができません。
隣の芝が青く見えたので、お隣の庭に移動したら、今度は元いた庭の芝が青く見えるというような具合です。
例えば、結婚してから働いていなかった期間は働きたいと思っていて、働いている今は今でとても充実しているのですが、ふとあの時は時間に余裕があって良かったなと思ったり。
何事も一長一短であると分かりつつも、どうしても考えてしまい終わりがなさそうでゾッとします。助けてください。】
リナちゃん、ありがとう。
普段一緒に仕事してて、振り返らずに前だけを向いた性格なのかなって思ったら、そんな一面もあるんだなと親近感が湧きました。

隣の芝が青く見えてしまう、どうする?

皆さんは、『隣の芝が青く見えてしまう』どうでしょうか?
あるあるですよね。
私は同じだなって思うのですけど、選ばなかった選択肢の方がよく見えてしまって、引きずっちゃう。こんなものもあるなって思います。
私自身もふと頭をよぎります。
「あっちのほうが良かったのかな?向こうはいいな、青々としていて。」
こんな思いがふっと頭をよぎるのですけれども、今はすぐ手放すようになりましたね。
もともとは手放せるタイプではなかったですけれども、これもできるようになったことの一つかなって思います。
あんまり意識してなかったですけれども、なんで今手放せるのかな?これを考えてみました。

見えている部分はほんの一部

また私のケースで恐縮ですけれども、私のケースはどうしているかというと、まず一つは、リナちゃんも書いてくれてますけれども、大原則として見えている部分はほんの一部
これを改めて自覚する、はっきり頭で認識する、これがスタートになってるなって思います。
氷山の絵をイメージしてもらうと同じですよね。
海上に出ているのはほんの一部なんだけれども、その下にはいろいろ大きいものがあるよ。かつ、外からは良さそうな部分のほんの一欠片しか見えない
さらにその下にはいろいろあって普通。
この大原則を改めて認識することから始めています。

仕事とか結婚、家族、友人、SNSもあるので、とにかく良い面がよりよく断片的に見えるというのが日常になっちゃってますよね。
そこに見えているのはほんの片鱗だよ
改めてこの原則を意識することから始めています。

悪い部分ではなくて、特徴、個性、傾向ととらえる

あとは、例えば転職なんかあるじゃないですか。
転職なんかは特に隣の芝が青く見えるから転職する、このケースがめちゃくちゃ多いですよね。
入ってみると当然ですけれども、見えなかったものがいろいろ見える。
この時にどうするか?というのが結構ポイントになりますよね。
私は、よく一般的に言われる良い部分もあるし、悪い部分もあるよね。この良い部分、悪い部分という考え方をしないというのが結構大事かなって思ってまして、良い部分と悪い部分でないとしたら何なのか?というと、職場だとか上司だとか仕事内容だとか同僚の特徴であり、個性であり、傾向、こうやってとらえるのが良いんじゃないかなって思います。
”人間だもの”っていう話で、会社も生き物だもの、そこに人が集まっていろいろするわけなので、そりゃいろいろありますよね。
これを分からなかった悪い部分ではなくて、特徴、個性、傾向ってとらえることで、その特徴、個性、傾向にどうやって向き合っていこうか?とか、どうやって受け入れていこうか?こういった考えが働くようになるんじゃないかなと思います。
それを悪い部分ってまとめちゃうと、なかなかそういう気持ちや向き合い方ってできないですよね。

原則として、見えてる部分はほんの一部ととらえる。
これはリナちゃんと同じかなと思います。

自分も決して完璧でない

もう一つが、忘れがちなのですけれども、自分も完璧でない
要は、自分も決して青々とした芝ではない。
これをちゃんと受け入れるというのも大事だなって思います。
結婚にしてもパートナーにしても子どもにしても、相手に対して思うじゃないですか。「なんでもっと××しないのかしら?」、「普通××するでしょう」、「もっとこうだったらいいのに」と思うのですけれども、その時に自分につぶやくんですよね。
自分で自分にツッコミを入れる。
「いえいえ、あなたも」
つまり私もツッコミどころ満載ですよ。
この原則を忘れない。
そうなると、凸凹あるけれども、お互いを受け入れようという気持ちになるんじゃないかなって思います。

