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スマホでも簡単に音楽生成! #5 sunoのプロンプト、メタタグ、コマンド

第五回、どんなメタタグ(命令)が使えるの?

前回は、Lyrics(歌詞)の部分で、歌詞の前後にメタタグ(コマンド)を入れるとイントロや間奏など、さまざまな展開が追加できる、という話をしました。

今回は、実際に使えるメタタグをご紹介します。
まず、HomeのTrendingに表示されている人気曲を見てください。Lyricsの部分で、歌詞の前などに[Verse]や[Chorus]以外のメタタグがありませんか?

例えば、[Bridge]、[drop]、[Guitar Solo]、[guitar, outro]など、そういうこともできるんだぁ?と気づかされます。
実際、2分以上の人気曲はこうしたタグが多用されています。

これらの、メタタグはsunoのFAQには説明がありません。実は、Docs, Guides & Resourcesに記述があるのですが、こちらはsunoのページからは直接リンクされていないようです。
Discodeにあるsunoの解説から、ここにたどり着けます。いずれにしても、英文の解説なので、ちょっと読むのが面倒かもしれません。
https://suno-ai.notion.site/Using-Metatags-34944efe09ec41d693e314f13af44695

まず最初に、Lyricsで歌詞と共に使われていたタグには、次のモノがあります。

1.Chirp(歌う):演奏や歌唱に直接かかわるタグのようです。楽曲をデザインする上で次のタグが使えます。

  • [Chorus] = コーラス(サビ)

  • [Intro] = イントロ

  • [Outro] = アウトロ

  • [Verse] = バース(メロ)

  • [Acoustic] = アコースティック

  • [African] = アフリカ系

  • [Alternative metal] = オルタナティヴ・メタル

  • [Alternative pop] = オルタナティブ・ポップ

  • [Ambient] = アンビエント

  • [Atlanta rap] = アトランタ・ラップ

  • [Ballad] = バラード

  • [Baroque] = バロック

  • [Blues] = ブルース

  • [Boom bap] = ブーンバップ

  • [Cello] = チェロ

  • [Chill] = チル

  • [Christian & Gospel] = クリスチャン&ゴスペル

  • [Christmas] = クリスマス

  • [Country & Americana] = カントリー&アメリカーナ

  • [Dance & Electronic] = ダンス&エレクトロニック

  • [Drums] = ドラム

  • [EDM] = EDM

  • [Girl group] = ガールズ・グループ

  • [Gospel] = ゴスペル

  • [Hardcore rap] = ハードコア・ラップ

  • [Heavy metal] = ヘヴィメタル

  • [Hip hop] = ヒップホップ

  • [Indie] = インディーズ

  • [Indie rock] = インディーロック

  • [J-pop] = Jポップ

  • [Jazz] = ジャズ

  • [K-pop] = Kポップ

  • [Lo-fi] = ローファイ

  • [Orchestra ] = オーケストラ

  • [Party] = パーティー

  • [Piano] = ピアノ

  • [Pop] = ポップ

  • [Pop-Rock] = ポップ・ロック

  • [Post-Hardcore] = ポスト・ハードコア

  • [Punk Rock] = パンク

  • [R&B] = R&B

  • [R&B & Soul] = R&B&ソウル

  • [Rap] = ラップ

  • [Reggae] = レゲエ

  • [Rock] = ロック

  • [Romantic] = ロマンチック

  • [Soul] = ソウル

  • [Synth] = シンセ

  • [Synth pop] = シンセ・ポップ

  • [Techno] = テクノ

  • [Trap] = トラップ

  • [Violin] = バイオリン

最初の[Verse]までの4つ以外は、ジャンルや楽器を特定するためのタグです。

2.Bark(声):声や擬音などの支持をするためのタグのようです。

  • [announcer] = アナウンサー

  • [applause] = 拍手

  • [audience laughing] = 聴衆笑い

  • [barking] = 吠えている

  • [beeping] = ビープ音

  • [bell dings] = 鐘の音

  • [birds chirping] = 鳥のさえずり

  • [bleep] = ピー音

  • [boy] = 男の子

  • [censored] = 検閲済み

  • [cheering] = 歓声

  • [cheers and applause] = 歓声と拍手

  • [chuckles] = 笑い

  • [clapping] = 拍手

  • [clears throat] = 咳払い

  • [cough] = 咳

  • [female narrator] = 女性ナレーター

  • [female] = 女性

  • [fighting] = ファインティング

  • [giggles] = くすくす笑う

  • [giggling] = クスクス笑う

  • [girl] = 女の子

  • [groaning] = うめき声

  • [man] = 男

  • [phone ringing] = 電話の呼び出し音

  • [reporter] = 記者

  • [ringing] = 呼び出し音

  • [screams] = 叫び声

  • [sighs] = ため息

  • [silence] = 沈黙

  • [squawking] = 激しい叫び声

  • [upbeat music] = 陽気な音楽

  • [whispers] = ささやき声

  • [whistling] = 口笛を吹く

  • [woman] = 女性

こちらは、歌い方や歌詞に書かれているものの扱い方のようです。

でも、人曲で使われていた[Bridge]、[drop]、[Guitar Solo]、[guitar, outro]などは見当たりません。
実は、Guides & Resourcesには、次のようなことが書かれています。

Bark と Chirp でよく機能するタグの種類の例をいくつか示しますが、リストはすべてではありません。 さまざまなタグが機能するため、使い方を工夫してください。 組み合わせたり、まったく新しいものを試したり、Discord の #made-with-suno チャンネルでお気に入りを共有したりしてください!

そうなんです。これらのタグを組み合わせて、[guitar, outro]といった使い方をしたり、Guides & Resourcesには記載されていないタグでも、試してみると実際に使えたりするようです。
そうしたユーザーの創意工夫は、「Discord の #made-with-suno チャンネル」で共有されているようです。

次回は、手始めにジャンルのタグを使って、実際にどんな雰囲気の楽曲が生成されるのかを試していきたいと思います。

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