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今はもう、秋。

秋だ。

とてつもなく、秋だ。

2021年の夏も熱く
そして慌ただしく
私の体内の水分は汗となって放出され
未確認植物を巡って
ちょっぴり可笑しく、実はとってもホラーな物語の中を生きた。

夏はいってしまった。
軽く、帽子を掲げ、ひょいっと会釈をして。

後腐れがいつだってないのが
夏の君の特色だ。

“ひと夏の…”というフレーズがあるように

なぜ、夏だけ許されるのか。
夏には、特別な“なにか”があるのだろうか。
随分と甘やかされてるなぁ、夏の君は。

はい。

こんにちは。まりゑです。

ミュージカル
『リトル・ショップ・ホラーズ』
リベンジ公演

無事、閉幕致しました。
千穐楽を迎えることが出来て、気づけばもう一週間とかになるのかな。
早いものです。

リベンジ公演というだけあって
この作品は去年のコロナ禍が始まった当初に公演を打とうとしていたもので

見事に一週間で公演中止を余儀なくされたわけです。ぽっかり穴が、劇場にも私の心にもあいたわけです。

一週間、幕を開けられただけでも
“奇跡”だったように思う。

それから一年半の時を経て叶った“リベンジ公演”

実際去年の公演時よりも
状況は良くなったとは言えない中での公演。

制作陣も我々演者もそしてお客様も
不安渦巻く中で、この作品の“千穐楽”を祈っていたに違いない。

制作スタッフ陣の苦労は、本当に本当に
言葉では表せないものだったと思う。
稽古場でのコロナ対策しかり、日々検査の用意や嵐、稽古場の消毒から、靴裏の消毒、マスクの交換の徹底まで
気苦労絶えない状況のなかで
いつも我々演者を気遣ってくれる姿に、ひそかにどこか申し訳ない気持ちにもなった。

舞台は総合芸術だ。
誰一人欠けても、興行は難しい。
演者だけではなく、スタッフ陣しかり。

そんな光り輝くスポットライトの裏に
沢山の苦労と涙と祈りがあることを
忘れてはいけないなぁ、と思わされるわけです。

千穐楽を迎えての
その瞬間での、気持ちはカーテンコールや
私のラジオトークで語っているので
【まりゑのラジオまがい】

こちらでお聴きくださいませ。
お便りも随時募集してますわよ。

そんなこんなで
熱い熱いどひゃーな、2021年夏の君がいってしまったわけだ。


今はもう秋。

ということは
2021年も、もう終わりに向かって走りだしてる。

永遠に続くかのような、緊急事態宣言
永遠に続くかのような、マスク生活
永遠に続くなのような、除菌過多手荒れ祭

でも

この世界に“永遠”なんてものはない。

生あるものには
必ずや、死が訪れる
私も、そしてアナタも。
限りがあるのだ。限りが。

世の真理はいつだってブレない。

だからコロナっち、
そろそろいってくれ。頼む。
私たちにも限りがあるんだ。
限りある今を目一杯楽しみたいんだなぁ
だから頼むよ、そろそろ、ね?

閉店だ、と言われているのに
くだを巻いて帰らない酔っ払いみたいな感じになってるからさ、今。
ね?ほら…もうこの際だからお勘定はいいよ。ツケにしといてあげるから。さぁさぁ、ね?

てな具合で

空(くぅ)に話しかけてみたりする

今はもう、秋。
コロナにはもう、飽き飽き。

きゃーさぶーーー。
冬の君がきちゃーう。やーん。

では、また。

私、まりゑ、はい。可笑しな人間です。分かってます、ええそうですよね。だもんで、そんな可笑しな人間と一緒にいたら絶対人生に少しの可笑しさをプラスできます。 一家に一人、まりゑ。いかがですか? ここで様々なことをシェアし、ありったけ自分なりの表現で皆様に還元していけるように努めます。