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なぜ今さら「手焼きCD」を作ったのか

小田貴音です。
1月よ、お疲れさん。2月よ、お手柔らかにな。

1月は万貴音ワンマンまでのジェットコースターと、その後のイレギュラー多めの日々であっという間でした。
イレギュラーというのは基本的に仕事のことです。仕事は急に増えもするし、あてにしてたものが音沙汰なくなったりもする。あいうえおカバーのコンスタントさが今になると随分懐かしい。笑


さて、今日はちょっと日記的な内容から少し外れた話を。

1/21に万貴音の主催ワンマンを開催しまして(ライブ振り返りのオーディオコメンタリーはこちらから)、

そこで新譜「Prototype 3.0 Re:Bound」も無事にリリース(楽曲解説のオーディオコメンタリーはこちらから)。

そんで先ほど、

BASE「万貴音屋」でも販売開始したところです。

なかなか気合いの入るフックの曲が書けたと思うんで、ぜひ!


去年の春、夏、そして今月、と広島CAVE-BEで主催ライブを「再開」することができて、それに合わせて「Prototype」と名付けたシリーズの手焼きCDを作ってきました。

さらに振り返ると、コロナ禍に入った2020年の後半からは「Half Swing」という別コンセプトの手焼きCDを2枚リリースしています。

作品を形にする、世に送り出す、というのはミュージシャンにとって喜びの塊だったりします。サブスクでデジタルリリース、ってのもスマートだし早いし便利ではあるんだけど(それも勿論やってますよ!)、「CD」という形あるものにパッケージするのは今もとても嬉しいことなわけで。

ただ、小田よ。そして万貴音よ。と声をかけて問いたい人もいるでしょう。「プレスしねーの?なんで今さら手焼きなん?」と。

通称「万貴音のじゃんごりあん☆ファクトリー」

明言されたことはないんだけど、今まで散々プレスCD作ってるし、そう思う人はいるだろうなーと思ってます。さらに想像で深読みすると、「プレス作る体力ないんか?」と「サブスクで出せばいいのに、それをせずに手焼き?」だと思われる。

どちらも何%かは「ごもっとも」なんだけど、考えていることのメインはそこじゃなかったのです。これは個人的に思ってるものも多かったので、万貴音noteじゃなくて個人noteで書いた次第。


・リリースタイミングの自由さ。

作品が「できた」タイミングでパッケージできる、という自由さ。プレスに出すと数週間の「溜め」が発生します。常に余裕を持って制作するのであれば格好は良いけど、Prototypeシリーズのように「ライブに新譜を間に合わせます!」みたいな状況の場合、全然間に合わん。できたての作品を「物理的に」手渡しするには、手焼きCDが現状のベスト。

・完熟するまで届けるのを待ってられない。

どこを切っても欠点のない楽曲制作、にそこまで執着しなくなりました。というか「今、聴いてほしい」タイミングでパッケージして出したい気持ちが強くなった、が正解か。ただし、「商品にしてはいけないレベルのものを売る、はやらない」。これはPrototypeシリーズの再前提です。自分が「お金をもらっちゃダメ」な段階のものは、当たり前だけど出しません。
*外注の場合は全く考え方を変えます。クライアントファースト。

・自分の手垢に価値はあるのか。

物理的な手垢の話ではないです(むしろ毎度消毒しながらやっとる)。綺麗で品質も保証されている既製品的な性質を持つプレスCDではなく、自分で印刷してCD焼いて手書きでディスクにタイトルを書いて、という「手作業」にファンは果たして価値を感じるのか。CD、あるいはデータって無機質なものだけど、その裏側に熱を感じてくれる人はいるのだろうか、を知りたい気持ち。


そんなことを考えながら、2人で時間を合わせてえっちらおっちら作ってました。「自分の手で作ったものを渡したい」っていう気持ちは、このご時世だからこそ強くなった側面もあると思います。繋がりを感じたかったのかもしれない。

とはいえプレスCDじゃないとプロじゃねえという人もいるだろうし、他人の握ったおにぎりが食べられない人もいると思うので、それぞれの評価でいいと思います。今自分はこうしてみたかった、ということだ!(ちなみに少し予算的な話を書いておくと、一定の枚数が売れれば原価は割と早くプレスの方が安くなります。)


じゃあ今後もハンドメイドを続けるのか、というと、そうはならないかもしれません。ジャケットだけ印刷会社に外注しても面白いな、とか、そういうアイデアもまだたくさん残ってるけど、そろそろプレスCD(アルバム?)出したいなーって気持ちも強くなってるし。なんならCD以外のものも作りたくなってるし、ね。笑

あとやっぱ、たくさんライブしたい気持ちが何より強い。歌うと作る、はむしろ一体化させて進んでいきたいなと思っています。いずれにしろ今以上に自分の音楽を知ってもらって、楽しい時間をたくさん共有したいので、これからもどうぞ応援よろしくお願いいたします!


今回はこの辺で。2月のご挨拶はまた夜にでも。
ではまた。


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