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どぶ板に咲く遅咲きの花々


◆この記事は「横須賀の中年国際結婚市場でフィリピーナが強い理由」という記事の続きです

横須賀の中年国際結婚市場における日本人女性の成約率の低さに関して、
私がずっと書こうと思っていたことを代弁してくださっているかのようなコメントをくぅ様からいただきましたので、本題に入る前にまず一部引用します(ブログの方にいただきました)。

やはり、結婚となるとメリットがないとしませんよね、特に男性は。 そのメリットをどこに見出すかは人それぞれでしょうが、横須賀の中年国際恋愛市場にいらっしゃる女性のどのくらいの人たちがそのメリットを提供できるのでしょう。 そこに結婚への道はかかってくるのでしょうね。 って、みんながみんな結婚したいと思ってるかもわかりかねるところではありますが…
しかし、「自分の魅力を過大評価」してるもしくは「若くて(若くなくても若々しい魅力的な男性)性的魅力がある男性」にしか興味を持てない中年女性は、見てるこちらが切なくなります… 自分のこと棚に上げて年もそんなに変わらない男性を「なんかおやじくさいんだよね…」とか、言ってる人いますよね。 確かに年の割に妙に老け込んでる人もいらっしゃいますが、でも、「いやそれあなたが言う? JKのノリで??」 と突っ込みたくなります。 しないけど。
国際恋愛市場では、中年女性にも日本でのそれと比べると需要はあるような気がするんですよね。 結婚を視野に入れたお付き合いを希望するのなら、同年代か少し上にターゲットを変えればまだ可能性はありそうなもんです。 ただ、若いうちならあほみたいな夢物語みたいなこと言ってても笑って済ませてもらえるかもしれませんが、いい年こいてJKみたいなことばっか言ってる中年女性は目の肥えた中年男性からは鼻にもかけられないでしょうけど… 厳しいですなぁ。

この非常に分かりやすい、内容としては記事よりも充実しているコメントに対して筆者がお返事をする往復書簡的に続きを書いていきます。

中年の国際恋愛・結婚市場におけるメリットとは

純粋にセックスや恋愛の駆け引きだけを楽しむ関係ならばメリットはそれほど重要視しないでしょう。だけど働けば働くほどお金が入ってきた、経済が右肩上がりだった時代に比べ、今のご時世で結婚となるとメリットに対するこだわりはより大きいと思われます。国際結婚市場に限らず、愛情や尊敬の念の燃えカスすらないような冷めた夫婦関係でも、メリットがあれば婚姻関係は維持されるものです。
私が知っている日本人の中年女性が2年前くらいにアメリカ人と結婚したのですが、彼女のメリットは何だったかというと、1.外見の美しさ(異様に若く見えるんだけど、かといって美魔女を自称する「趣味は自分♪」みたいなタイプではなく、むしろ不摂生な女性です)2.子供が成人している 3.ちゃんと仕事をしている ということでしょうか。
アメリカ人との結婚となると日本人との結婚に比べてセックスはより重要な要因になってきますから、「そそる外見」は男性にとってメリットです。このそそる外見についてはまた別の記事で書きたいと思いますが、老後も仲良く茶飲み仲間としてやっていけそうな資質も大いにメリットになりえますが、アメリカ人は二人という単位を考える時「男と女」であることをとても大切にすると思います。
2つ目のメリットですが、これは中年カップルに多い再婚同士の場合、もうお互いの子供の教育のことについては心配せずに、二人でのんびり暮らせるというメリットです。二人が人生において同じステージに立っているわけですから、稼いだお金を自分達の余暇、老後に回せると思うと、心穏やかに余生を過ごせる気がしてきますよね。
3つ目は書くまでもありませんが、筆者がブログの「民間人に比べて米軍兵士のデキ婚・離婚率が高い理由」という記事で書いたように、米軍将兵あるいはGSと結婚すること=ゴールで、あとは夫に、軍に寄生して生きていこうという女性は大勢います。その逆で仕事をちゃんとしている女性というのは、それだけで男性の警戒心が薄れます。寄生してくるのではなく、お互いに寄りかかれる関係を築いていけそうというメリットがあります。

「私と結婚できることがメリット」と思えるたくましさ

横須賀基地周辺で婚活をするおばさん達は、このメリットという感覚がずれているのです。マーケットにおける自分の価値を把握できていないからでしょう。既述の3つのメリットでいえば、仕事はちゃんとしているんだけど、外見的な魅力がいまいち。だけど若いイケメンに「子供は作れなくても君がいれば幸せ」と言ってもらえる、言わせることができるという根拠のない自信があるのです。
例えば20代半ばのイケメンアメリカ人を狙う40代半ばの日本人女性S子さんという人がいたとしましょう。社交辞令でイケメンが言ったひとことが、彼女の心を潤し、癒してしまい、彼女は彼の気を引くために必死になり始めました。どんなにすごい美人でも、40代半ばの女性が20代のイケメンをexclusiveな関係に持ち込むのは難しいというのに、お世辞にも美人とはいえないSさんは結婚の可能性まで考えていました。
このイケメンには若く美しい女性と結婚して可愛い子供を作るチャンスがいくらでもあります。「だけどそれをなげうってでも結婚する価値が私にはある」と思えるたくましさにひれ伏してしまいました。分相応という言葉に縛られない自由さ。自己肯定感は強くても問題ありませんが、ここまで強いとそのうちストーカーになってしまいます。「いい思いをさせてもらったな」であっさりと終われないと後が大変です。
どんなに必死に女を磨いても若く美しい女性にはかなわないものですし、その差は開く一方。現役の女としてかなわなくなったのなら年上の女性の包容力で勝負しようにも、なぜかこういう無理ゲーに果敢に挑むおばさん達に限って英語力はいまいちなのです(ここは本当に不思議な点です)。包容力だけで男性を惹きつけておくにも限界があるというのに、そもそも包容力を感じさせることができるだけのコミュニケーションがとれない。

cougarになるならIvana Trumpみたいにつきぬけてしまったほうがいい

一回り以上の年齢差を乗り越えて結婚したカップルといえば、Ivana TrumpとRossano Rubicondi夫妻。なんとその年の差は24歳。一度離婚したのち寄りを戻すもまた別居を経て、今もくっついたり離れたりを繰り返しているのでしょう。

