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絶滅危惧種のぶらぱん

ぶらぱんという言葉についてのボキャブラリーレッスンは省略します。

横須賀のぶらぱんにも色々いて、私の友人達は見た目麗しいぶらぱんです。お勉強も仕事もできて社会人として普通に生きているのに、会社から一歩出た途端仮面をさっとはずしてせいせいしたような顔をして「その肉感的な体で黒人とつきあったことないの?もったいないね」などという女達です(つきあったことはないがやったことならある。たった一人だけ。これは彼女達も知らない私の秘密です)。公と私の顔を使い分ける。
対して本日のコラムで書く絶滅危惧種は、見た目が強烈で、15年前くらいであれば日本人同士なのになぜか英語で会話しながら(しかも頭が悪いからそういうことを堂々とできるわけで、当然下手)ドブ板を闊歩するような女性達です。公と私の境目がなくぶらぱんであることがライフワークみたいな女性達。
過去にブログでドブ板の住人風になれるメイクアップテュートリアルの動画について書きましたが、

絶滅危惧種はこんなもんじゃなくて、

1.肌を焼きすぎたせいか水分が完全に飛んでいて色も質感もビーフジャーキー
2.目が合ったら呪われそうなアイメイク(アイラインの太さが病的)
3.似合わないカラコンのせいで強調されるブス度(多分本人達の脳内では自分の顔がローラみたいな顔に変換されているはず)
4.なぜか黒髪は死守。エキゾチシズム演出目的か
5.自分は日本人ではないと思っている
6.彼女達のファンタスティックな語彙力で交わされる「日本人同士なのに英語で行われる失笑者の会話」における頻出単語はほぼ卑語

少なくとも上記6つのオールインワンです。
ところがここ10年くらいでしょうか、ドブ板を歩いていても日本人同士なのに下手な英語で会話をするぶらぱん達という種に出会わなくなりました。これはこの行為がいかに恥ずかしいか、先代達を見て学習した若いぶらぱん達への世代交代がうまくいっているからでしょう。その若い世代というのがClub US(閉店済み)、Club54 あるいはISISという若い黒人兵士達が集まるバーに毎週のように顔を出すぶらぱん達ですが、やはりビーフジャーキーはいませんよ。これらのバーに興味を持った方は筆者が運営するブログのThe Honch(この世の果て)というテーマの記事を暇つぶしに読んでみてね。

そんなわけでやや浄化された感じの横須賀基地周辺はやはりつまらないなぁと思っていましたが、先日友人と話していて絶滅危惧種が話題になりました。
「あ、実は私もその二人、気になってるの。あそこまでハードコアなぶらぱんって今どき珍しいよね」
多分同じ女性達のことを話しているだろうとすぐにわかったのは、絶滅危惧種の特徴をすべて備えていたのと行動範囲の一致でしょう。特にメイクは時が流れても絶対に変わることのないであろうきついメイク。ベースの付近をちょろちょろしているのにベースには入ってこない(ベースアクセスがない)。年増の二人組で年長者の方は特徴のあるタトゥーをがっつりと入れている。服を着ていてもよく見えるところにあのタトゥーということは、ごく一般的な日本のオフィスではもう仕事はできませんから、完全に退路を断ったというか、そういうところで仕事をする必要のない女性なのでしょう。いつかアベマリアのnoteのためにインタビューに応じてくれないだろうかと願わずにはいられません。ブログでも何度か書いたと思いますが、彼女達こそ横須賀はドブ板の貴重な観光資源だと思うのです。

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