二重切開法のやり方とダウンタイムについて

こんにちは。本日は、二重整形の切開法のやり方(どのような手術の方法で二重になるか)についてと、術後のダウンタイム目安について書いていこうと思います。

切開法の手術内容

切開法は、簡単にいうと、まぶたの皮下にある脂肪や筋肉などを外科的に調整して、二重のラインが出現するまぶたの構造を人工的に再現する方法となります。

上まぶたの縁には、瞼板というやや硬い組織があります。そしてこの瞼板には挙筋と呼ばれるまぶたを持ち上げて目を開けるための筋肉がついています。二重の方はこの挙筋とまぶたの皮膚がくっついているために、まぶたを持ち上げる際に皮膚が引っ張られてラインが入り、これが二重となっているのです。

切開法では、希望する二重のラインに沿って皮膚切開を行い、皮下の不要な組織や筋肉(眼輪筋)の切除を行います。その後、瞼板・挙筋腱膜と皮下組織をナイロン糸で縫合固定することで、筋肉の動きに連動して瞼板が持ち上がる仕組みを作り出すというものです。

また、まぶたの皮下に余分な脂肪があり、これが原因で二重のラインが出現しにくいケースでは、上記の処置に併せて脱脂(脂肪の除去)も行う場合があります。

ただ、細かい手術方法の処置はクリニックごとに方針が異なるので、必ずしもこのような手順で行われるとは限りません。

切開法のダウンタイムについて

個人差はありますが、おおむねでいうと、切開線(傷跡)が完全に目立たなくなるまでには半年ほどかかる方もいます。

術後の2週間程度は、切開部位の浮腫と赤みが続きます。術後の疼痛については1週間ほどで治まる方がほとんどで、鎮痛作用のある内服薬の処方を行っているクリニックもあります。

切開線は二重のラインの沿って(重なり)できるので、そこまで目立つものではありませんが、赤みが落ち着くまでには2カ月前後かかるので、学生の方の場合は長期休暇のタイミングや進学で新しく人間関係が構築されるタイミングなどで受ける方が多いです。

埋没法(皮膚切開をせず糸の力だけで二重を再現する術式)で二重のラインが定着しなかった方でも適応となる点、長期的な持続が期待できる点が切開法のメリットですが、外科的であるため比較的に長いダウンタイムを伴う点がでデメリットの二重術といえます。

切開法はよく「半永久的」と聞きますが、持続性については、手術を担当する医師の技量によって変わってきます。固定する組織同士の締め具合が甘かったりすると、いわゆる「後戻り」のリスクが増大するので、受ける場合は形成外科としての経験がある医師や、やはり二重整形を多く担当している医師が適しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?