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カチャカチャしない人々


 
昨日から冷たい雨です。冬の雨は寒いし気持ちも下がります😩
 
毎年この時期になると各メーカーが新商品を発表してきます。

何度も書いているのですが、新商品だから『飛ぶ』とか『曲がらない』なんて事はありません💦

もしそうだったら10年経てばみんなが300yd飛ばすし、みんながシングルになるでしょう?

経済を回すためには、みんなが毎年新商品を買えば良いのかもしれませんが(笑)、例えばドライバーだとすると、毎年10万円近い新商品を買えるアマチュアゴルファーはそんなにいないでしょうね~。
 

そんな感じで今回は、Myクラブを使いこなしていない人達に読んで欲しい記事です。
 
近年のウッド系クラブは、各社『可変スリーブ』を採用している所が多くなっています。

各社の可変スリーブ

この通称『カチャカチャ』を自分で可変させた事があるアマチュアゴルファーはどれくらいいるのでしょうか?私の知る限り、自分で可変スリーブを動かした事がある方は1割程度かな~と感じます。

ほとんど方は『買った時のまま』とか『以前に詳しい人にやってもらった』とかいう程度だと思います。

総重量やら重量配分で『可変スリーブ』を余り好ましく思わない上級者の方もいるのですが、大手メーカーが使い続けていてプロも普通に使っているのですから、一般アマチュアゴルファーはそんなに気にしないで使えばメリットも沢山あります。

 メリットの中にはショップや工房に頼まなくてもシャフト交換が容易という事もありますし、もう一つの大きなメリットはクラブの微調整が簡単に出来るという事です。

 
下記の画像をご覧下さい。(GLOIREのレディースモデル、ロフト13°)

スタンダードポジション

1枚目の画像はスタンダードポジションでロフト・ライ角・フェイス面がそのモデルの基準値になっています。

最も捕まるポジション

2枚目はロフト15°・ライ角アップライト・フェイス面クローズです。

最も捕まらないポジション

3枚目はロフト12°・ライ角フラット・フェイス面オープンです。

 見ればわかるのですが、全く別のクラブみたいですよね。

 画像は判りやすく、MAXとMINに振ったセッティングですが、テーラーメイドのこのモデルは実際には12段階の調整が可能になっています。

 スタンダードポジションで打ってみて右に行くとかボールが上がらないなら、画像2枚目の方向に調整していく。

左に行くなら画像3枚目方向に調整していくのがセオリーです。

 例えば冬のゴルフは寒いしボールが捕まらない事が多いので、2枚目の方向で調整しておいてお昼休憩中に戻すとかしても良いと思います。
(プライベートラウンドの場合) 

Myクラブすら使いこなしていないのに、SNSで新商品を語っているアマチュアゴルファーもいますが、ゴルフ屋からすると滑稽でしかありません。

 ガチャガチャしても上手く行かない場合は、グリップ交換やらバランス調整をしてみる。それでもダメならシャフト交換やクラブ交換を検討する。

こんな順序を踏んでからでも、NEWクラブを買うのは遅くないような気がします。 

それとプロゴルファーはこの時期に色々とテストしながら次のシーズンで使用するクラブを選ぶのですが、アマチュアゴルファーは少し暖かくなって体が動く・回る様になってから試打した方が良いかもしれません。

冬に買ったクラブが夏に合わなく事は『あるある』かもしれませんから。 

もちろんNEWクラブにしてゴルフのモチベーションを上げたいとか、メンタル的な要素に重きを置いた購入なら良いとは思います(笑) 


今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


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