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カードキャプターさくらが好きな人。

インタビュー14:カードキャプターさくらが好きな人。

~なんで好きかは分からん~

Aちゃん:
小学2年生。おでんの知人の娘さん。おでんとは初対面。

インタビュー:2018年秋ぐらい

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<インタビューには、Aちゃんのお母さんも同席。>
<おでんは遠い昔に漫画『カードキャプターさくら』を読んだことがあり、うっすらした記憶がある。>

●グッズを集めるための努力と取り組み。
おでん:今日はグッズを持ってきてくれたんやね。えーと、漫画全9巻と、さくらカード一式と、それを収納するカードブック。あとこれは杖かな?いっぱい持ってるねぇ。
Aちゃん:んー。
おでん:最初にカードキャプターさくらを知ったのは、漫画?それともアニメ?
Aちゃん:アニメ。
おでん:やっぱそうかー。
Aちゃん:初めて見たとき、「あれ、楽しいな」って思って。それで、サンタさんに漫画とカードもらって。で、Aは嬉しくなって、めちゃくちゃおもしろくなって、どんどん買っていった感じ。
おでん:なるほど~。漫画は全巻一気にもらったの?
Aちゃん:ちがう。
お母さん:1巻と2巻はサンタさんだね。
Aちゃん:で、3巻と4巻はママが買って。…あ、ちがう、Aのお金か。
お母さん:そうだよ。「続きが読みたい」って、Aが自分のお金で買ったのね。
Aちゃん:うん。お年玉で。千円札が5枚くらいあって、えーと、2枚使った?
お母さん:うん。
Aちゃん:まあ、その後も何回か買ってもらって、第9巻まで揃ったって感じ。で、今クリアカード編をめざしてるって感じ。
おでん:そっか。クロウカード編とさくらカード編は9巻で完結してるけど、今連載してるクリアカード編は続刊中なんだね。
Aちゃん:あと、クリアカード編の杖があるから、「ほしい!」って言ってて。
おでん:これとは別の杖?
Aちゃん:そ!で、クリアカード編の杖は高いから、国語か算数の大きいテストで100点になったら買ってくれるって。でも、いつも99点か80点か91点ぐらいで、たまにしか100点とれないねん。
おでん:満点はなかなか難しいね。
Aちゃん:むちゃくちゃ難しい。
お母さん:1万円するんです…。
Aちゃん:でも、漢字の小テストとかは、ちょっとちっちゃいから、100点とったら漫画買ってくれる。
おでん:へー。でも、クリアカード編の単行本もたくさん出てるから、いっぱい100点とらないといけないね。
Aちゃん:うん。いやでもな、お手伝いを5個か4個ぐらいするとな…。
おでん:おお、お手伝いもポイントになるんや!
Aちゃん:うん。そうだよね?
お母さん:そう…ですね…(笑)。でも、今はお手伝いよりも九九やね。
おでん:なるほど、九九も覚えたら買ってもらえるんや。
Aちゃん:うん。1の段は覚えたけど…。2の段が無理って感じ。
おでん:2の段から一気に難しくなるからなぁ。
Aちゃん:1の段はー、1÷1=1とかー。
お母さん:割ってるで…。
おでん:でもさ、九九って9の段まであるからさ、2の段、3の段…て覚えていったら、あと8冊買ってもらえるね。
Aちゃん:あー、そっか。…ほんまや!
おでん:早く覚えんとなぁ。
Aちゃん:めちゃくちゃすごい…!

