お絵描きホーホー論

理屈で絵が描けることを証明する「お絵描きホーホー論」  ■YouTube https…

お絵描きホーホー論

理屈で絵が描けることを証明する「お絵描きホーホー論」  ■YouTube https://www.youtube.com/channel/UC4JMUJYCi-5rY3l2a31cxuw  ■旧ブログ https://www.oekaki-hoho-ron.com

マガジン

  • イラスト制作関連

    作品構想の練り方、イラストの仕上げ工程テクニック、その他諸々。

  • 透視図法関連

    趣味の研究です。透視図法の理論の徹底解剖や、独自技法の開発など。

  • 物語生成術関連

    物語の作り方の理論化について研究しています。作品のモチーフの選び方、ストーリーの構成の仕方、作品コンセプトの作り方、面白い物語の要因など。

  • 有料記事

    市販の教本などでは得られないような、痒いところに手を伸ばした研究成果です。科学的に検証したり、再現性のある制作工程を考案したりしています。

  • お絵描きのメカニズム関連

    絵の練習の記録です。過去の練習でも学びを蓄積し、仮説を立て、解決方法を調査し、実践して結果を考察し、次に繋げることを目的としています。

最近の記事

  • 固定された記事

【物語生成術概論】 ストーリーの構造分析と編集技法

シナリオ制作技術の必要性画力の上達も大切ですが、オリジナルの物語を完成させる難しさはその比ではありません。絵を練習する人は面白い作品との出会いに触発されて自分も作ってみたいと考えているはずです。 そこで、実際に作品を作ろうとした際にどのような知識が必要になるのか、自身の創作行動を観察してみましたが、以前から感じていた物語の構想を練る部分で停滞 する問題が立ち塞がります。つまりアイデアが思い付かず「何を描けば良いのか決まらない」問題です。アイデア出しの補助として二次創作を前提

有料
500
    • 【キャラデザ生成術概論】 キャラ設定とイラスト制作の実演

      まえがきキャラデッサンというとかなり広い範囲を指す技術なので、明確な理論化は難しいと思います。現段階でできることは難解なキャラデッサンのノウハウについて、できるかぎり情報処理の量を減らして簡略化することです。難しさ故に挫折しやすい第一関門をどうやって突破するかにフォーカスした練習方法や作品制作の思考方法を確立すべきです。 イラストレーターのさいとうなおきさん(@_NaokiSaito)は、小難しいノウハウを使わず楽しく気楽にイラスト制作を出来るようになるYoutubeチャ

      有料
      500
      • レイヤー描画モード全知識 ~光学と色彩学で解説~ 【自分用メモ】

         デジタルで絵を描いている人なら、ほぼ確実にイラストの色塗りで「乗算」や「オーバーレイ」などの単語を目にしたことがあると思います。そして、大体の使い道は知っていると思います。ですが、物理現象としての光の表現を再現する方法は知っているでしょうか。昼行と夕日の違いをどう塗り分けるか、逆光の眩しさの再現方法は、反射光による色移りの再現方法は、発光する物体の表現方法は、リアルな空間の陰影をシミュレートする思考方法は。絵とは空想上の空間を実在感を以て再現する為に描くもので、つまり現実の

        • ボヤけた視界で正確に模写する「シルエット知覚」のやり方 【絵練習ノート2】

          どうも、理屈で絵が描けることを証明する「お絵描きホーホー論」です。絵の練習しまーす。 ↓ 前回の【絵練習ノート】 これまでの学びを知識体系に取り込む考察前回は久しぶりに練習開始したためにほぼこれまでの練習の記憶が飛んでいたため、思い出すところからはじめました。そして、模写練習をするなら何を意識しながらやるべきかという目的を設定し、それが「模写練習した内容を記憶に定着させる」ことだと考えました。 具体的にどうやって模写していたかというと、手本のイラストをじっくり観察しなが

        • 固定された記事

        【物語生成術概論】 ストーリーの構造分析と編集技法

        マガジン

        • イラスト制作関連
          お絵描きホーホー論
        • 透視図法関連
          お絵描きホーホー論
        • 物語生成術関連
          お絵描きホーホー論
        • 有料記事
          お絵描きホーホー論
        • お絵描きのメカニズム関連
          お絵描きホーホー論

