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6/20(土)インド舞踊エクササイズ・朝レッスン10~11時

座学:ムドラー
インド舞踊の世界では、心の内側を「手」を通して外側に表現することを「ムドラー」と呼んでいます。インドパフォーミングアーツ最古の教典「Natya shastra」では、ムドラーの重要性を以下のように述べています。

Yato hastastato drishtihi
手があるところへ 目が向かい


Yato drishtitato manaha
目があるところへ 心が向かい

Yato manastato bhavaha
心があるところへ バーヴァが起こり


Yato bhavastato rasaha
心があるところに ラサが起こります。

※日本語は私の訳です、悪しからず。

バーヴァというのは、誰もが元々持っている「感情」のことです。
インド古典舞踊では、舞踊家によってバーヴァが正しく表現されると、それぞれのバーヴァに対応したラサ(観客の感動、感情)が観客の中に起こる、と言われています。観客の中にラサを湧き起こすことは、インド古典舞踊で「アビナヤ」と言われる表現の最終目的です。

内容:

●エクササイズ

●リズムに合わせた3段階の速さのステップ(3種類)

●お花を乗せた手(プシュパンジャリムドラー)の動き<左右、一周>

●バイタ×100回→休憩兼足踏み100歩

●深呼吸しながら大きく合掌→呼吸と心と体を1つにする練習

●クリシュナ神の横笛を持つ手(両手シムハムカ)

●曲に合わせてダンササイズ

●クールダウン


練習後の質問コーナー→ドゥパタの巻き方

今日使った曲は、チャンダナ・チャルチタ<ギータ・ゴーヴィンダより>

https://www.youtube.com/watch?v=WlAdBPoU5MQ

↑この音源ではありませんが、歌詞は同じです。1:30くらい~英語訳付き

クリシュナ神への愛を歌っています。