【Edge Rank 1038】法学からみたメタバース論が面白かった【奥野】
もう2月ですか。この間2023年が明けたばっかりなのに、時間が経つの早すぎませんか?
編集者としての作業比率が高まりそうな今年
ありがたいことに、ITエンジニア向けの学習プラットフォーム・paizaのオウンドメディアの編集者(兼ライター)として、Edge Rankの共同執筆者でもあるヤギシタさんからお声がけを頂きました。今年は編集者としての活動比率が高まりそうで、ライターだけをしていた例年とは変わって来そうです。
で、再び行くようになったのが図書館です。最近は電子書籍を中心に読書することが多かったのですが、生活圏内から書店がどんどん無くなっていることもある中で、物理的に本や雑誌がずらりと並ぶ図書館は「予期せぬ出会い」を演出するのにぴったりですね。
法学からみたメタバース論
図書館で見つけたのが「法学セミナー」という雑誌でした。2023年2月号の特集が「メタバースがやってくる!」というもので、弁護士や大学のロースクールの教授などがメタバースを語る座談会の様子がおさめられていたり、メタバースによる権利の侵害に関する解説が書かれていたりと、Webの界隈で目にするメタバース情報とは視点が異なる内容でした。
技術の発展を待ってから法律を議論するのでは遅い、という前提であったり、アバターが受けた暴力行為が実際の人間の精神的・肉体的苦痛を経験することがあり得るのでは、ということを踏まえて犯罪の議論をしていたり。
サイバー空間に特化した世界における行為の規制をどうかけていくのか、これからメタバースが伸びていくためには、楽しい部分・便利な部分以外のこうした地味で大切な所を潰していかないといけないのだろうなと考えさせられました。
普段読むメタバース関連の文章とは趣がまったく異なるため、読むのが疲れる文章でもあるのですが、その分、得られるものが大きい気がしています。
そして、こうした知識が編集としての深みに繋がってきそうだな、と考えると、読み進める力が増してくるのが面白いものです。
VR・AR・メタバースに興味のある方、こうした内容の文章を読むのも面白いと思いますよ。amazonのリンクを張っておきますのでご確認してみてください。
仕掛人・藤枝梅安が帰ってきた!
池波正太郎による小説「仕掛人・藤枝倍安」の最初のお話が世に出たのは1972年のことです。僕が1歳になるちょっと前のころです。中学生の時に小説を読み、ドラマを観て育ってきた僕にとって、今月から公開されている映画は待望の“新作”です。
勧善懲悪が当たり前だった当時の時代劇の中で、池波小説を元にした作品は、本作のような殺し屋が主人公になっている作品であったり、少年期にはやんちゃだった男が警察のトップに立っているような作品であったりと、人物の描き方に深みがありました。こうした深みは現代の様々な作品の中にも生きていて、池波小説で育った僕としては、作品の遺伝子がいろいろな所に広がっているようなうれしさを感じてしまうのです。
何かのブームを起こした人のことを「仕掛人」と評したりしますよね。その語源はおそらく、間違いなく、この作品のことを指していると思います。自分が0歳の時に生まれた言葉が今もなお生きていて、そして新規の映画が50年以上経ってなお制作されている。
こんな池波作品は、僕の愛する一連の作品群なんですよねえ。
確定申告が2倍
今年は自分の分だけでなく、親の確定申告も手伝うことになりそうです。一人分ですら
うへぇ
となる確定申告を二人分やるのは鬼ですが、こればかりは頑張らないといけませんね。
ギリギリで追い込まれないよう頑張っていきたいと思います。
次号はゆうせいさんの予定。お楽しみに!
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