●カード大好き!
おでん:さぁ、じゃあ質問していいですか。せっかくカードを持ってきていただいたので、お気に入りのカードを教えてもらおうかな。
Aちゃん:えー。むちゃくちゃあるからさぁ。むちゃくちゃあるから、大丈夫ですかぁ。
おでん:大丈夫ですよー。
お母さん:あの、長くなると思います…。カードのことになると…。
おでん:あ、そうなんですか。
Aちゃん:これはフラワーのカード。運動会でフラワーに楽しまされて、で、めちゃくちゃ大変になってーって話。
おでん:ほう。
Aちゃん:これはアーシー。アーシーは地震。アーシーをもらって、全部のカードが揃ったって感じかな。
おでん:そうなんや。
Aちゃん:これはスリープ。えっと、みんなに見られちゃうと思って、全員を眠らせちゃう話で。
おでん:ふーん。
Aちゃん:これはホープっていうんだけど、小狼(しゃおらん)くんが香港に帰るとき、このカードが出てきて。
おでん:へぇ。
<各カードをエピソードとともに紹介してくださる。>
おでん:…めっちゃいっぱいありがとう。いろんなカードがあっておもしろいねぇ。…それじゃ、この中から、好きなカードベスト3を発表してもらおうかなぁ。
Aちゃん:えー難しい。3つ…。ちょっと待って。(悩む)
お母さん:…もうね、時間があったら、好きなカードと好きじゃないカードを分けたりとか、人がかいてあるカードとかいてないカードを分けたりとか、ずっとやってて…。
おでん:贈った甲斐ありますねぇ。
Aちゃん:これ。あとこれと、これと…。
<カードを選んで渡してくださる。>
おでん:……さて、ベスト3と言ったにもかかわらず、9枚のカードが選ばれました!
Aちゃん:9枚(笑)。
おでん:ここからベスト3を発表してください!
Aちゃん:なんでぇ(笑)。
おでん:さぁ、ベスト1は~!
Aちゃん:ミラー。
おでん:ミラーでしたー。なんでですか?
Aちゃん:えー、もう、顔全体がかわいい。鏡を持ってるのもかわいい。
おでん:ほんとだ。鏡持ってる。
Aちゃん:ミラーは鏡ってことですよ。
おでん:英語の勉強にもなるね。髪型もかわいいしね。
Aちゃん:うん。
おでん:では、ベスト2は~!
Aちゃん:これ。バブル。
おでん:なんで?
Aちゃん:人魚だから。
おでん:確かに人魚っぽい。
Aちゃん:あと何枚?あと何枚選んでいいの?
おでん:ベスト3だから、あと1枚だよ。
Aちゃん:カーン。難しい…。…これかな。歌だね。
おでん:ソングのカード。なんでですか?
Aちゃん:えー、なんか。模様とか好き。模様とかいろいろ、すごいなーと思う。
おでん:模様も見てるんだねぇ。
Aちゃん:全部女の子だった。
おでん:そうだね、3枚とも女の子だ。いやそれより、ベスト3と言ったのに9枚選んだときはびっくりしたよ。
Aちゃん:あはははは。

●好きなキャラクターは誰?
おでん:では、次の質問です。カードキャプターさくらの中に出てくるキャラクターの中で、好きなのは誰ですか?
Aちゃん:えー難しい。え、ちょっと待って。…知世ちゃんと、さくらちゃんと、ケロちゃんと、スピネル・サンと、あとは小狼君…ぐらいかなぁ。
おでん:では、その中から一番を決めてください!
Aちゃん:うわ一番。えー難しいなぁ。…一番さくらちゃん、二番知世ちゃん、三番小狼くん、えー…、えーと、四番スピネル・サン、五番ケロちゃん。
おでん:ケロちゃんビリかぁ。
Aちゃん:あはは。
おでん:さくらちゃんのどういうところが良いですか?
Aちゃん:んーーー。かわいい。かわいいし、それに主人公だから。あと、髪が短いのにかわいいと思う。髪は長い方がかわいいと思ってたけど、短いのもかわいいんだなって。
おでん:分かるー。私も初めてみたとき、「ショートでこんなにかわいいなんて!」と思った。じゃあ、知世ちゃんの良いところは?
Aちゃん:えー…、服キレイ。
おでん:どんな服着てたっけ。いつも制服じゃなかった?
Aちゃん:制服というか…、なんかさぁ、夜になるとさぁ、着替えるじゃん。あれいいなーと思う。スカートが多いけど。ズボンのときもいいかなーと思う。
おでん:なるほど。割とお嬢様っぽいファッションだったかなぁ。…あ、そういえば知世ちゃんは髪の毛長いよね。
Aちゃん:うん。でも髪型いつも違う。みつあみしたり、ひとつみつあみしたり。くくってるときもある。
おでん:よく見てるね。
Aちゃん:でもさぁ、知世ちゃんはさぁ、さくらちゃんのビデオ撮るのはさぁ、あれはやばいと思うなぁー。
おでん:あ、あれはやばいと思うんだね。
Aちゃん:やばい。さくらちゃんの活躍を見逃したらしょんぼりするし。
おでん:そっかー。
Aちゃん:あと、知世ちゃんは、小狼くんがさくらちゃんを好きなことを知ってたらしくって。
おでん:あ~。知世ちゃん、鋭いところもあるよね。…じゃあ、その小狼くんの良いところは?三番め。
Aちゃん:うううーーーーー。小狼くんは…、服がカッコいい。
おでん:服…。小狼くんの服に注目したことなかったよ。
Aちゃん:知世ちゃんがつくったりもしてる。
おでん:へぇ~。知世ちゃん大活躍やなぁ。

