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東京オリンピックのボクシング競技・タイ代表のメンバーを紹介します

サワディーカップ

RSCタイ支部のODASAIです。(rsc products 公式ウェブサイト・2021年7月24日に掲載)

いよいよ東京オリンピックですね。
タイからも東京オリンピックに選手団を送りました。もちろん、タイのボクシングチームも16日に日本に到着しているようです。

日本ではボクシングは、男子は岡澤セオン選手、田中亮明選手、森脇唯人選手、成松大介選手の4名、
女子は並木月海選手、入江聖菜の2名が出場権を獲得し、メダルを目指します。

タイからは東京オリンピックには、4名が出場します。内訳は、女子が3選手、男子が1選手です。
今回はこの4選手の紹介をさせて下さい。誰かが日本選手と対戦する可能性、メダリストとなる可能性もあると思います。

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タイ代表4選手の中で、私が個人的に注目しているのは、ウェルター級(69キロ)のバイソン・マニコン選手です。

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彼女はまだ19歳です。幼いころから父親にムエタイを習っており、草試合から始めて、最終的にはムエタイ・キックボクシングのタイのKー1のような有名イベント、
THAI FIGHTに出場するようになりました。

ムエタイ、THAI FIGHTでは10戦以上を戦いましたが、16歳の時にアマチュアボクシングに転向しました。
転向から2年で、18歳でアジアユース大会の金メダルを獲得し、オリンピック出場権を獲得しました。

女子では大柄なバイソン選手ですが、パワーもあり、またムエタイ仕込みの経験もあり、
面白い存在だと思います。

4選手の中で、最もメダルに近い存在としては、女子のライト級(60キロ)、スダポーン・シーソンディー選手だという声が多いです。
「タイで最も経験のある女子ボクサー」とされているスダポーン選手は、現在30歳、2014年の世界選手権で銅メダル、2018年の世界選手権で銀メダル、アジア大会、アセアン大会での入賞選手の常連です。

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唯一の男子選手は、フェザー級(57キロ)のチャチャイデチャ・ブッディー選手、36歳、この選手は2013年の世界選手権で銅メダル獲得の実績もあります。

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チャチャイデチャ選手はロンドン、リオのオリンピックに出場(いずれも2回戦敗退)しており、今回が3度目の挑戦となります。
年齢的にも今回が最後と自ら話しており、今回のオリンピックでの奮闘を期待したいです。

4選手目は、今年6月に、タイチームでは最後にオリンピック出場を決めた、23歳の女子フライ級(51キロ)ジュタマース・チトラポン選手です。

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彼女は元プロボクシング選手で、2018年に中国でWBOアジアパシフィック女子スーパーフライ級王座決定戦に出場し、無敗のアメリカ人選手を下して、WBOアジアパシフィックのチャンピオンにも輝いています。

その試合を最後にアマチュアに転向し、今回のオリンピックは、出場権を持っていた北朝鮮のボクサーの辞退により、順番が回ってきました。
プロボクシングの経験もオリンピックで活きてくるかもしれません。

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タイのボクシングチームは、これまで14個(男子ウェルター級マヌス選手のみ、2004年・金、2008年・銀の2個を獲得)のメダルを獲得していますが、
前回のリオオリンピックではメダルはゼロでした。

今回のオリンピックでは4名の個性的なメンバーで挑み、特に女子ボクシングでのメダル獲得が期待されます。

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https://rscproducts.com/news/7608607d-9376-4f6a-8fed-ca43af2c0327

(タイの新聞社ニュース記事や、タイのYoutubeチャンネル、Round 1を参照にさせて頂きました)

Photo Credit: Round 1 Channel

https://www.youtube.com/watch?v=FTnNWi0K92Y&t=318s


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