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2023.11.24 - 12.7:フトン・ダイナリ・ダイアリー

 また長いこと空いてしまった。実家に帰っていた。実家にいると、日記を書けない。布団が重くて心地よいからである。

 実家(宮城)に帰る前に、京都・神戸に寄った。東京からなので寄ったというのが正しいかは知らない。感覚としては「寄った」。一日ぽっきりだったし。ほとんど誰にも会わず、行きたかった展示と、この間いけなかった器屋にいった。器屋でカレンダーをゲットするのが大目的だったかもしれない。M氏に甘えて泊めてもらい、次の朝、裏山に登った。30分で山頂までいけるといわれていたが、迷ったので60分かかった。おすすめされた温泉に寄り、帰路にあったうどん屋に入った。14時くらいに誘われて食堂に行き、そして帰った。そこからのことをあまり覚えていない。

 あ、祖母に会いに行った。これまでほとんど顔が同じと言われつづけた、祖母・母・わたしだったが、祖母はずいぶん顔が変わっていた。わたしのこともわからないようだった。意外にもあまり悲しさは出てこず、祖母を初めてTさんとして接したようで新鮮だった。この人はこんなに人見知りなのかとか、人の顔をよく見る人なんだとか、思った。昔よく家の廊下で卓球をしたよとか、一緒に松島のフェリーに乗ったよとか、話した。思えばわたしと祖母は、結構いいコンビだった。
 あ、あと、家族4人でカラオケに行った。わたしが帰るとカラオケに行くというのは定番になりつつあるが、4人揃うのは珍しい。わたしは、父が歌うのが好きである。(恥ずかしいのではなくて)顔が真っ赤で楽しそう。歌はこうして歌わねばね、という気にさせてくれる。父が歌っているときは、わたしと母とでマラカを振って邪魔をした。(マラカはマラカスの単数名詞。つまりマラカスは「マラカs」なのだそう。)妹は傍観。母はあまり歌わないけど、たまにマイクを持って器用に歌う。「はーなさないーってーきめったっかっらー」という、キーが高いサビのある歌を歌ってた。最近のお気に入りらしい。若い。

 フトン・ダイナリ・ダイアリーって、韻が踏めてていいですね。ショーナリだと踏めないから、これからもダイナリのままで。

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