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(画像はPEOPLE.COM "Ivana Trump Breaks Up with On-Off Ex-Husband No. 4, Rossano Rubicondi: 'I Just Want to Be Free'"から転載しました)

ドナルド・トランプ氏と離婚した後のIvanaさんは、イタリアン・スタリオン系のイケメン達を捕食するcougarとなりました。一生遊んで暮らせるだけの財産を持つ彼女は、私の想像ですが、結婚相手に安定、誠実さといったものは求めず「美しくて刺激的ならそれでいい」という考えなのではないでしょうか。若くていい男を飼えるだけの経済力があり、セルライトの目立つ太ももを露わにして水着を着て堂々と若い夫と日光浴を楽しむ姿を見ていると、周囲の目などまったく気にしていないことがわかります。
「Rossanoが金目当てなんじゃないかって?あたりまえじゃない。そうじゃなきゃこんなばばぁとつきあわないでしょうけれど、私はそれでいいのよ」というIvanaさんの声が聞こえてきそうです。
三人の子供も成人し、彼らが孫を連れてきても「じゃあそろそろ自分の時間が欲しいから連れて帰ってくれる?それじゃあまたね!」と言えるIvanaさんが持つ財力、そして彼女の苗字が持つパワーは、男性達、特に財力も知名度もない男性にとってはとても大きなメリットです。
Ivanaさんのようにつきぬけられるだけの経済力がない限り、一回り以上年下の男性に提供できるメリットはないでしょう。彼女くらいのレベルである必要はありませんしそもそも無理ですが、ヒモを飼っていける程度の経済力を持たないと年増は若い男性をひきとめられないと思います。追いかけるのが楽しいという人はそのまま楽しめばよいと思いますが、結婚につながる恋愛がしたい人にはおすすめしません。

遅咲き=外国人男性に導かれ、今が満開!だからこそ同年代や少し年上に魅力を感じない

この遅咲きの女性達のもう一つの共通点として、外見があまりぱっとしないということが挙げられます。おそらく若い頃あまり日本人男性にちやほやされなかったのではないでしょうか。そして女として人生を楽しむことのないまま歳を重ね、男性にあまり免疫もないままひょんなことから出会った外国人男性に遊ばれつつも「私もまだまだ女としていける!」と花開いてしまった。だから年齢的には女の晩秋でも行動はまるで盛夏。若い男性、あるいは若くなくても性的魅力にあふれる外見の男性ばかり追いかけて、年齢が自分よりも少し上の枯れた感じの男性など眼中に入らないという感じでしょう。年代的にはそこらへんを狙えばうまくいきそうなものですが、遅れてやってきた青春がまぶしすぎて盲目の状態。おじさん達が声をかけても「あんなおじさんが誘ってくるなんて・・・!!!」と憤る始末。多分国際ロマンス詐欺の被害にあう人ってこういうタイプなのかなぁと、彼女達を見ていて思います。
そしてこうして歳をとって狂い咲く様子を見ていても、目につくのがへんてこりんなファッションなんですよね。ホルターネックのチュニックにスキニージーンズ。ここまでは普通ですが、なぜか足元はリクルートスーツに合いそうなローファーとか。

需要はある!だけど国際恋愛・結婚市場に潜む罠に気を付けて

国際恋愛市場、特に横須賀基地周辺では確かにドメスティックな市場に比べたら中年女性の需要はあります。バツ1はかなりいますから。だけど日本人女性として気を付けなくてはいけないのが「わけありで母国には帰れないから、日本人女性と結婚して日本にとどまりたい」と思っているアメリカ人に狙われないようにすること。
日本人女性と結婚して日本に留まろうとする外国人男性といえばまず思い浮かぶのがアフリカ人でしょう。それに比べアメリカ人は警戒されません。あれだけの大国であれば帰国しても仕事はあるだろうし、日本にこだわる必要もなかろうと思ってしまいそうですが、実はわけありのアメリカ人男性は結構います。だけどアフリカ人に比べ、警戒されない。こういう男性は何としてでも日本にとどまりたいから、歯の浮くようなセリフを連発してあなたの心の中に飛び込み、一刻も早く成約を望みます。
そういう男達はバツの数を詐称します。女性の警戒心を解くためバツ1と言って近づき結婚まで持ち込むのですが、ボロが隠しきれなくなって結婚生活が破綻しかかった頃、夫の過去や経歴を不審に思った日本人妻が前妻(やはり日本人)をオンラインで探し出しコンタクトをとってみて、実は夫がバツ2、バツ3だったと発覚したというエピソードを聞いたことがあります。
ギャンブル中毒、アルコール中毒(酒乱も含む)、DVの常習犯などに捕まらないように気をつけましょう。

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