隣の庭を見ている時間がもったいない

最後三つ目は、実は私はこれが自分的には一番大事だなって思うのですけれども、何に時間を使うのか?真剣に考える、ここかなと思います。
時間マネジメントの観点で考える。
こういう発想ですよね。
いいなーとか、なんでこっちは?っていろいろ思うのですけれども、これは妄想する時間、「ちょっと無駄じゃない?」こういう疑問からスタートします。
取り得る選択肢はもう決まっていて、その選択が嫌だったら選び直すのか?それとも選び直せないので受け入れるか?このどっちかしかないですよね。
でも多くの場合は、選び直せないこと、もしくは選び直すとしたら膨大な労力がかかって、それが現実的でないケースがあると思います。
であれば、選ばなかった選択肢に思いを馳せることに、1ミリの時間を使いたくないな。だってその時間は何も生まないし。
これを理解できたことが、私が青い芝にとらわれなくなった最大の理由かなって思ってます。

自分が選んだ選択肢を正解にするための行動に集中

じゃあどうするのか?ということで、今自分が選んだ選択肢をベストだったと思うための行動に集中したい、こっちに移行しました。
悩んじゃっている状態とか、そこでぐるぐるぐるぐる留まる時間、これが何も生まないし、すごくもったいない。
そんなふうに痛切に思うようになったというのが大きいなって思います。

これって決めるスピードにも影響するんじゃないかなと思います。
何かを決めるときに、「Aがいいかな?、Bがいいかな?」って選ぶじゃないですか。
これは大概、AB正解がないケースって多いと思うんですよね。
特に働き方どうする?とか、キャリアどうしたい?仕事をどうしたい?こういったものって、正解がないと思うのですけれども、それであれば、自分で決めちゃう。
そして選ぶことに時間をかけるよりも、選んだ方を正解にすることに時間をかけたほうが建設的だし、時間も生きるんじゃないかなと思ってます。
そして何より結果は、そのほうが断然良くなりますよね。
自分で選んだという自己主体感と、そして選んだ選択肢を正解にすべく行動できたという自己肯定感は、結果失敗したり、やっちまったって思う経験がその中にあったとしても、そのものも次に活きる経験になるんじゃないかなと思います。
隣の青い芝を見ながらだと、これを全部他責にしちゃうケースが多いですからね。

私ももちろん、隣の芝が青く見えることが多々あります。
でも、今日の放送のような考え方で手放すことができるようになったなって思ってました。
リナちゃんありがとうございます。
一緒に仕事でも青い芝を育てていきましょう。

「育休イノベーター」3名が集結!

そして今日も最後に、この放送に無理やり絡めながらイベントの紹介をさせていただきます。
7月8日木曜日、ランチタイム12時からの開催です。
オンラインで「復職後につながる「育休」をデザインする方法」
オンラインスクール育休スクラが主催しまして、育休コミュニティ『MIRAIS』、そして育休インターンmogさんと三社共催で開催するトークライブイベントです。
今日の放送とどうつながるんですか?の点については、選んだ選択肢を正解に変える、これと併せて、自分が本当に心から望んでいる後悔しない選択を選び取る、これも大事だなって思います。
今回のテーマは「育休」ですけれども、一旦仕事を離れるこの期間をどんな機会にしたいか?そんな思いを持つ人のためのトークライブかなと思っています。
ランチタイムの耳だけ参加も大歓迎ですので、ぜひお越しください。

復職後につながる 育休をデザインする方法 (1)


お聴きいただきありがとうございます。
それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*育休スクラ公式HP|https://schoola.jp/
*Facebook|育休スクラ|https://www.facebook.com/schoola.jp
*Instagram|@odagitomoko|https://www.instagram.com/odagitomoko/
*Twitter|@odagitomoko|https://twitter.com/odagitomoko
*YouTube|小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ*育休スクラ|https://www.youtube.com/channel/UCT8k-TH1TMSJVbMPMXxFQBA