彼氏がうつ。それを支える彼女の話。4

彼に振られて、自宅まで帰る途中…

なんとなく友達のサヤカに報告
サヤカとは大学の同級生であり就職してからも同じ病棟で働いていた同期

「彼と別れちゃった」
そうLINEを送ったら、すぐに返事が来た
「真子、大丈夫?」
「うん。彼氏、死ぬかも…」
こんな意味深なラインをしてしまった。
サヤカは、状況を聞いてきてくれてそれに私も応えた。どうしていいかわからなかった私に、冷静に対応してくれた。

同じサークルの友達に、社会福祉士の友達、美帆がいる。美帆は、市役所で働いていて、自殺の人の対応なども詳しいと言う。
サヤカは、連絡して聞いてくれたようで、対応方法を教えてくれた。

私はその情報を、彼の姉に伝えてお姉さんの協力が必要であることを伝えた。

彼の住む区役所に連絡を取り、区が対応してくれるのか、どこの病院が緊急時対応できるか。
など調べた。

家に帰るまでの間…
私は彼にLINEをした

「別れたこと、振られたことは納得いってないかもだけど、もう別れたんだって、自分のことを納得させてる。ありがとう。」

彼はもう別れたはずの私に
「もう着いた?今どこ?」と聞いてくる。

なんで聞いてくるの?もう別れたんでしょ?
と思いながらそのラインを読んでいた。

なんとか自分の家に帰り、
ベッドに横になった。

すると、彼から電話が来た。

「荷物の整理をしたいから、一緒に来て欲しい、お願い。あと、お風呂に入りたいから、お風呂に行きたい」

と。

私は、現在実家に住んでおり、以前は一人暮らしをしていた。その時の家電や荷物があり実家に入らない、かつまたすぐ使うだろうということからレンタル倉庫を借りていた。その倉庫に彼の荷物も何個かダンボールに入っている。

その整理をしたいという。

私は、”身辺整理か”と”死ぬ前に体を綺麗にしておきたいのか”思い、とりあえず気の済むまでさせよう、と思った。

次の日、元カノになった私は、彼の要望に応えるために車で彼の家に向かった。

迎えに行って、倉庫に向かった。
彼は淡々と荷物の整理を始める・・・

「これ、お父さんが買ってくれたんだ・・・」
「これは死んだら親に整理してもらってね」
「これは姉に渡してあげて」
とか

いろんな写真をみたりして涙流し始める
そんな姿を私は、あぁ見ていられないなぁ・・と思いながら見る。。。

その整理の時に聞いて見た
「いつ死のうと思うの?」と聞くと
「んー明日か明後日かな、雨の日がいいな」と言う

私は、明日か明後日か・・と思い心の中で焦る。

整理を終えたため、スーパー銭湯に向かう

お風呂に入っている間に、警察に自殺を考えているひとがいること、もしそうなった時にはどうしたらいいのかを電話で聞いた。

その時にならないと動けないから、その時に110番をして欲しいと言う。

もうどうしたらいいか分からなかった。

お風呂を終え、彼はさっぱりしたようだ。

しかし、死にたい気持ちは変わらない。

家に姉が会いにくるので彼の家に向かった。

#恋愛日記 #カレカノ #うつ #死にたい

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