        記事

          絵の記号を記憶に定着させる模写練習の方法の模索【絵練習ノート 1】

          どうも、理屈で絵が描けることを証明する「お絵描きホーホー論」です。絵の練習しまーす。 久しぶりに練習してる最中に「模写練習ってあんまし意味なくね?」と思ってしまったので解決策がないか模索することにしました。やっぱり絵の上達は知識量なので暗記しないといけません。これまでの経験からして、頑張って練習してもガッカリするときって練習内容が記憶に定着してなかったときだと思います。記憶を定着させる模写練習があれば実践してみたいものです。 自分の考案した理論を思い出すところからこれまで

          絵の記号を記憶に定着させる模写練習の方法の模索【絵練習ノート 1】

          透視図法の勉強方法について 【透視図法の科学0】

          どうも透視図法オタクのお絵描きホーホー論です。今回はお絵描きで透視図法を使うときに、どのような知識を持っていれば迷わずパース作画作業が進められるかを突き詰めた結果、理論的な三つの視点から透視図法の仕組みをメタ認知することと、透視図法に関する用語や手法の名称をからめて要約することで、客観的かつ体系的なイメージを掴んで安心して透視図法を使うことができるという結論にたどり着いたので、そのことをわかりやすく解説します。 その三つの視点とは何か。一つ目は透視図法という呼び名の由来にも

          透視図法の勉強方法について 【透視図法の科学0】

          「透視図法の絵」と「肉眼の風景」の違いが分かる3つのポイント 【透視図法の科学1】

          キーワード|透視図法の装置, 足線法の原則, 幾何学法則, 両眼視差, 網膜の歪み| どうも透視図法オタクのお絵描きホーホー論です。この記事は、透視図法の仕組みを科学的・数学的に証明しながら解説することで、絶対に間違わずに理解できる講座です。透視図法を勉強中だけどイメージが掴めないとか、すでに透視図法は使えるけど理論は理解していないという人は、ここで紹介する透視図法を理解する3つのポイントを参考にして透視図法の体系的なイメージを掴んでみてください。 透視図法を理解する3つ

          有料
          120

          「透視図法の絵」と「肉眼の風景」の違いが分かる3つのポ…

          才能も熟練もいらない物語の作り方の考案 【物語創作理論 #02】

          TOPICS|物語の構造を体系化。機械的に物語創作できるか検証| 「物語創作理論」は「理屈で物語が創作できることを証明する」ための理論です。こちらの「神話・伝説・昔話にインスパイアされる方法」の記事で、既存作品からプロットを抽出して物語を再構築する方法について考察しました。ここでいう既存作品とは往往にして面白いと評判を博していたり、太古からの使い回しに耐えうる実用性を持つものを指します。そこで既存作品の物語の大枠を抽出して再利用することで作品としての最低限の面白さを保証でき

          才能も熟練もいらない物語の作り方の考案 【物語創作理論 #02】

          神話・伝説・昔話にインスパイアされる方法【物語創作理論 #01】

          TOPICS|オリジナルストーリーの作り方。既存作品からプロット抽出して掘り下げる| 物語の定番パターンを学ぶ必要性絵の作品制作には、絵を描くこと、物語を作ること、画材を使うこと、この3つが不可欠。それぞれ「描画技術」「表現技術」「製造技術」と呼んでいる。描画技術については「お絵描きのメカニズムver1.11」によってある程度理論化できている。製造技術については画材メーカーのマニュアルを読んだり、ネット公開されているチュートリアルを読めば事足りる。しかし表現技術だけはどうす

          神話・伝説・昔話にインスパイアされる方法【物語創作理論 #01】

          お絵描きのメカニズム ver1.11 【入門編】

          TOPICS|お絵描きのメカニズムの要点。練習に導入するた平易な言葉で解説| 1 お絵描きのメカニズムとは  1.1 なぜ考案したか絵が描けるようになりたいと思っていたけど、練習がつまらなかった。絵を描くことが好きなのではなく、絵が描けるようになることに興味があった。練習とは大量に模写練習をすることだと考えていたので、数をこなしてまで学ぼうとしているものさえ特定できればいろいろパスできると考えた。 お絵描きのメカニズムは、お絵描きに興味はあるけど熱中するとまではいかない

