普通の人

昨日、小学校区の常会長やら、総代さんの自宅を回って配り物をしてきました。うちの地区は130戸くらいなので総代は総当たりになるのですが、他地区だと1常会が300戸くらいになるので、常会長さんの家はどこも立派です。と言うか地方は住環境では、都市部よりもはるかに優位にある。

日本はストックで暮らしてると言う時代になっています。

最近は私の同年代だと、都会というか市街地の賃貸やマンションから、実家の脇に新居や二世帯住宅を建てる人が多い。

とは言え、そうで無い人の方も多いので、大きな家に老夫婦や独居の人も多い。

地方への移住と言っても、実は親元に戻るかどうかと言うケースが多い。完全な移住は、相当風光明媚で受け入れ体制の整っているところに限られる。

外国人とのカップルやら、離婚して戻る人やら、独身リタイア組や、離職引きこもり人やら、さまざまななケースが、300戸程度の常会の中に混在している。

地方の町工場や農家で働く外国人はもう30年も前から日常風景になっている。家庭を持って暮らしている人もいる。地域によっては、小学生の何割が外国人か混血というところも珍しくない。

病院の看護師さんやら学校の先生は、ポルトガル語やスペイン語が堪能なも多い。最低では、中国語やらASEANの現地語も必要になっている。

大企業退職者や高学歴者も結構いるので、何か役を振ると仕組みが一気に出来たりすることも多い。

ダイバーシティと言うと外資系や楽天みたいな都会の企業をイメージするけど、地方はかなり前からダイバーシティになっている。

大相撲やプロアスリートや五輪代表には、混血日本人がとても目立つようになってきました。それは、ただ身体能力によるのものや英才教育によるのもではなく、ダイバーシティとして機能している地方が下支えしている。

いじめや貧困から周りに支えられて、トップへの道を駆け上がっていった人も多いかもしれない。

それを支えているのは、地域の高齢者や、先生、公務員、医療関係者の日々の積み重ねなんですね。

これ、仕事と家庭を行き来しているだけでは、気づかないことなんですね。学校や地域の仕事に少し関わると気付きます。

日本人の普通の人はやはり優秀だと思います。技能実習生に定時まで集中して仕事をしてもらう事を教えているのは、30年前から、みんなただのオッさんおばさんです。

もう、実習生制度の歴史は30年になる。

その中で不法滞在者を見逃してきたのが今の問題の主因だ。

これは取り締まるしか方法が無い。

受け入れ先は、最低賃金の他、研修費用の大半。住居費の半分くらい、食費の一部、そんな負担を負ってその上、日本に慣れた頃に、不法滞在外国人に誘われて逃げてしまうリスクもある。

受け入れ側や国内監理団体の多くは、善良な被害者である場合がほとんどですよ。

ただ、送り出し団体には、元蛇頭の輩なのかわからない場合が多い。そういうところの摘発から始めてほしい。

もう遅いと思うけどね。不法滞在者が米国のようにギャング組織になっていないことを祈る。

マスコミもコメント欄も外国人に甘すぎる。

今時、強制労働なんて無理無理。気を遣って金を使って働いていただいているのが現実だ。

元、町工場のオヤジ曰く、

はじめの頃は、食事会したり、観光地に連れて行ったりしたし、いい子がいたらうちの跡取りの嫁になってくれてもいい思っていた。

でもね。そんなニーズは来る子たちにはほとんど無い。

仕事を覚えてもらって、金を一円でも残して帰国してもらうのが一番彼女たちのためになるとすぐに気が付いた。

だから、古い納屋を改造して狭い部屋に何人かで住んでもらって、食事も自炊中心にして、残る金を増やす事にした。日本の子達と違ってのんびり暮らしてい子も多いので仕事はキツく定時まで集中できるまでは、鬼みたいに思われたと思う。

あんな部屋に住まわせていたら、タコ部屋って言われかねないけど、終身雇用でない人に立派な部屋用意したら家賃で給与は無くなる。

日本はいいところなんて思ってくれなくてもいい。早く国に帰って幸せになる事が最も大事なんだ。自分の国が一番いいと思う事か何より大事だし。よくする為に日本で金稼ぎに来たわけだから。

何年か経って、人を使う仕事で成功した時に初めて気づいてくれたらいい。

それもなくて、鬼のままでも、ちゃんと金を残して無事帰国してくれれはそれでいい。

以上。

こういうオヤジが日本とアジアを支えている。

わかったような事を言うマスコミには、それがわからない。

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