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みつろうキャンドルの再生

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

長年にわたって愛用してきたミツロウ100%のキャンドルの、どうしても出てしまう燃え残りを、集めて再生リメイクしました。以前にも何度かやっていたものの、かなり久しぶりで(数えてみたら..13年とか14年とか)自分でもびっくり。とても簡単、溶かして、芯を入れてまた固める・・だけだというのに、なかなか機会がないまま十数年も経ていたのか。自宅とオフィスに保管してあった燃え残りのミツロウは、測ってみると何と4キロほどに!

以前取り扱っていた、カナダ製のミツロウキャンドル。サロンでは直径15cmで長さも40~50cmのようなサイズで使っていたものです。。そういうタイプは、最後にどうしても燃え残りが出来てしまい(コツがあるようなのですがなかなか、面倒を見ることが出来ず)、長年溜め込んだ結果の4キロ。今回は、そのうちの1.3キロほどを使って、再生リメイクしました。

ちなみに、ミツロウキャンドルについてはこちらをご参照ください。またはネット検索でみて見てください。

現在のうちのショップではドイツ製の上品な感じのものを扱っていました。このような小さめサイズだと燃え残りの心配はそれほどありません(既にsoldで再入荷予定無しですが、ご参考までに)。

災害時用のキャンドルに。という意味も込めて今回思い立ったのですが、ミツロウは灯すとマイナスイオンを発生させる、天然の癒しの力を持っています。海外(欧米)では本当に今でもキャンドルは生活の中に根付いていますよね。冬の日照時間が短いヨーロッパの人々にとっては、大事なアイテムとして受け継がれてきた、文化の一部でもあり。

私も仕事であるヒーリングサロンでは、セッションや瞑想時には灯して来ました。インセンスとともに、欠かせないもの。アロマオイルを温めるウオーマーに使ったり、瞑想の時、くつろぎの時に。

さて、リメイクの仕方。あまり丁寧ではない私の方法・作業で良ければということでザッとご紹介致します。

出来上がりの図。手にしているのは紙コップで作ったもの。

大きめの鍋(うちは土鍋を使用)でお湯を沸騰させた中に、ステンレスの湯せん用の容器(特別なものが有るわけではなく、それらしいものを探して買って来ました。ビールジョッキくらいのサイズの取手付きのステンレス容器)を入れて・・ちょうど着いていた取手を、土鍋の縁に引っ掛けて使いました。ゆらゆらしますので、中で溶けたミツロウが溢れないようご注意。

容器の中に、みつろうクズを入れます。自然派やシュタイナー系ショップさんではキャンドル自作用の蜜蝋も販売していますので、探してみても良いかも。で、溶かしたミツロウを、キャンドルホルダーや空き瓶などの耐熱ガラス、またうは紙コップに注ぐわけですが、先に、芯となる凧糸を適当な長にカット。蜜蝋に少し浸して自立するようにし、割り箸を割らずにコップの上にセット、その間に用意した凧糸を、コップの真ん中に来るようにセット。

その状態で、糸が動かないよう注意しながら解けたミツロウを流し込みます。30分もすると室温で固まってくれます。ガラス瓶のものはそのまま、紙コップのものは剥がしてからちょうど良いサイズのホルダーに入れて使用します。紙コップで作ると、いわゆる普通のタンブラー、グラスがちょうど良いサイズで出来たりします。

画像のキャンドルたちが、キャラメルカラーなのは、普通の黄色っぽいミツロウだけではなく、蕎麦の花の蜜をハチたちが集めた蜜蝋から出来たダークブラウンのキャンドルが私はお気に入りで、それが混じっているので中間のカラーになりました。ラベンダーのモミガラ?のようなものも、たまたま有ったので散らしてみたので、ツブツブと何か入っています。

こういう手仕事系は私はとてもアバウトなので、インスタ等に時折載せるお料理もですが、本来ウェブで披露するような仕上がりでは無いのですが(笑)、記念に、そして参考に。。上手な方や、達人が見たら笑ってもらえそうなシロウト品質です。そうそう、プロ級のキャンドルマイスター?が見ればすぐに気づく欠点が、糸が細い!こと。

これだと、溶けていくロウとのバランスが良く無いので、火が小さくなり、灯りとしては頼りない感じに。何しろ、事前に準備できていなくて、急に大晦日に思いつき、元旦に実行したので、近所のスーパーで入手できたよくあるブタさんの絵が付いた焼き豚用?の糸を使用。次回はゆとりを持って準備して、太めのコットン糸で作ろうかと思います。まだ3キロもあるので。。

キャンドル用の芯も、シュタイナー系の自然派ショップには売られています。自然派でないとパラフィンが使われていたりするので、せっかくのミツロウキャンドルには、オススメでなく。良質な、作るキャンドルのサイズに合う太さのコットン芯をご使用くださいね。

心あたたまる優しいナチュラルな灯り。甘い香りも癒されます。

元旦から大きな地震で、被災地の皆様の生活と安全の復興をお祈り致します。寒いだろうなと思うと胸が痛みます。画像で少しでも明るく温かく感じて頂ければ幸いです。

使い捨て文化の洗礼を受けて育って来たような世代ですが、質の良いものを丁寧に、リメイクして使い込んでいくような生活に憧れがあります。

世界や日本の行末を、少し危惧しながら・・ 「意図したことが現実となる」とスピリチュアル界隈ではよく言いますが、世界に溜まってしまった歪みや澱み、人々の心や社会の深奥に根付いてしまっているもの全てに、「ポジティブな意図」だけでは、「何事もない」状態で進んでいくのは難しいのだろうと感じます。

例年以上に、祈る気持ちをたくさん、味わう今年の始まりとなりました。

皆様も、心穏やかな、ご自分にも人にも優しい気持ちで過ごせる、一年となりますこと、お祈り致します。

Love and Grace
Amari