私のGoogleの上位にはいつも大谷翔平のニュースが表示される。今の彼の活躍ぶりは大リーグの歴史を書き換えるほどのインパクトがある。

そんな大谷君とパラリンピックの女子水泳で銀メダルを取った山田美幸さんが何故か重なる。

パラリンピックは、ダイジェストの結果見ているだけだとよくわからない。リアルタイムでずっとみていると、クラス分けやそのクラス内にもいろいろな障がいの種別がある事に気づく。

例えば、山田さんがメダルを取ったS2クラスは、重い方から二番目のクラスだけど、手のない人もいるし足が動かない人もいる。山田さんが手が無く足も不自由姿で現れた時にメタル候補を疑ったのは軽率だった。彼女が不自由な足をドルフィンキック的に巧みに使ってトップを泳ぐ姿に驚く。

同競技で金メダルを取ったのはイップピンシュー。彼女は前回先々回の金メダリストでパラ水泳のレジェンド。シンガポールの最年少国家議員も務める経営学士でもある。

でも、イップさんは、前回はS3、競技を始めた時にはS4だった。これは2歳で発病した筋ジストロフィーが進行しているからだ。治療方法が発達して筋ジストロフィー患者の寿命は健常者並みに伸びているとは言え、かつては10〜30歳くらいまでしか生きられないと言われた難病。

五輪のCMで印象的だったのはこれだ。

https://youtu.be/RBXwqud1SU4

信じられない事は、信じることから生まれる。

大谷翔平は、大リーグで信じられないような記録を書き換え中だ。でもそれは彼がたぶん中学生以前からそれを信じて積み重ねた結果だと思う。

まだ14才の山田選手は、前回のパラリンピックを見て水泳を始めた。

イップ選手は、毎日を生き続けるという奇跡と向き合っているかもしれない。

仕事でも人間関係…例えば恋愛でも信じられないような結果は信じる事から始まると思う。

もう歳だからという言い訳は、とても障害とは呼べない。

もちろん、恋愛はもう想定外ですが。