非公式デジタル勉強会?

最近本はみんなAmazonで買うようになってしまった。久しぶりに本屋行ったのだけど、欲しい本の在庫はなかった。Amazonやら何やらで検索したら50年前に読んだ本でも手に入る。

最近、みんなこんな感じなんですよね。

ふるさと納税は、ふるさと納税サイトが一番儲かるようになっています。

マイナンバーカード作ってもらえるポイントは、大手各社が提供するポイント。

デジタル化とか、リモートワークとか、スマートなんちゃらはみんな地方の利益を中央の企業や外資系企業に中抜きされる構造になっています。

私が毎日ここにほぼ千字書いてるのは、そんな世界を逆転させるにはどうしたらいいか?

という使命感からなんですね。

まぁ渋沢栄一が農家の分際で、命懸けで攘夷を決行しようとしているほどの意志は持っていませんけど。

日本には頭のいい人がたくさんいるはずなんですよね。でも地方が中抜きされているからなんとかしようという議論が少ない。

地方創生の中身はみんな中央の利益に繋がるものばかり。

デジタル化なんてその極みですよ。

対抗策は、地方にはデジタルコミュニティを作る事なんです。

そしてそこで作り出した付加価値を、中央や世界中に売り出す事なんですよね。

これちょっと考えれば分かるはずなのに、あまり検討されていない。

ふるさと納税だって泉佐野市みたいに、独自のサイト作るだけでそれができるのに、取り組んでいるところが少ない。

デジタルは、もう誰でも使えるツールなんですから、Amazonや Googleの軒先借りたり、通信キャリアの店子になってタダ乗りだって今ならできる可能性が高い。

儲かる農業って悪いキャッチなんです。儲かる農業志向するといつの日にか努力が無駄になり誰も儲からないようになっちゃう。

これ農業だけの話じゃないんですよね。

自分が儲かる農業でなくて、「みんなが儲かる農業」を目指すべきなんです。

それには、みんながすこしずつ儲からない投資をしないといけません。

儲からない儲からないと言いながら貯金だけ増やしていると、誰かにそれを使われてしまって、0.01%も儲からない。

自分の半径1.5kから15キロくらいのところになんらかのお金を使ってみんなで儲かるエリアを作りたいのですね。

という事で、今朝メールしてデジタル勉強会をセッティングしました。

儲からない事に投資すると言う発想は、豊かになった社会で希薄になるような気がします。

例えば渋沢栄一の時代だと、農民?であっても。例えば土方歳三なんかは行商の薬売りであっても。
国の為に一肌脱ぎたい。一旗あげたい。その為には命も惜しまないという意識があったのかと思います。

みんなが貧乏だったり飢えていたら、自分だけ豊かになれるというイメージが湧かなかった。もしくはそれを潔しとはしなかった。戦前の労働運動家は、裕福な家の出身者が多い。

国が豊かになれば、自分も周りも幸せになれるという「メタ意識的正義感」が増幅されやすかったのかもしれません。

豊かで、誰もが機会均等で平等な時代になると、幸も不幸も自己責任となります。

レーガン、サッチャー時代くらいから、日本でも勝ち組、負け組的な価値観が強くなって、儲かることと自己実現が同一線上にどんどんリンクしていったような気がします。

努力=裕福、怠惰=貧乏みたいな意識が高学歴者の中に密かに積もっていった。トランプ大統領の当選は、エリート化した民主党に対しての反乱?

日本でもたぶん、昔の乞食よりも今の乞食の方が、貰いが少ないのではないかと思います。

それに対するアンチテーゼとして「豊かな時代の格差は、自己責任だとは言えないという理念」をサンデルさんなども提起しているし、サンダースさんやバイデンさんの政策がより分配重視に回帰している現状もあります。

儲からない投資とは、自分の利益や自社の決算書には反映し難いけど、全体の資産の向上や全体の情報共有や全体の調和調整による公的利益のことなのです。

これは、決算書に現れないし、逆に財政赤字や一見無駄遣いのように見えるところにあります。分かり難さが批判の矛先になります。

少なくとも農地や農業施設の評価や再生可能エネルギー施設の建設やら地域インフラを網羅した資産の財布を大きくしてみんなの利益を上げることが簡単に自分の利益や幸福につながるという、わかりやすい「みんなで儲かる世界」を作りたいのですね。

でもそれを実現するには、みんなが少しずつ儲からない投資をしなければならない。

かつての日本は、所得を直接分配するのではなく、投資を通じて分配していました。そこを再構築したらいいと思います。
原資は、450兆円もあるのですから。

具体的には地方のDX的なインフラ関連投資です。

今回、デジタル勉強会をやろうと言う事で、いろいろ調べたり、まとめたりしようと試みていました。zoomで参加者4人なんて、雑談するだけでもいいと思って呼びかけたのですけど、せっかくだからと思いいろいろサイト見てました。

デジタル化云々で検索するといろいろな先行事例やモデルがサイトやウェビナー的なYouTubeにたくさんある。

当初は、私が話題提供して、他の人に意見を出してもらうというやり方にしようと考えたのですが、いろいろ見ていくとそれでは荷が重い。話が小さくなってしまいそうなので、4人でそれぞれ8分発表、7分質問という時間を60分、その後30分の話し合いタイム。という事にして、それぞれの参加者のポジションでのデジタル化の課題について語ってもらうところから始めるような構成にしました。

https://newspicks.com/news/5856322/?invoker=np_urlshare_uid2869088&utm_source=newspicks&utm_campaign=np_urlshare&utm_medium=urlshare

その後、Amazonで上記の本見つけたので即Kindleで買って即読んで見ました。ちょっと私には難しいところは飛ばして。
そこで気づいたのですけど、Kindleは縦書きが読みやすい。
今までKindle版だと読みにくく感じていたのは、スマホの縦画面を横文字で追っていたからだと思います。

一目で認識可能なちょうどいい分量にfont sizeを合わせれば、どんどん読める。小説や哲学書には向かないけどビジネス書を辞書がわりに読むとき、厚めの外書翻訳物以外なら一冊1時間あればなんとか読めます。紙の本だとそこまではいかない。スマホ画面のバックライトにKindle画面モードが欲しい。Kindleよりもスマホ画面くらいの大きさでいい。

で.デジタル化とは、仕事や社会の再構築だとなんとなく理解が進んだところです。

多くの解説サイトでは、どうしてもITベンダーさんやコンサルさんの視点。

本来なら、DXを提供する側の組織を含めた再構築が必要なのです。

DXの中身は、リソースの共用、マーケティングの共同を通して新たなイノベーションを生む事にありそうですね。

その為には、組織の再構築の前に考え方を再構築しないと話ができない。

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