●将来の夢はいろいろ。絵描きかもしれない。
おでん:
Aちゃんがカードキャプターさくらを好きになったのはどうしてだろうね?
Aちゃん:分からん。
おでん:アニメみて気に入って、漫画読んでもっと気に入ったのはなんでかな。
Aちゃん:なんでか分からへん。
おでん:そっかー。そりゃそうかー…。
Aちゃん:…。
おでん:ちなみに、知世ちゃんと小狼くんを好きな理由は服だったよね。もしかして、Aちゃんはお洋服が好きなのかな?
Aちゃん:うん。お洋服の絵をかいてるからねぇ。
おでん:そうなんだ!
Aちゃん:そ。
おでん:自分でもお洋服かくんだ。
Aちゃん:かく。自分でかいちゃってる。
おでん:どんなお洋服かくの?
Aちゃん:どんなお洋服って言われても…。
お母さん:(そっとお絵かき帳を出す)
おでん:お、これはAちゃんのお絵かき帳かな?
Aちゃん:あ!!見せたらあかん!それは見せたらあかん!見せたらあかんよー。あかんてー。
おでん:えー。
Aちゃん:あかんあかんあかんあかん。
おでん:そこまで言うなら…、見たいけどがまんするわ…(笑)。
Aちゃん:それはあかん!そのために持ってきたの?
お母さん:うん…。ちょっとだけもダメなん?
Aちゃん:ダメ!!
おでん:残念。
お母さん:これがファッションノートで、あと、漫画かいてるノートと…。
Aちゃん:ポケモンノートもある。
おでん:そうかぁ。お絵かき好きなんやね。
Aちゃん:うん。
おでん:じゃ、図工の時間好き?
Aちゃん:えーでもなぁ…。図工とかはさぁ…。なんていうか…。
お母さん:決まったことせなあかんのは、ちょっと苦手かな。
Aちゃん:うん…。お題が出されると、ちょっと難しい。
おでん:そっかぁ。難しいお題もあるやろうしねぇ。…ちなみに、話は変わるけど、将来なりたいものある?
Aちゃん:えー、そりゃ絵描きとか…。でも、ママに言われてるのはマッサージ屋さん。Aはイヤやって思うけど。
おでん:マッサージ屋さん?
お母さん:マッサージしてもらえたらいいなーって(笑)。上手だから。
おでん:なるほど~。でも、 Aちゃん的には絵描きさんがいいのね。
Aちゃん:うん。絵描きさんとか…ケーキ屋さんとか?
おでん:ケーキもいいよねぇ。
お母さん:漫画家はもういいの?
Aちゃん:いや、まだ考え中。だからまぁ、候補に入れとこう。でももしかしたら、違うかもしれん。
おでん:ずいぶん先のことだもんね。
Aちゃん:(あくび)
おでん:疲れた?
Aちゃん:うん…。
おでん:それじゃこれで終わろうか。よし、お疲れさま!
Aちゃん:あぁ疲れたぁ。これいつまで続くんって思ったー(笑)。
おでん:あはは、ごめんね。いっぱい話してくれてありがとう!

<おわり>