日本白地図ひとり旅①京都へ

昨日大学で授業を受けている最中に突然、「あれ、尾道行きたいかも、、?」と思ったら、なんだか感情が高まってきてしまい、今私は京都へ向かうバスの中です。

尾道は知り合いのお姉さんが「就活してたけど尾道に行ったら移住したくなって、した」と言っていた場所だ。ちなみにそのお姉さんは現在、広島空港内にあるチョコレートのお店を経営しているらしい。カッコよい。

先日長い間お世話になったバイト先を辞め、新しいバイトも12月からなので、平日も休日も一切バイトを入れず悠々自適な生活を送っている。しかも大学は月・金で全休にしているので今日から月曜まで4連休。天気を見てみたらこの先ずっと晴れ。行くしかない!となるのは当然の流れだろう。

昨日は前から仲のいいAと赤羽で飲もうと決めていたので、5限が終わった18時ごろ赤羽に向かった。赤羽ビギナーである私たちは想像を絶する赤羽の活気に圧倒されながら(もっとなんか、荒んでる感じかと思ってた)、街を歩いて気になるお店に入店した。

超安くてモツ煮はおいしくて、コロッケもおいしくてレモンサワーも飲めて、いい気持ちでお会計をしようとしたら、なんと

2000円ぴったり!
嬉しくなってしまい二軒目に行った。

気分がいいから、午前中考えてた尾道への気持ちが再燃し、「明日から行ってくる!」とAに宣言してしまった。
もう引き下がれないし、4連休なんてこの先の人生そうそう取れそうにない。もうノリノリだ。

しかし交通はそう甘くなかった。
前日に探しても尾道行きの深夜バスは全部売り切れ。深夜バスの三倍ほどの値段を出してまで飛行機や新幹線に乗れるほどのお金なんてあるわけがない。

やむなく行き先変更で考え直し、結局滋賀県に行くことにした。私は美術館好きなのだが、琵琶湖の近くにはどうやら、あのルーヴルのピラミッド部分を手がけた建築家が設計した「MIHO MUSEUM」というものがあるらしい。聞いたこともなかったが、「桃源郷」とも呼ばれるほど美しいようだし、そこまでの道のりに美しいトンネルもあるようだったので、とりあえずここに決めた。

何より「おっ」と思ったのが、東京から滋賀県に行くには京都を経由しなければならないことだ。京都のような超人気激混み観光地に行く気分ではなかったが、普段の京都旅行では行けないような美術館が街中にあるようなので、それも行ける!三島由紀夫の「金閣寺」を読んだばかりなので行きたい気持ちもなくはないが、また今度にしよう。

こんなことを考えていたら時刻は1時を回っていた。早速京都行きのバスを確保しようとするも、なんと営業時間が1時に終了し、開始は5時だという。残席数が3席だというし、このバスに乗れないと全てがおじゃんになるため私は朝5時まで起きていることにした。

これからの予定を立てなければならない。準備は明日出かける前にしよう。滋賀県やっぱり何もないな。京都に戻って美術館に行ったあと、どこに行こう?そういえば豊島のあたりに行きかたったんだよな。そうしたら夜には松島に行っておきたい。そういえば京都の宿も取らなくちゃ。うんぬん。

考えることが多すぎて、初めてのひとり旅が楽しみすぎてアドレナンは出まくり気づけばあっという間に5時になっていた。

無事バスを予約し終え、あらかたの予定を立て終わり、こんな時間まで夜更かしさせてしまった愛犬と就寝。

そして今朝だ。

てんてこ舞いだがこの勢いに乗らない手はない。サッと準備してバスタ新宿からバスに乗り込み、今を迎えている。

こういったバスは初めて乗るのだが、三列シートで思ったよりパーソナルスペースが確保されており快適だ。21時到着予定なのであと2時間くらいかな?

久しぶりの京都。
夜の京都の空気を早く吸い込みたい。

楽しいね。

今夜はゲストハウスに泊まり、明朝MIHO MUSEUMに出発する。
ゲストハウスもはじめてだから色々不安だけど、
まあどうにかなるでしょう。

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