          お絵描きのメカニズム ver1.11 【入門編】

          構図デッサン ~お絵描き手順の条件分岐~

          TOPICS演出意図でなく描画手順で構図を分析。理屈で描くシチュエーションと感覚で描くシチュエーション| 描写ではなく描画する技術を知りたい現在の研究テーマであるお絵描きのメカニズムについて執筆しているとき、図解を作成することにつまづきました。この時やろうとしていたのは、作画に使われる絵の記号をカテゴライズして、個々の記号の使い方を実演するつもりでした。しかし、記号の使い方は理解できているのに、記号を使うための解説用の画像の適切な構図がなかなか思いつきません。どういう構図な

          構図デッサン ~お絵描き手順の条件分岐~

          お絵描きのメカニズム 第4巻 〜「知識の検索」と「気分の高揚」〜

          TOPICS|必要なタイミングで知識を思い出す「記憶の活性化」と、絵を描くモチベーションを高める「高揚」| 前回の記事の「お絵描きのメカニズム第3巻 〜知識のカテゴライズ〜」に引き続き「お絵描きのメカニズムver1.0」の最後のシリーズとなります。ver2.0にアップデートする考察はすでに開始されていますが、まずは土台となるver1.0の完成となります。 今回で下図の目次は一通り網羅されました。第2部の表現内容については未定です。 第4章 練習タイプ4(思いつき・機械的

          お絵描きのメカニズム 第4巻 〜「知識の検索」と「気分の高揚」〜

          お絵描きのメカニズム 第3巻 〜知識のカテゴライズ〜

          TOPICS|絵の記号をカテゴライズして知識体系を整理し、好きな絵の分析方法、絵を描くときの思考過程を理論化| 前回の記事の「お絵描きのメカニズム 第2巻 〜感覚で描く絵、理屈で描く絵〜」に引き続き、お絵描きのメカニズムの第三弾になります。記事を描くのに半年単位のスパンを空けてしまってるのでかなり考え方が変わってきてはいますが、ある程度は一貫性を保っていると思います。ただ、今回の文章化のための勉強で大きく改善すべき点が見つかったので、部分的にフローチャートの順序の入れ替えが

          お絵描きのメカニズム 第3巻 〜知識のカテゴライズ〜

          お絵描きのメカニズム 第2巻 〜感覚で描く絵、理屈で描く絵〜

          TOPICS|模写練習とは何か。確実に知識を身につける方法は。漠然と数をこなす練習をしない上達方法| 前回の記事の「お絵描きのメカニズム 第1巻 〜絵は才能でなく根気で描ける〜」では主に「具象領域」について解説しましたが、今回からは「抽象領域」に突入です。ぜひ言語と記憶だけの曖昧な世界を堪能してください。 抽象領域 緒言|~感覚に頼らざるを得ない~ 練習タイプ1(転写)は外部記録をしっかりと観察しながら描けるので、手本という模範解答がある中で練習が行えていました。しかし、

          お絵描きのメカニズム 第2巻 〜感覚で描く絵、理屈で描く絵〜

          お絵描きのメカニズム 第1巻 〜絵は才能でなく根気で描ける〜

          TOPICS|これは「理屈で絵が描けることを証明する」第一歩。言語化の重要さ、練習のステップ、上手い絵の定義とは| 以前からTwitterの方で結構考察してた「お絵描きのメカニズム」をそろそろまとめないといけないということで、自分で実験してたどり着いた地点までを文章にしました。今回の記事ではお絵描きのメカニズムを部分的に解説しています。残りは数回に分けて文章化していくつもりですが、今回の掲載範囲がお絵描きの基本だと思うので十分役立つと思います。 ところで、文章化するにあた

          お絵描きのメカニズム 第1巻 〜絵は才能でなく根気で描ける〜

          対角線分割法 概論 〜透視図法の空間を対角線で測るアイデア集〜

          TOPICS|透視図法の原理の根幹を成す「対角線分割法」の解説。お絵描きの空間測定に役立つ| 今回の記事は以前から独自開発していた対角線分割法のとりあえずの完全版リリース報告です。半年前に「透視図法の基本原理「対角線分割法」誕生の軌跡 〜3次元を2次元に変換する仕組み〜」の記事でキッカケを掴んでから実用性の模索をしていたのがやっと形になりました。 本来の透視図法は、被写体のシルエットを透明板にプロットしていくという原始的な作図方法です。透視図法に目線の高さ(アイレベル)と

          対角線分割法 概論 〜透視図法の空間を対角線で測るアイデア集〜